第2話

「……………………う、うわぁぁぁぁぁあ!」


人間の子供がダンを踏んだ。


「ミ、ミックス、家へ、無事に、帰ってくれ…!」


ダンは潰れて死んでしまった。


▼△▼△▼△▼△▼


「ノミッ!ノミッ!」


「どうしたの?ミックス。あなたは散歩にいってたはずでしょ?」


「ノミッ!ノミッ!ノミッ!」


「な、なにかあったのね、よし、行きましょう、ミックス連れて行って!」


▼△▼△▼△▼△▼


「え……………そ、そんな……………ダ、ダン、が…………………」


「あ、ぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!!」


死んでるわよね……


と、とりあえず、警察の方に連絡して………。


▼△▼△▼△▼△▼


これからは1人と1匹(2匹やろ)の生活が始まるのね。


そう思っていた時、インターホンがなった。


カマキリだ。


ダンが死んだことを知ったの?耳がはやいわね。


「てん!ダンが死んだらしいな。俺とやり直さないか?また、もう一度」


「い、嫌よ!」


「あ〜そうか………ダメなんだな………。」


ササササッ


「え……………?」


「さぁ、みんな今日はご馳走だぞ!」


カ、カマキリの仲間が1、2、3………………6人!?(匹だろ)


「え、え、あ…………………あ………………………。」


(私、食べられるのね…。もう、ダンもいないし………………。いや!でも!)


「い、嫌よ!そんなの嫌よ!」


「あ〜そうか、かかれ!」


(ま、まずは1人、やってみないと始まらないわ!)


「上昇準備!飛行まで3、2、1!ハァ!」


ブゥゥゥゥゥン


「目標を探知!突撃開始!ハァ!」


「え、ちょっと待て、や、やめろ!」


バァァァァァァァァァン!!


「やった!1人やったわ!」


「ふっ、甘かったな。」


「あ、あ…………………………」


ガブッッッ!


「やったぞ!!半分は俺にくれよ!」


(ノ、ノミィィィィィ……………)


「ノミィィィィ!!!!!!!!」


「な、なんだ!」


「ノミッ!ノミッ!ノミッーーーーーー!」


(こ、こいつ!光を放っている!?)


「我の名はノミックスデラックス。お主らは我の主を食ったようだな。」


(で、でかい!!??)


「か、かかってこいよ!」


「ああ、やらせてもらうよ。」


シャキンッッッ!


「つ、強すぎる………………。」


バァァァァァァァァァン!!


「あ、あ、…………………………………」





ミックスは覚醒して5人もいたカマキリを1人残らずやってしまった。





「我に逆らう者はいない。主に変わってこの世を変えて見せる。」



すると、影が見えた。


ノミックスデラックスが上を見るとそこには人間の子供がいた。


「あ……………………………」
























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ダンゴムシとてんとう虫の恋の物語 ゆりゆり @yuriyuru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