ユートピア編 第1話 感動?の再会
暗い空間に佇む2人の少年。
2人は向かい合い何かを話している。
「なぁ、虎…おれさ、東京に転校することになったんだ、親父がさ、東京でしごとするんだって」
「な、なんだよそれ!
俺はそんなの認め無いからな!
ま、まてよ!た、たつきー!」
「はっ!ゆ、夢か…なんて懐かしい夢見てんだよ…ははっ!って、もう8時じゃねぇか!?」
彼は巻島
新塚総合高等学校に通う1年生だ。
そんな彼は、現在遅刻寸前。
急いで、髪を直し朝ごはんを食べて準備をし家を出る。
そのあまりの喧騒に当前、夜勤明けの父親も目を覚ます。
ちなみに母親は雄虎が小さい頃に亡くなっている。
「何してんだゆうご、うるせぇぞ?」
「わり!親父、遅刻寸前なんだよ!じゃあ行ってきまーす!」
慌てて家を出る。
「こりゃ完璧に遅刻確定じゃねぇか!」
自転車に乗り、通学路をぶっ飛ばして行く。
こう見えて彼は新塚市のヤンキーだ、だが学校で毛嫌いされたりしている訳ではない。
逆に人気者だったりする。
それはやはり彼の性格だろう。
ヤンキーではあるが他の人に優しく、そういった趣味にも理解がある。
自転車を飛ばし、数分。
現時刻 8:27 、HR開始 8:30
自転車を校内の駐輪場に置き、教室までダッシュで行く。
すると、自分の教室の前にメガネをかけた所謂、隠キャのような人物がいた。
今日からこの学校の生徒か。
めっちゃ緊張するな。
「緊張してる?」
自分があまりにソワソワしてるからか、それを見兼ねた多々野先生が声をかけてくれる。
「はい、これから新しい生活かと思うとやっぱり緊張しますね。」
それを見て微笑む先生。
「最初は緊張するわよね、でもうちのクラスの子たちは良い子が多いからすぐ馴染めると思うわ。」
「はい!ありがとうございます!」
そして、歩き続ける事数分
遂に教室の前に着く。
「じゃあ、説明してくるからここで待っててね」
「はい」
教室の前で待つ事になった。
それからちょっとして、真横から髪を金髪に染めたヤンキーみたいな奴が息をきらしながら走ってきた。
「あん?転校生か?」
「そうだけど、君は遅刻かな?」
「へへっ、そうなんだよ、ちょっと寝坊しちゃってさ、入んねぇのか?」
「先生が説明するから待っててだってさ」
髪を金髪に染め、ピアスまで開けてるからヤンキーかと思ったが、そうでも無いのかなと思い始めた龍喜。
すると、教室のドアが開かれる。
「桜井くん、入って良いわよ〜って、巻島くん!また遅刻したのね!!」
「ん?巻島?ゆう…ご?」
突然、名前を呼ばれた雄虎は一瞬おどろくが、桜井という名字を聞いてピンと浮かぶ。
「も、もしかして…た、たつきか?」
「あぁ…」
「「え、えぇぇぇぇぇ」」
2人の悲鳴が廊下中に響き渡る。
本日はここで終わりです!
第一話、どうでしたでしょうか?
まだまだ続きを書きますので、こんな展開なんてどう?などのコメントお気軽にお待ちしております。
是非ともよろしくお願いします!
では、また次回にお会いしましょう。
see you again…
フィスト!!!〜外道に制裁を〜 天鳳 永遠 @eika_tenou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。フィスト!!!〜外道に制裁を〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます