【あとがき――という名の簡単な解説】



 はじめましての方ははじめまして、そうではない方はいつもお世話になっております。

 吹井賢です。


 ……という挨拶はお決まりなので一応やっておきまして。

 ご依頼いただき、ありがとうございました。

 改めまして、吹井賢です。


 この『無痛の言の葉』は、ご存知の通り、Skebの依頼を元に書かれた短編です。 リクエストは『言葉を飲み込み続けた人間が能力に目覚めたとしたら?』というものだったのですが……最初にお詫びしておきます、ごめんなさい! 本当は恋愛とかサスペンスの話にするつもりだったのですが、思いっ切り能力バトルになってしまいました! 楽しんでいただけていると良いのですが……。

 なんで能力バトルになったかと言えば、それはもう、テーマが良かったからですね。「あ、面白いな」と思った瞬間にはプロットが出来上がってました。そして二日で書きました。 今作の場合、「言葉を飲み込み続けた」≒「好意を口にできない」というような感じで、言葉にできないながらも、恋した少女を守り続けるロマンチックなストーリーです。その後、彼等はどうなったんでしょうね? テーマソングは『5 分後のスターダスト』という曲で、切なく、静かな曲調から始まるも、サビでは激しい、素敵な一曲です。歌詞の通り、彼女等にも素敵な今後が待っていることを願います。

 この短編では、新人時代の椥辻未練と彼の師であり、前隊長である『白砂杞人』が登場するという、なんだか良く分からないサプライズが含まれています。何処となく能力は未練と近いですね。彼女の戦い方や在り方は、今の椥辻未練に生きていると思います。

 最後に、一つ、種明かしを。実は主人公である『辰巳遼』の性別は明らかにされていません。“彼”のような男性を示す代名詞も使わないようにしています。ですから、彼、もしくは彼女の気持ちになって、作品を楽しんでくださればと思います。


 この作品が、あなたの一時の楽しみになれば、それが作者にとって最高の喜びです。

 それでは、吹井賢でした。。


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無痛の言の葉 吹井賢(ふくいけん) @sohe-1010

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