第3話


そんなやり取りを見て私は怒りを顕にしながら、私とレニアはその場にいくのだった。


「少し良いだろうか?」

「あぁ?なんだガキ、何しにここに来た?」

「おっと、正義の味方ごっこがwww?」

「ガハハ!!それはウケるぜwwwお守りも着いてよ。」


そう言う3人組は、私を笑うように声をかけてくる。そんな戯言をほざく馬鹿共に、初めて向ける威圧感を闇魔法の魔力を乗せて正面に経つハゲにぶつける。


「黙れ、この小悪党どもが、誰の許しを得て借金返済などと宣っている?」

「う、え、あっと....」

「おい、どうしたんだよ?急に―――」

「そうだ、こんなガキさっさと追っ払って―――」


そう後ろにいた2人も私を見て固まる。私は怒りに任せてその漏れ出す魔力制御せずに放とうとしたら


「ミリア様!!ダメです!!」


後ろからレニアが、私を抱きしめて正気に戻してくれる。正気に戻り前の3人を見ると、恐ろしいものでも見るかのように、口をアワアワさせながらいた。後ろの二人のうち1人は、泡を吹いて倒れている。


心做しか、向こうにいたヒロインちゃんの母親も少し震えていて、私はとんでもないことをしてしまったのではないのか?と思った。


もしレニアが止めてくれなかったらどうなっていたか想像もつかない。それからしばらくして男たちは「うわぁぁぁ!!」と言いなかまら逃げ出して言った。


私はひとまず、絡まれていた女性に謝罪することにした。


「ごめんなさい、怖い思いをされてしまって」

「いえ!助けて貰ったのに、謝らないでください。私はむしろ感謝してますから。」

「そうですか....」

「ミリア様、私から一言告げてもいいですか?」

「えぇ大丈夫」


そういって、レニアが切り出そうと彼女に話しかけた時


「お母さん、何かあったの?少し騒がしかったけど?」

「ああ、ロナ起こしてしまいましたね。もう大丈夫だから気にしないで。」


そういって出てきた少女は、原作でよく見たお馴染みの少女、そう主人公にしてヒロインのロナだ、今はまだ養女として引き取られていないが、原作の主人公のその顔立ちだった。


髪の色は母親譲りの淡いピンクで瞳はルビーのように赤い整った容姿で慈愛に満ち溢れている彼女は正しくヒロインと言っていいだろう。


そして、前作でも見せた数百年に一度の聖属性を持った存在誰に対しても平等だったけど、悪役令嬢である私のお兄様の婚約者は、うまが合わなかったのは言うまでもない。


そんなヒロインちゃんが私の目の前に存在している事に一瞬フリーズしてしまっていたが、すぐに立ち直る。


パジャマ姿の幼少期姿マジでパない!!おっとゴホン!ひとまずおつちこう。そうやって目の前に立つロナちゃんは


「あ、こんにちは!初めまして!お母さんとお話ですか?」


そういって笑顔を見せてくれるロナちゃんにノックダウンしそうになるが、私はすぐさま冷静になり言葉を交わす。


「ああ、さっきしつこい人がお母さんを虐めていたから退治したんだ。」

「え!凄いね!それにカッコイイね!!」

「あ、ありがとうだけど、今からお母さんと大事な話があるから、家の中で待っててくれるかな?すぐに終わるから。ね?」

「ロナ、ごめんね少しだけ待っててくれるかしら?」

「うん、わかったよお母さん」


そういってロナちゃんは、中に入っていった。

私やロナちゃんのお母さんは外に出て少し人気のない所に行く。


「それでは、えっと...」

「そういえば自己紹介がまだでしたね。エリカといいます。」

「ではエリカさん、先程の奴らですが、以前から来ているとお見受けしたのですが、何があって借金などをしたのですか?」

「はい、私の夫は司祭でして前までは王都の近くの町で住んでいたのです。だけど、夫が横領を手伝ったと言う噂が流れて、私たちはここのスラム近くに移り住むことになったんです。

それからという物、1年までに何処からか現れたあの様は人達が来て、夫借金を返せなどと行ってきたのです。あの人はそんなことができるような人ではなかったし、どこまでも優しい人だったのに。」

「そうなのですか。」


それを聞いて、私は思い出していた。中盤のイベントで語られる。教会の真実祭り上げられていたヒロインはどのルートでもそれを語っていた。


『私の父親は教会のしがない司祭をしていてよく言ってくれてました。「私のように人を愛せるような娘になってくれ」なんていって悪い人に騙されてしまったから、私はそんなに事にならないように、全力で歩み寄って正していこうと思うよ。』


そんな悪人でも真っ直ぐ構成出来ると思うヒロインちゃんはどこまでも眩しかった。


それを聞いて私は


「なら、提案というより私のお願いを聞いてくれませんか?」

「えっと、貴方の提案?」

「ええ、まだ私の事は開かせませんが、ここよりも住みやすい場所を提供できるのでそこにうってもらえませんか?時が来れば必ず、あなた方の助けにもなると思うので。」


そういって私はレニアに目線を向けて、いいわね?と口には出さず伝える。それが分かったのかコクリと頷いてくれるレニアは、何がを思ってくれたのか、優しい笑顔になる。


「ですので、まずはこれを受け取ってください。出来る限りの事は致しますので」

「――わかりました。これは預かるという形でもっと置きます。」

「ありがとうございます。それからその町の名前とあなたの夫の―――」


そういってその起きた事やどう言った経緯があったのかを聞かせてもらった。私は、レニアに周辺で待機している者の所に言ってもらい私は残って少しだけ家に入れてもらうことになった。


王都の平民が活気づいている場所に私のタウンハウスがあったからそこに暫く居てもらうように話してレニアにそこに言って貰えるよう頼んでおいた。有能な人材がいてくれる事に感謝しないとね。


そして中で待っていたロナちゃんは椅子に座って足をぶらぶらしながら退屈そうに待っていたが、お母さんが帰ってきたら満面の笑みで駆け寄ってきた。(かわよ)


「お母さんおかえり!!」

「ただいま、ロナ。待っててくれて偉いわね。」

「えへへ偉いでしょ〜、私我慢出来る子だもん!!」


そういって笑顔を見せるロナちゃんは、やっぱり主人公ちゃんなんだななんて思った。それから私は、ロナちゃんの元にいって再び挨拶をする。


「さっきはお母さんと離れさせてごめんね。それと、あなたとは自己紹介してなかったから改めて言うね。私はミリアって言うんだ。よろしくね。」

「うん!私はロナだよ。こちらこそよろしくね!!」


そう言い合う私たちは本編よりも早く出会い物語の流れを変えていくのであった。



◇◆◇◆◇◆


お読み頂き、ありがとうございます!


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〈あとがき〉


遅くなり申し訳ない(¯―¯٥)


次回は、原作主人公の回想シーンです。

ひとまずこんな感じでと言った感じです。


(*´∇`)ノシ ではでは~

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