第1章を読了しました。
アンティークな二眼カメラで、タイムリープができる、犬猫探偵ルミ。
しかしある日、猫の都市伝説にまつわる事件に巻き込まれ、運命の歯車が動き出す————
冒頭、猫ちゃん探しに走るルミに、ほんわか😽していたら、いつのまにか謎が入り組むミステリー、と思ったら、スリル満点のタイムリープ劇!!🕰️⏰⌚️
読みやすくスルスルと入ってくる文体。SFファンタジー、人間ドラマ、伏線が散りばめられたストーリーがリアルな臨場感で描かれます。
主人公のルミちゃんはもちろん、サブキャラがすごく魅力的で、引き込まれます。
最大の謎、「行方不明の母」の軌跡を追うルミ……まだまだ明かされていない多くの謎。一緒に冒険しながら「がんばれルミ!!」と思わず応援しちゃう。
猫好き、ミステリー好き、サスペンス、SF、人間ドラマが好きな方に刺さると思います!
……ってほぼジャンル網羅しているじゃないですか!笑
どなたも楽しめる、タイムリープ探偵劇➕🐈⬛!!✨✨
満月の夜、少女は夢の中で異形と出会う。
金色の光、異形の瞳、刻まれる衝撃。
目覚めたルミは、犬猫専門探偵として「日常」に戻る――そのはずだった。
神楽坂の小さな探偵事務所「ニケ」。
今日の依頼は、谷中に住む浜田夫妻からの黒猫・プルートの捜索。
黒い毛並みと神秘的なオッドアイを持つ、特別な猫。
だが、ルミを待っていたのは不可解な試験と、すれ違う証言。
それでも猫への深い愛と経験で信頼を得たルミは、意気揚々と捜索に乗り出す。
東京の下町・谷中の石畳、古びたスナック、笑顔の中に潜む妙な違和感。
夢で見た記憶、母の言葉、そして不可思議な“力”の片鱗が、少しずつ現実に重なっていく。
これはただの迷子探しではない。
過去と現在、日常と幻想の境界を溶かしながら、ルミは真実へと近づいていく。
本当の自分を思い出す、その最初の扉が、いま開かれた。
この物語は、ただの迷い猫探しでは終わらない。探偵ルミが黒猫プルートの行方を追ううちに、時を超えるカメラが映し出すのは、東京に眠る歴史の闇と、交錯する運命の糸。谷中の石畳を踏みしめながら、幻想と現実の狭間を行き来する彼女の姿に、私たち読者も導かれるように引き込まれていきます。
ミステリーの中に散りばめられた温かさも魅力的だ。スナック「薄幸」ののりこママや、喫茶「ニケ」の仲間たち。ルミを支える人々の存在が、時にクスリと笑わせ、時にほっと胸を撫で下ろさせる。
谷中の風情ある街並みと、そこに漂う歴史の影が幻想的に描かれ、まるで私たち読者ももルミと一緒に迷い猫を探しながら、東京の隠された秘密に触れているような気分になります。都市伝説と現実が交錯し、まるで黒猫が夜の闇に紛れるように、真実がどこにあるのか分からなくなる感覚が心地よい。
タイムリープの謎、プルートの行方、そして「漆黒の白猫」の伝説——すべてがどこに繋がるのか、続きを読まずにはいられません!
※読み合い企画からのレビューです
犬猫専門探偵の異名を持つ主人公・ルミは、二眼カメラを使うことで過去へタイムリープすることができる
あるとき、プルートという名の黒猫の捜索を依頼されたルミは、とんでもない事件に巻き込まれてしまい──という導入から始まる本作品は、まるで小中学生向けのジュニア小説のような雰囲気と、その読みやすさが魅力だ
文章も平易で、ルミの性格も等身大
良い意味で子供でも楽しめる小説として仕上がっている
タイムリープの設定も非常に凝っており、その法則や危険性を手探りで確認していくハラハラドキドキ感は本作独自のものだろう
さらに、謎が謎を呼ぶ展開や、秘密を抱えた登場人物(または登場猫物)などによって、次へ次へとページを繰らされてしまう
読む手が止まらないこと必至だ
まずは第一章第一幕まで読んでみてほしい
きっと本作の魅力を理解できることだろう
ルミさんは犬猫探しを得意とする平凡な探偵。穏やかなれど楽しい日々を過ごしていた彼女の下に、一つの依頼が舞い込みます。
行方不明になったプルートという黒猫を探して欲しいという、平々凡々なその依頼。
しかし。
そんな猫を探す中でとある神社へ導かれ、そこで耳にしたのは…【漆黒の白猫】の話。
そして、遭遇する殺人事件!
彼女が巻き込まれたのは単なる殺人事件か、大いなる時空の流れか。
彼女は自分が持つその特殊な力…「タイムリープ」で時間を飛び、真相を探る中で少しずつ消えた彼女のお母さんの痕跡とプルートの足跡が見えていきます。
このミステリー、猫のように読めないミステリアスで素晴らしい作品です(*´꒳`*)
いくつかの大きなお話に分かれて進んでいきますが、どれもそのお話の解決だけでは終わらず、複雑に絡み合って進んでいきます。
あっと驚く展開も多く、お話も淡々と進む感じではないので、常にミステリーモード全開となっており、ミステリー好きにはたまらない構成だと思います。
また、情景描写や心理描写が非常に秀逸で、とにかく臨場感がすごいです。
途中で挟まれる短編も後から考えると何気にすごいヒントだったりと、抜かりがなく笑、本当に楽しみながら読ませていただいてます。
主人公のルミちゃんをはじめ、どのキャラクターもそれぞれ本当に個性的で、それも楽しみの一つです。
何度も読み返したくなるような、そんな素敵な作品です。
最新話まで読了済み。物語はまだ途中ですが、タイトルに書いた未来を確信できるほど、大好きで楽しませていただいている作品です!
タイムリープが根幹をなす、SF×ミステリー。主人公の探偵ルミをはじめとする、個性豊かなキャラクター達がにぎやかに、しっかりと紡いでいく、読者を飽きさせることなく引きこみ続ける物語。
ハラハラドキドキさせてくれる、「冒険」とも表現できるような展開の連続。そんな中で、主人公が写真喫茶「ニケ」で過ごす場面は、読者にもコーヒーと甘味を差し出してくれるかのような、最高に癒される一時なのです。
笑えて、泣けて、ワクワクして。
一生懸命なルミを応援したくなる。
深まっていく謎を追いかけたくなる。
全てを繋げたとき、待っている真相とは?
何より文章がとても綺麗です! 1話ごとの文章量も丁度よく、とにかく読みやすいことも本作の特徴のひとつです。
1ページごとに、丁寧に描かれた場面や情報を噛み締め、自分なりに推理しながら、じっくりじっくりページをめくっていきたくなる……そんな作品です。猫好きさんにもミステリー好きさんにもオススメですよ(*´ω`*)
一言でいうと「猫だらけ」ですw
あちらこちらに散りばめられている猫。
とにかく猫。にゃー(ΦωΦ)
いやいや、そうではなくて。
タイムリープという不思議な力をもつ(主に犬猫捜索)探偵のルミが、偶然巻き込まれてしまった殺人事件の謎に迫るという物語。
しかしそれだけではなく、そんな力を持つルミの秘密や、彼女を取り囲む謎深い登場人物たち。
伝承されている『漆黒の白猫』とは果たして何なのか?
ルミの与えられた力に隠された過去とは?
話が進むにつれて、多くの謎が読者に襲い掛かってきます。
そして物語がどのような結末を迎えるのか?
作品の内容はネタバレになるのであまり触れませんが、猫が好き!探偵小説が好き!SFものが好き!。そのどれかに当てはまるという方は是非ともご一読くださいませ( ´∀`)