「首切り山田浅右衛門の憂鬱」
の続編。
隠遁して、吉原にかまえた店で暮らす、山田朝右衛門。(ちょっと名前を変えてるのかな。引退した、という事で。)
あいもかわらず、昏い目で、うっそり、うっそり、吉原を歩いています。
かたわらには、あの美女がいます。
やや。
柳の影から刺客がわらわら……。
冒頭から、血煙と裂帛の気合、白刃がきらめきます。
どうやら今回(も)、名刀を餌に、朝右衛門はやっかい事を引き受けるようです……。
おもしろく、さっと読めますよ。
あ、殺陣はかっこよくも、容赦がないので、血しぶきの表現が大丈夫な読者さまに、おすすめいたします。