第四章 9

 今ゼルファは、そこから突然始まっている荒野を目の前に立っている。ここまで来るのに、二人は歩いて二週間をかけている。その間、ゼルファは各地で跋扈する鬼どもが自分たちに襲いかかってくるのを見、鬼どもがかつては人であった肉体の一部を貪り食っているのを何度も見た。見るたび、恐怖とおぞましさで彼は何度も吐いた。こんなことがあっていいものなのか、どうしてこんなことが起こるのか、彼はそればかりを考えていた。こんな中で、自分は一流の吟遊詩人になりたいと願っている、そんな自分を恥ずかしく思ったりもした。人の生死の中では、所詮芸術とか美術とか、そんなものはいらないもののリストの中の最優先事項なのだ。ならば、自分が歌いたい、こんな地獄絵の中でもさらに歌いたいと思う気持ちは一体なんなのか。美しいものだけを歌っていればいいと思っていた自分はどこに行ったのか。美しくないものを歌うことは許されるのか。人々の心を癒す為にある思っていた歌が、そうではないことに在ることは良いことなのか。

 そんなことを考え続けている内、ゼルファは眠れなくなった。自分と歌との距離、自分と自分を捨てた両親との距離、歌うことで何をしたいのかと思う自分と、それを見つめている自分との距離を考え、一旦考えると眠れなくなった。野宿を続ける旅でそれはなによりも辛いものであったが、彼は若さで持ち応えた。

 そして今、数歩行ったところで始まろうとしている、草が申し訳程度に生えひび割れた荒涼たる大地を目の前に、ゼルファは立ち尽くしている。

「ここからは一人で行く」

 真忌名は言った。

「……………………」

 げっそりした顔で、ゼルファは彼女を見上げた。

 考えに考えた結果、自分は彼女のいる場所とはあまりにも違いすぎる、もうこれ以上共にいてはならないのだという結論に達したのだ。そしてそこまで行って初めてこの歳若い吟遊詩人は気がついたのだ、

 彼はとてもこの女のことを好きだということに。

「お前はもう故郷に帰るがよい」

 真忌名は目の前の荒野を見据えて言った。常人では聞き取れない何かの音を、彼女は既に聞き取っている。

「戦いは激しくなる。お前には危険だ」

「………………ラスティ…………」

「そしてこれだけは忘れずに言っておこう―――――お前の両親はお前が生まれてくる前小さな林檎園を営んでいた。林檎の好きな夫婦でな―――……が、お前が生まれる寸前に破産して農園を手放した。お前の父は既に重い病気に罹っていたのだ。そして謝礼はよく熟れた真っ赤な林檎。洗礼をほどこした司祭は洒落っ気のある男だったようだな。お前の真名の迦瑠檎の最後の字はそこから来ている。ほれ、お主林檎が好きであろう。親に似たのじゃ。そして父親が死に、母も既に病に感染し、せめて子供だけでもと孤児院に置き去り崖から身を投げて死んだ」

「―――――」

 真忌名は穏やかな瞳でゼルファを見た。ゼルファは荒野の果てを見つめ、信じられないという面持ちで一点を凝視している。

「どうじゃ、まだ親が憎いか」

「……………………」

 ゼルファは聞かれたことを自分の心の中で反芻してみた。答えは出てこなかった。

 そして放心して考えることに追われている彼をちらりと見、何も言わずに歩み始めた真忌名の背中を見て、ゼルファはハッとした。今しも、真赭が空中にいるままでこちらに向かって丁寧に手をつき頭を下げているところであった。

「待ってくれ」

「ゼルファ様……」

 真赭はいささか困惑した顔で、迫ってきたゼルファを見た。

「頼む。オレはこのまま立ち去るわけにはいかないんだ。ちゃんと最後まで見届ける。見届けないとオレはずっと、このままずっと一生見なかったことについて考えて考えて考え続けることになる。そんな辛い思いはもうごめんだ。頼む。前したみたいに、俺の周りに結界を張ってくれ。それだけでいい。もしラスティが死んだらそれはそれでオレはその時考える。

 ただ今、このまま何もしないでいなくなるわけにはいかないんだ。頼む……!」

 自分の腕を掴むその手の意外な強さに、真赭は戸惑いを覚えた。

 自分を魔物と知っていて尚、こんなにも真剣に接しようとしてきた人間がいただろうか。

「…………―――――…………」

 真赭はちらりと去っていく真忌名の背を見た。

 そして自分の腕を掴む若き詩人の手に触れた。

「わかりました……結界を張らせていただきます。あちらからも見えないようにしておいたほうがよろしいでしょう…………激しい戦いになりますゆえ」

「恩に着るよ」

 スゥッ

 真赭が手を翳し、ちらりと耳鳴りがした。いきなり高い建物に登ったときのような、耳の中でプン、とする耳鳴りだ。

「これが、初めてでございます」

 真赭は再び深く一礼して背を向けながら静かに言った。

「あのお方の言いつけに背くのは」

 スッ……

 真赭は言い置いて空中に正座したまま真忌名の後を追った。すでに真忌名の姿は小さくなり始めている。ゼルファは二人の背中を少しの間放心して見ていたが、すぐに思い直して駆け出した。真忌名を追うためだ。

