第4話 ハッピーラストで。「生き方を変える」「ちがう自分になる」それは、怖いことじゃない。実際に、それができた人たちがいる話。努力をして、輝いていけ!

 そりゃあ、驚くさ!

 何と!

 その先生の背中には、いつかに見た、あの妖精おじさんとまったく同じ羽根が、生えていたのだ。

 「ああ、この、羽根…。気持ち、良い…」

 先生と、抱きあっていた。

 彼は、今、必死で、シュートの練習をしているところだ。

 いつかは、ダンクシュートだって、決められるようになるかもしれない。

 「あ…!バスケ部って、こうして、部員を増やしているんじゃないのか?」

 彼は、ヤンザイ先生に、上手く言いくるめられてしまっていたようだ。

 「わかったぞ!」

 勢い良く、生徒会室に、駆け込む。

 生徒会室に、駆け込んでいた。

 「バスケ部が、部員を獲得している方法が、わかったぞ!」」

 「そうか。シズヤ君、ご苦労」

 「知ったかぶりは、怖いんだ!」

 「そうか、そうか。じゃあ、生徒会室には出入り禁止っていうことで」

 「へ?」

 「お前、ヤンザイ先生に、言いくるめられたんだろう?」

 「な…」

 「お前にも、妖精の羽根が、生えはじめているぞ」

 「ファッ?」

 「そういうやつは、出禁だから」

 「…マジで?」

 「ごめんな、シズヤ君」

 生徒会、恐るべし。

 しかし、簡単にあきらめて良いものか?

 「いや、俺は負けない!あきらめたら、そこで試合終了だもんな!」

 ヤンザイ先生の教えは、強かった。

こうして彼を、バスケ部に引き留められたのだから。

もっとも、さすがに、プレイヤーとして活躍するのは、きつい。

 だから、今彼は、バスケ部のアドバイザーとして活躍している。

 「知ったかぶりは、怖いんだ。言いくるめられて、ちがう自分自身が作られてしまうからだろうよ」

 そのうわさは、当たった。

 「ちがう自分自身に、なる」

 それは、決して、怖いことじゃない。

 「ちがう自分自身に、なってやれば良い!できなくなってしまったことにたいして、どう立ち向かったら良いか、考えろ!」

 それもまた、青春のテーマなんだろうな。

 たとえば、野球。

 「もう、俺は、野球ができなくなってしまった…」

 そうわかったら、どうする?

 泣くだけ?

 悩み続けるだけ?

 努力をして、生きる方法を見つけろ!

 たとえば、メジャーリーガーの、ジム・アボットのように。

 ジム・アボットという人は、片腕を失ってしまった投手だ。

 フツーなら、相当、落ち込むところ。

 「もう、ダメだ。メジャーリーガーとして活躍することは、できそうにない…」

 が、彼は負けなかった。

 何と、片腕で、メジャーリーガーたちを、ばっさばっさと討ち取る投手に成長できたのだ!

 「どうやって、討ち取っていたのか?」

 そう疑問に思った人は、ネットとかで見てみよう!

 ちなみに…。

 漫画では、「名門第○野球部」のあの主人公が、有名かもしれない。

 彼は、プレイヤーではなく監督になることで、野球と関わっていった 1人だ。

 うん、うん。

 多様に、生きていけ!

 この声を、忘れずにな。

 「あきらめたら、そこで試合終了だよ?」

 あ…。

 良い感じの話に、なったぞ。






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いい話だ~。「泣かないで、生き方を変えていけ!」あきらめたら、試合終了だから! 冒険者たちのぽかぽか酒場 @6935

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