第11話 金にがめついミナトカフェの主

どうも作者です。

皆様が応援してくれたおかげで

3/20 3000PVいきました。

ありがとうございます。

------------------------------------------------------------------------------------

悠side

カフェに入るとカランカランと小さな鐘がなる。


「……いらっしゃい」


 紫髪のショートボブの女性が静かな声で挨拶をする。


「アリちゃん、久しぶり」


 真名が笑顔で女性に声をかける。


「……あら、真名ちゃん、じゃない。久しぶり」


 女性が真名を見て表情が和らいだ。


「3人で食べに来たよ」


 真名は笑顔で女性に話をする


「……適当な椅子に座って」


 女性は静かな声で言う。


「うん」


 真名はテーブル席についた。


「愛美ちゃん、悠ちゃん、座ろう」


「うん」、「……」


 愛美は声を出して言い、悠はうなずいた。


「……」


 悠は手話で(知り合い?)と聞く。


「うん、ミナトカフェの経営者で姉上の友人のみなとアリシアさんだよ」


 真名は笑顔で答える。


「……真名ちゃん、許可もなくうちの名前を紹介したら駄目だよ」


 冷たい静かな声で真名に声をかける。


「「!?」」


 愛美と悠はいつの間にか女性が目の前にいたことに驚く。


「あ、ごめん、アリちゃん」


 真名は悪びれた様子もなくアリシアに笑顔で謝る。


「……真名ちゃん、うちの名前は有料情報なんだからね」


 不機嫌そうな様子でアリシアは真名に言う。


「相変わらずお金にはがめついね。アリちゃん」


 真名は悪びれもなくアリシアに言う。


「……真名ちゃんの友人だけだから良かったけどね」


 アリシアは冷たい声で真名に言う。


「なら、大丈夫だね」


 真名は笑顔で言う。


「仮にうちの名前は誰かに聞かれた場合は真名ちゃんでもお金をいただくからね」


 アリシアは不機嫌な様子で真名に言う。


「うん、ごめんね」


 真名は気にする様子もなくアリシアに言う。


「……」


 アリシアは悠と愛美を冷たい瞳でみる。


「「……」」


 悠と愛美はアリシアの冷たい瞳を見て萎縮した様子を見せる。


「お二人さん、うちの名前を気軽に話をしたらお金をいただくからよろしくね」


 アリシアは作り笑いの笑顔で2人をみる。


「「…」」


 愛美と悠は無言でうなずく。


「よろしい」


 アリシアはコップの水をテーブルにおいた。


「ご注文はあれで良いのかな?真名ちゃん」


 真名にアリシアは声をかける。


「うん、いつも姉上と一緒に食べてるので良いよ」


 真名は笑顔で言う。


「3人分で良いのかな?」


 アリシアは無表情で聞く。

 

「うん、3人分で頼む」


 真名は答える。


「……それじゃあ待ってて準備するから」


 アリシアはカウンターに入って行こうとする。


「……」


 悠は真名に目を向けて手話で(凪姉ちゃんの友達なの?)


「うん、そうだよ」


 真名は悠の質問に答える。


「……」


 アリシアさんと凪姉ちゃんと話しているイメージがわかないなと悠は思った。


「姉上曰く、(あっちゃんはかなり金にがめつい)と言っていたね」


 小さめな声で姉上の口調を真似て言う。


「……」


 悠も納得した表情を見せる。


「他にも(あっちゃんに貸しを作ったら容赦なくむしりとられて奴隷のような扱いにするから何か頼む時は気をつけろ)といってたね」


 真名は小さめな声で言う。


「「……」」


 悠と愛美はお互い目を見て極力関わらないように配慮しようと思った。













アリシアside

(真名ちゃん、口元の動きでわかるんだけどな)


 アリシアは遠くから調理しながら見ていた。


(次回なっちゃん来たときにとっちめて体で支払いを要求しないとね)


 惚けた黒い笑みをアリシアは浮かべる。


------------------------------------------------------------------------------------

「11話目書いたぞ」


「お疲れ様です。ところで作者様」


「?」


「ランキング、PVちょいおちてないかな?」


「……落ちてる気がしますな」


「昨日の短めはよろしくなかったんじゃないか?」


「……そうですかね」


「今後は気をつけたほうがいいかも知れませんね」


「そうですね。気をつけます」


「その意気です。作者様」


(FFTCGに集中してたらごめん)


「作者様、心の声、聞こえてる」




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る