 太陽が沈もうとしていた。



 歩き出してどれだけ経ったのか、真忌名は太陽を見ながら考えていた。

 だいぶ経ったようにも思われる、しかし太陽が沈みきらずにいるところを見ると、そんなに時間は経ってはいないのだ。側に誰もいないからか、真忌名は考えていた。側にあの少年も、自分に忠義を尽くす使い魔もいないせいで、一人でいる時間が長く感じるのか。

 この私が。

 真忌名の口元が自嘲で歪んだ。

 生まれた時一人で、それからずっと一人で歩んできた。育ててくれた養父を手にかけ、また唯一の友をも手にかけようとしている。理由はどうあれ、かかる業は同じはずだ。その私が一人ではないとは。

 真忌名の思考はそこで止まった。

 夕日に映えてそこに立つ、一つの影。完全に黒く、完全に動かない影。よく見慣れた影。

 影は物思いに耽っていたようだが彼女の気配に気づくとふと顔を上げた。

 二人の視線が絡み合う。

「真忌名……」

 その声。その影。その眼差し。すべて真忌名がよく知るもの、それでいて、もう彼女の知らないところにあるまったく別のもの。

「久しいな鞠村」

 真忌名の声は変わらない。相手からの一定の距離を置いて真忌名は立ち止まった。それは騎士として、敵からいつ飛び掛られても対峙できる距離であり、決して味方を前にして立ち止まる距離ではなかった。鞠村がそれに気がつかないはずがなかった。

「真忌名」

 鞠村は多少こわばった声で言った。彼らしからぬことだった。緊張しているのだ。

「博士から―――――昴矢殿からお前の出生を聞いた」

「―――――」

 真忌名の表情は動かない。彼女にとってそれは、別に知られたところでどうというものではないのだ。それはただの事実、事実は以上でもなく以下でもなくただそこに静かに鎮座しているだけなのだ。

「お前の真名の意味も」

 ピクリ、微かに真忌名が反応した。鞠村はじっと自分を見つめている。その瞳、明るい緑の瞳。かつてのあの日と変わらぬあの瞳。自分を友とみとめ、自分を一番理解してくれいたあの日の友の瞳だ。その瞳に、何の恐れも軽侮も感じられない。

「〝忌む真名〟だと―――――」

「―――――」

 真忌名の表情が強張った。視線がきつくなり、見る見る細くなっていく。


 なるほどな―――。


 そしてやにわに、その口元が嘲笑で歪んだ。凄い笑いであった。

「残念だったな鞠村」

 その笑みの凄さに呆然とする友に、真忌名は言い放った。昴矢、あの男はとんでもない勘違いをしていた、それで神の創造主などとはおこがましい。

「私の真名の意味はまったく別のものだ。どうせだから教えてやろう―――――」

 鞠村が身じろぎするのがわかった。別ならば別で良いのに、なぜ存在意義を教えようとする。博士の司祭の能力を一部分けられたとはいえ、鞠村は司祭ではない、言ったところでなにするものでもなく、却って存在意義を空気に晒し言霊にすることは真忌名のむきだしの無防備な魂を外気に露わにすることになる。その危険さを知らぬ真忌名ではあるまい。

「〝真に忌むべき名〟」

「―――――」

 鞠村は立ち尽くした。

「しかしそれが何なのかは表わされてはいない。

 〝真に忌むべき名〟、ではその忌むべき名が一体何なのか―――――この名から読み取ることはできないはずだ。真に忌むべき名、という概念しか、この名前には表われていないのだから」

「すなわち私は無。

 だからこそ万能、だからこそ無」

 真忌名は自分の側の空間を見つめて視線を泳がせにやりと笑った。まるで周りに飛び交う虫を目だけで追っているようだった。目に見えないもの、真名を狙ってそれをくらうものが、空気に晒されて出現した真名を目ざとく見つけてやってきたものの、それが無ゆえに食らうことができずにうろついているのを見て笑ったのだ。

「どうだそれでもまだ執着が残るか」

 衝撃に立ち尽くしているであろう鞠村を見て、真忌名は言った。しかし予想に反して、鞠村は言い返してきた。

「だからどうだというのだ。お前がお前であることには変わるまい。そして俺は、お前が何であろうとお前を受け入れよう」

「それはそれは。有り難くて涙が出る。しかしそれが各地に起こった混乱の理由という言い訳にはなるまいぞ」

「お前が無で万能だというのならそれもよかろう。しかし俺はお前にお前でいてほしいのだ。混乱を起こせば必ずお前が来るだろうと思っていた。真忌名、俺のものになれ。俺とお前で新しいものを築いていこう。そしてそれが嫌だというなら、俺の手でお前を倒すのみだ」


