まどろみのなかに、私は朝の陽射しを感じた。いつのまにか寝てしまったようだ。もう起きなくてはならない。窓の外を見る。カーテン越しに見える空は雲ひとつなく、清々しい群青色であった。鳥のさえずりがわずかばかり聞こえたような気がする。

「おはよう、あなた。昨晩はよく寝られましたか?」

「久しぶりによく寝れたよ」

「それはよかった。ふふ、それにしてもずいぶんと昔のことを思い出していたようですね」

「む、どうしてわかったのだ?」

「それはあなたと同じそらをみているからよ」

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星の方舟 トルティーヤ忠信 @tortilla7212

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