見切り発車はダメ、絶対
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は初めて小説を書くと言う方に特に気を付けて欲しい事を書いていきますね。
小説の技法……とは違うと思いますが、これをするかしないかで皆様の思い描く世界が綺麗に育つか、破滅を迎えるかのどちらかになるレベルだと思います。
それはタイトルの通り、見切り発車は絶対にしてはいけない事です。
物語を書く事は、乗り物を運転する事と同じだと作者は思っています。
物語(出発)の始まりはどこか、終わり(目的地)はどこか。
その間のお話し(目的地までのルート)はどうするか。
大まかなのはこの三つだと思います。
その距離が近くのコンビニなら短編。旅行レベルなら長編って感じでしょうか。
ではこれを物語の始まりである出発だけ決めて進むとします。
するとどうなるか。ここからここまでと決めていないので車もとい物語は宛もなく進み出すのです。
最初は上手く走れます。何故なら出発だけ決めたから。
でも知ってる道(決めていた部分)を超えるとどうなるか。それは決めていないので知らない道へと走り出すのです。
そこで訪れるのは宛なく進む焦りと苛立ち、最後には恐怖へと変わります。
恐怖へ変わるとどうなるか?
車から降りて進むのを止めます。これが作者で言う「筆を折る」じゃないかと思います。
これがもしかしたら短編かそれより少し長い程度なら上手く到着出来るかもしれない。もう一度言いますが「かもしれない」です。
ではこれが旅行レベルなら?
東京から大阪まで高速ですぐに行くのか、ゆっくり通常の道路を走るのか、はたまたビューンと飛行機で行くのか。
もしかしたら船で行く事も可能かもしれませんね(この辺は詳しくないのですみません)
「そんなんしなくても物語は書ける。何故ならすぐに思いつくから」
もしかしたらこう思った方もいらっしゃるかもしれない。
それは凄い事です。正直羨ましい程に。
でもそれで最後まで書き抜いた方を見た事はありません。
少なくと作者自身の知り合いでは、ですが。
見切り発車の世界を書き直すか、ちゃんとしてから再び新作を出すか。筆を折ってアカウントを消してしまった方もおりました。
そうならない為に他の創作論の方も書いてると思われますが「プロット」と言うものを作るのです。
プロットとは、言わば出発から目的地到着までのルートを決めたもの。
ここから出発して、途中ここで休憩して、この辺りは山道を走るから慎重に。
最後は長い坂道を下るから焦らず目的地に到着……みたいな感じですかね。
これを物語の起承転結を決めるというものだと思っております。
せっかく書いてみよう!と思って生み出した世界とキャラ達。
出来ることなら、彼らと共に最後まで走り抜けられるよう作者も気を付けていきたいですね。
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