 ―――――。

 お前もか……。

 

「よかろう」

 真忌名は一歩下がった。

「負けたら潔くお前のものになってやろうぞ、鞠村。しかし私がたやすく手に入ると思うな。本気で行く」

「いいだろう」

 真忌名は肘を曲げて右手を天に向けた。

「公平を期すために司祭の能力を封じる」

 ズゥン…………

 荒野のどこかで地鳴りがした。

「天の言霊地の言霊、大気に飛び交うすべての言霊に命ずる。我ラステラヴュズィ・真忌名は今より司祭の能力を自ら封じる。期限はそうさな、この戦いが終わるまで」

 ヴ……ン

 何かが呻りを上げ、その後風の塊が刃となって空気を引き裂くような音がした。

 そして真忌名は剣をすらりと抜いた。

「来い鞠村。私がこの手で殺してやる」

「望むところだ!」

 ザァッ!

 離れたところから見ていたゼルファは二人の会話の内容までは聞き取れなかったが、真忌名が剣を抜き何かを言ったところまでは見えた。途端にあの背の高い騎士と真忌名の周囲が半円形に膨れ上がり土が舞い起こり、あとは何が起きたかわからなかった。しかし次の瞬間、

 ギィン!

 という金属と金属が激しく噛み合う音が頭上でしたので見ると、剣と剣を交わしたまま空中から落下し体勢を崩そうとしている真忌名とあの騎士が見えた。鞠村という、と、真赭が先ほど教えてくれた。真忌名の唯一の友である、と。

 ズザッ

 ……ィィィン!

 二人は物凄い勢いで着地したかと思うとそのまま勢いで互いに突撃していった。他人事ながら、側で見ているゼルファが、剣と剣がお互い食い込んでしまわないだろうか、などと心配になるほどの、全身全霊、渾身の力を込めた衝突が何度も何度も繰り返された。今まで何度も真忌名とマスタークラスの騎士との立ち合いを見てきたゼルファだったが、慣れているはずの彼も度肝を抜かれた。

 決定的に何が違う、と聞かれれば、ゼルファは即座にこう答えたろう。殺気が違う、と。

 ピッ、とゼルファの頬が薄く裂けた。真忌名の膨らみ続ける殺気で肌が裂けたのだ。彼は血がたらりと流れるのもそのままに、呆然とこの戦いを見ていた。

 ィィィッ

 ―――――ザン!

 立ち合いの際、真忌名は相手の騎士を殺すつもりがなかった。だから余裕があった。しかし今の真忌名は、全身の毛穴という毛穴から殺す! という声が聞こえる。目が、髪が、指が、呼吸が、真忌名のすべてが殺すということに集中している。ゼルファは鳥肌が立つのを感じた。吐き気すら覚えた。殺人機械。そんな言葉が浮かんだ。

 無論、立ち合い騎士たちとは違う、レベルの差というのもある。鞠村は真忌名と同じマスターAAA騎士だそうだ。全てが違う、違いすぎる。動き、気迫、速さ、鞠村の動きは時折真忌名のそれを遥かに凌駕していた。時々聞こえてくる剣戟の響きと飛び散る火花で、ゼルファは辛うじて二人がどこにいるかを目で追うことができた。

 ズザッ

 ギイイン!

 大地が剥げ、小石がバラバラと飛んだ。

 大して長い時間を戦っているわけではなかったはずだ。二人は時間を忘れて、というよりは、時間を超えて戦った。剣を持つ左手が痺れ、首筋がひりひりしている。多分切れたのだろう。足がだるくなり、跳躍が面倒になる。しかしそれでも身体が動くことを辞めない。全身の細胞が鞠村を殺せと命ずる。真名の秘密を知り、昴矢の能力を持った騎士たるこの男がいては危険なのだ。騎士で同時に司祭のこの男が。

 ―――――騎士で司祭か。

 真忌名はぎり、と奥歯を噛み締めた。

 ―――――神の玩具は私一人で充分だ!

 真忌名は突然跳躍した。高く、高く飛んだ。む、と鞠村が唸るのがわかった。同時に同じように高く飛ぶ彼の姿も見えた。

 真忌名は突然空中で方向を変え着地すべく凄まじい勢いで地上に降りた。鞠村も降りてくる。真忌名は着地すると地を這うようにして恐るべき速さで正面に向かい走り出した。

「効かんぞ!」

 ある程度予想していたのだろう、鞠村は叫ぶと、空中でくるりと一回転した。真忌名のタイミングがずれた。真上には鞠村がいる。

「真忌名! 最後だ!」

 ザアアアア!

