独り言集

雑食性のドジョウ

第1話 野良猫の命

命の価値は等しい!ってよく言われますよね。


私たちと同じ様に呼吸をし、食べ物を食べ、必死に生きている……

みたいな。


この話だけ聞くと過激派ヴィーガンが言ってる事と同じですね。

動物も生きている!必死に生きているんだから殺して食べるな!って



でも結局は価値なんて人によるんですよね。


例えば私はアニメが好きですけど、勿論興味無いって人も居る訳です。


アニメっていう物に絶対的な価値、誰がどう見ても価値があると感じることなんて無いんですよ。


同じ様に命にだって価値は存在するけどそこに絶対性は無くて、相対的、人によるんですよ。


トロッコ問題がいい例ですね。

二股に分岐した路線上に「親しい人」が1人、もう片方に「全く知らない人」が5人いた。

そこに暴走したトロッコが突っ込む。

私は片方にトロッコを走らせる事が出来て、どちらを犠牲にしてどちらを助けるか。


私だったら絶対親しい人を助けます。

親しい人が死んだら悲しみます。

でも、全く知らない人が死んでもそんなに悲しまないと思います。


多分「知らない人にも人生があったんだ!」って言う人も出てくるでしょう。


でも知らない人生のために、私の人生の1部となった人を殺したくは無いです。


と、命は平等ではありません。というのが私の考えです。



ここいらで本題に入りましょう。


話の流れで分かるかも知れませんが、私は野良猫の命を平等だとは思っていません。


私は野良猫よりも家の中で飼われてる猫の方が価値が高いと思っています。



恐らく、野良猫を外で生活してるネコ、人に飼われてる猫と対して変わらない。と思っている人が大半だと思います。


しかし、ハッキリ言って野良猫は問題だらけです。

病気を持ち運ぶ。他の生き物を食べる。などがあります。

そして野生化したネコをノネコと言い、侵略的外来種に指定されてるんです。

わたしが志してる職柄、こうゆう生き物を見逃すってのは看過できないんですね。


なんなら外にいるネコを全部捕まえて欲しいと思っています。

私は野良猫、ノネコの命よりも、それらから守れる生態系、環境の方がよっぽど価値が高いと思っています。

ネコが駆除された。とかのニュースを聞いても「へー。そーなんだー」としか反応しません。

いや、もしかしたら自分の感情を押さえつけてるのかもしれない。



でも野良猫への可愛さとかの感情ってどうやっても変えられないんですよね。

私も実家では猫を飼ってますし、近所の野良猫を見たら触りたいって思っちゃうんですよ。

それに私自身もネコを殺したいなんて思ってもいませんし。



でもやっぱり筋違いなんですよね。

野良猫を肯定すると自分の理想を否定してしまうんですよ。



そんな独り言でした。

こんなの真面目に考えてたらおかしくなりますわ。

透き通る世界行ってきます。

じゃあね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

独り言集 雑食性のドジョウ @dojou_no_hito

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る