暗いトンネルに入ったら

 読んでいただきありがとうございます。

 時事ネタではありますが、カクヨムコンが始まりましたね。

 挑戦する方はどうか頑張って執筆をして下さい。

 受賞となれば万々歳。仮に今回届かなくても、伸ばしたその手に価値があるはずです。

 自分も現代ファンタジーで奮闘しております。

 まずは期間までに十万文字を書き上げること!

 まるで追い込まれた本格的な作家さんの気分です。


 一人の少年が最強の悪魔狩りと呼ばれるまで - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816927862003686167

 よければ読んでみてください(そっと宣伝しておきます)




 今回は以前にコメントでもいただき、そして自分も少し前にあった「どうしても書けない時」のお話しをしていこうかと思います。


 恐らくどんな作者でも起こりうる可能性がある「筆が止まる瞬間」


 書きたくても書けない。

 何かが引っかかる。

 しっくりくる文章が浮かばない。

 プロットは出来たけど進められない。

 等などいくつか理由や段階はあれど、止まる瞬間は起きるはず。

 こちらはプロの作家さんでも起こるそうです。


 もちろん止まらないのが一番ですが、こればかりはどうなるか分からない物。

 そんな時にどうしているか、我流になりますが書いていこうと思います。


 まずは書きたくても書けない。何かが引っかかる。

 書く意欲はあるけれど、いざ執筆の目の前に立つと進まなくなるパターン。


 この時自分は「やる気はあるけど頭が追いついてないんだろうな」と思っています。

 面接のネタでよくある「体力は自信があります!」みたいな感じですかね。


 この時はあえて書かずに湧き上がるネタをメモだけとるか、今書いている話しより先の話しの構築に使います。

 理由は今現在の話し(今書いている章?)は書けなくても、そこ以外なら書ける可能性があるからです。

 執筆熱は十分にあるはずですからね。


 次のしっくりくる文章が浮かばない。

 こちらは個人的によくあります。語彙力がないと言われればそうなのですが……。

 執筆熱は普通。書こうと思えば文章も書ける。

 でも納得がいかない。

 紙の原稿用紙ならくしゃくしゃに丸められて作家の後ろに散らばっている状態ですね。


 この時はあえて現代の力を使います。

 URLを載せていいのかわからないので検索してもらえると助かるのですが。

「小説形態素解析CGI」と言うサイト様です

 こちらは簡単に言うと、自分の書いた文章を分析してくれる凄まじいサイトです。

 例えばですが、カクヨムで公開する前の一ページ分を入力すると「セリフが比較的多い」とか「助動詞が多いけど、読みやすい文字数で終わっています」みたいな感じで教えてくれます。


 あくまで分析なので面白い作品かは判断してくれませんが、自分がどんな文章の癖を持っているのかもわかります。


 ちなみにお恥ずかしながら、このサイト様で自作品の最新話を分析してもらったらこんな総評をいただきました。



 ――――――――――――――――――――――――――

 やや地の文が多めの文体となっています。

 漢字が多いようです。難読漢字を用いていない場合、地の文と名詞の比率が高い可能性があります。

 ネット小説としては1つの文章が長い方に分類されますが、気にするほどではないでしょう。

 文体やテンポにもよりますが、平均と比べだいぶ副詞が少ないようです。

 指示語によって文章がうまく流れています。

 接続詞が少なめです。文章運びはテンポ・感性重視のようです。

 ところどころに体言止めが使われています。

 連用中止法が高い頻度で使われています。

 自立語における名詞の比率は平均の範囲内ですが、どちらかといえばやや高い方かもしれません。名詞比率は文章が説明的・要約的かどうかに関係します。

 物事を形容する言葉より、動きの描写がかなり多いようです。

 ――――――――――――――――――――――――――

 ……まるで病院の先生のようですね!



 最後はプロットは出来たけど進められない。

 これは物語の大まかな骨組みは出来てるけど文章が書けない。

 考えられる原因としては、恐らくプロットだけど物語を書ききった達成感が湧いている可能性が高いです。


 物語を読み終わった後に「よし!また初めから読むぜ!」みたいな感覚はあんまり無い思います。

 この時は達成感と言う熱が冷めるのを待つか、あえて書けない状態でも無理矢理書き進めるかだと思います。


 他にも方法はあるかもしれませんが、これは作者様によって違う部分かもしれません。

 プロ作家さんは無理矢理書き進める方が多いみたいな意見は聞いた事があります。


 熱が冷めるのを待つのは、物語的に矛盾する部分や破綻しかねない部分がないかを落ち着いて修正出来るようにする為もあります。


 無理矢理進めるのは「書いていけばいつの間にか書けるようになっている」と言う精神論な部分が多いですかね。

 昔の熱血部活動にある「風邪を引いたら走って治せ」的なものと似た感じだと思っています。


 後は書いていて納得いかなかったら、また分析サイト先生に診断してもらうと何か光明があるかもしれません。


 今回は長くなってしまいましたが、そもそも物語を作ると言う事はとんでもなく力を使う作業です。

 その時点で一つの才能だと思っています。


 書いてみようかなって人や、今書いてるけど行き詰まった方の少しでもお力になれれば幸いです。

 一緒に物語を作っていきましょう。



 追伸

 作者は見事に風邪を引きました。

 皆様も無理ない程度に頑張って下さい。

 作者も物語も揃って診察は、なかなか面白いものですけどね。

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