 真忌名の脳天を鞠村の剣が貫いた!


 ―――――


「残念だったな」

 真忌名の冷たい声が背後から聞こえた。驚愕の鞠村が振り向いたとき、真忌名の左手に握られた剣がその胸を刺していた。

「ぐ……っ…………」

 ざく、ずるる、という手応え。真忌名はゆっくりと剣を抜いた。熱したナイフをバターの塊に挿した時のように、面白いようにきれいに抜けた。

 轟音をたてて大地に倒れた友を、抜き身のまま真忌名は見下ろした。

「ま、真忌………………」

「惜しかったな鞠村……騎士は自らの策に溺れてはならぬ、そう教わったであろう」

「…………ふ……そうだったな…………」

「終わりだ鞠村」

 言い放った、その声。

 冷たくもなく。見下しているわけでもなく。

 わずかな、例えて言うなら薔薇の紅を一滴取って千倍にも薄めたかのような、微かな微かな悲しみの声。

「……これで…………」

 うっ、と鞠村が呻いた。そう長くももつまい、真忌名は悟った。

「これでよかった。…………真忌名………………騎士でありながら俺は…………お前を忘れることができなかった…………お前は俺にとって女であり……それ以上に友だった…………騎士……失格だ………………」

「そうかもしれんな……」

 眉を寄せ、目を細めて真忌名は言った。

「しかし友としては得がたい者だ。そうだろう鞠村」

「………………」

 鞠村が驚きに目を見開いて真忌名を見上げた。沈み行く日に照らされて、真忌名の痛々しげに寄せられた眉、悲しみの瞳が見える。

 無表情が常の真忌名が。

「ふ……」

 鞠村は口元を歪めた。そしてその拍子に、また、どく、と血が流れた。ぐ、と唸ると、鞠村は言った。

「冥利に尽きるぞ……」

 真忌名は目を閉じた。

 しばらくして目の前にいる命から段々と波動が消えていくのが感じられた。司祭としての能力が戻るのと同時に、目の前の命が消えようとしている。真忌名は静かに目を閉じた。

「…………―――――…………」



 ―――――夏の日の夕暮れ、友を殺した。





 真忌名が顔を上げた時、側には真赭がいた。使い魔は、無表情というよりは少しだけ悲しそうな、わずかにそんなような表情を浮かべている。

「私はよほど業が深いようだ。父と友を手にかけたぞ」

「卓抜した能力を持つお方は、またその運命も常人のそれとかけ離れているとか。真忌名様が特別な証拠でございましょう」

「嬉しくないな」

「恐れ入ります」

 ふふ、と笑い、真忌名は剣を差し出した。真赭がそれを当然のように受け取っているその間に、真忌名は暮れ行く日に向かって歩き始めた。

 真赭は慌てて宙に飛んだままそれを追った。

「これからどうなさるおつもりですか」

「そうさな―――……しばらくは人里離れた山奥にでも隠遁するとしようか。少し疲れた。 

 それが癒される頃、またお呼びがかかろうよ」

「今度はお供致します」

「好きにしろ」

 ふと真忌名が足元を見ると、そこには薄紫色の小さな花が咲いていた。

 名前もないような小さな小さな花。誰も気に留めることもなく、構うこともなく、しかしそこに根を張る一輪。

 冷たいほどにも無機質な瞳でそれを見やった後、真忌名はまた前方へ目を向けた。

 一面に広がる荒野―――。これが自分が歩いていく道なのだ。

「―――――」

 


 〝原野に突然現われた野の花のように、どうかかまわないでほしい〟


 〝それこそが 野生の平和〟 



 ゼルファは、ゆっくりと沈んでいく大きく赤い太陽に向かって消えていく二人の影をじっと見ていた。つ、と、彼の頬を涙が伝った。

 夕日の中にやがて二人が消えていくまで、彼はずっとそこに立っていた。日が暮れてもそこに立ち尽くし、夜が来てもそこにいた。やがて彼は荒野を去った。



 この少年が真忌名に出会うことは、恐らくもうないだろう。

 しかし後年、大詩人と彼が呼ばれるようになる頃、彼は真忌名のことを歌う詩をいくつも作り人々の絶賛を受けた。

 大詩人は誰に問われても決して彼女の素性を明かさず、ただ友だと答えるのみにとどまったという。林檎が大好きで、いつも歌うかたわら林檎を食べていた。偉人の常で真名を人に知られることを恐れず、生涯を旅と歌とに捧げたという。

 迦瑠檎、というのが彼の真名だそうだ。



 十年後の話である。



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背徳の入り口 青雨 @Blue_Rain

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