僕の脳内戦闘

@pochi1208

第1話 気になる人は

僕の名は石井広斗。平凡な男子高校生だ。僕には最近趣味がある。いや、趣味とら言えないことだとは自分でもつくづく思っている。

僕はよく1人頭の中で「教室内に不審者が来たらどうやって逃げるか、武器はあるのか。」と考えることが好きだ。これと言った理由はない。だが気づいたらこんなことを考えているのだ。


そして僕は今日も、不審者が来て自分と不審者の戦いを繰り広げられている。などと妄想し、1人の時間を漫喫しているのだ。戦いに無事勝利し、

ボーっと教室のドア付近を見ていると、扉が開いた。黒瀬さんだ。黒瀬さんは学年で1番モテていると噂の美少女だ。僕もそんな彼女のことをを気になっている。「今日も可愛らしいなぁ。」そんなことを思いながら彼女を見ていると目が合ってしまった。僕は咄嗟に目を逸らした。陰キャの僕なんかが彼女を見ていたら彼女もきっと気分が悪いだろう。そんなことを思っていると僕の後ろから「石井ー!」と随分と元気な声が聞こえてきた。振り返ると僕とは真逆なタイプの幼馴染、坂口颯汰がニヤニヤした目つきで顔を覗いてきた。

「なんだ?そんなにニヤニヤして」

「お前今黒瀬のこと見てたろ?笑」

僕は慌てて訂正した。

「じゃあなんでそんなに慌ててたのー?笑」

「はいはい見てましたよ」

僕は思っていることが顔に出やすい。そんな僕がつくづく嫌になる。

坂口は僕のことを試しているのか

「俺黒瀬のこと気になってるんだよなー。彼氏いる

か聞いてきてよ」

僕はすぐ拒否した。しかし

「3日前奢ったじゃんかーその貸しだよ貸し」

そうだった。3日前僕と坂口で近所のファミレスに行った時奢ってもらったことを思い出した。

「分かったよ…」僕は拒否することを諦め、黒瀬さんの方へと向かった。僕はガチガチに緊張しながら

「あの…黒瀬さん」と言うと彼女の近くで話していた女子数名が振り返った。緊張のあまり声が大きくなってしまった。そのことに僕は赤面していると、黒瀬さんは「どしたのー?石井くん」と声をかけてくれた。僕は黒瀬さんに名前を覚えられていたことへの喜びとさっきの声のボリュームへの恥ずかしさで頭が真っ白になってしまった。

「ご、ごめん!なんでもない!」とその場を離れ、再び坂口の方へと戻ってきた。

「なんて言ってた?黒瀬は」

坂口がかけた言葉を聞くと同時に自分がなにも聞いてこなかったことに気がついた。

「あぁ…えっと…」

僕がおどおどしているのをみてなぜか坂口は

「ふふっ 石井らしいな」と笑っていた。それにつられて僕も気付くと笑っていた。









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小説を書くのは初めてなので大目に見ていただけると、幸いです。ご愛読頂きありがとうございます。

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