応援コメント

第3話 甘く生温く愚かしい」への応援コメント

  • 翠薇が復讐の念を抱くことは仕方のないことで、そして皇太子の母の命を断つ、という悪法を変えるというのは、現代の思考からすれば何ら間違っていないのですが、それを周囲に理解させることも実現することもとても難しいですよね……。

    本来彼女に恨まれ脅かされるはずの太后や皇帝、皇太子など、彼女が憎む人々からも愛されてしまいながら、それら一切を受け入れられない翠薇のありようが切なく、どう決着していくのかとても楽しみなような不安なような。

    洸廉の存在もとてもこう絶妙で、なんかこう幸せになって欲しいんですがががが。
    と謎の叫びを置きつつ続きも楽しみに読ませていただきます。

    作者からの返信

    お読みいただき、レビューをお寄せいただき、誠にありがとうございました!
    個人の恨み辛み、思慕や悲しみと国の運営は別個に存在するので、時に起きる軋轢を解決するのはとても難しいですね……。しかも長年にわたって「そういうもの」とされていることならなおさら。長きにわたって蓋をされてきた悲哀が、翠薇の代で爆発したということかもしれません。
    読み取っていただいた通り、皇帝も太子も、太后でさえ翠薇には好意を持っているのですが、その愛情を幸せに思っても良いはずなのですが、足りないのですね……。
    洸廉が翠薇の胸に爪痕を残せるのかどうか、最後まで見守ってくださいますように!