語り口が絶妙で、聞き手を飽きさせない逸品でした。本作を読んで、今度友人と焼肉に行くときはカッパの話しをしたい(聴きたい)なと思いました。口下手で、友人がまったくと言っていいほどおらず、焼肉を食べに行くアテもないわたしが言うのも変な話しですが。
「カッパを見た」そう言われたら、大半のひとは他愛もないホラ話だと思うでしょう。しかし、彼の話を聞き、焼肉を前にしているうちに……。本当にこれがエッセイなのか。ふと気がつくと、狐もといカッパにつままれて茫然としていることでしょう。
良すぎるという感覚にぶん殴られました、笑いと元気がでる作品!!!これを読めばきっと読者の8割がカッパ探しにハマります。2割はカッパ見た事ある人です。ぜひwww読んでみてくださいwww
友達と作者様のやりとり出会ったり会話がとても面白いです。なんでカッパを見つけた話を焼肉屋でするのか疑問に思っていたんですけど、ちゃんと伏線になっててすごかったです。おもしろエッセイを読みたい方はぜひ!
まさに軽妙にして絶妙。語り口がライトで、お話自体もライト。……なのですが、なんだろう、この文豪感。不思議な感じがします(笑)終始非常に読みやすいので、サクッと読んでみてはどうでしょうか。
最近焼肉食べてないなと思いつつ、作者様の焼肉への執念に笑いました。寡聞にしてカッパ肉というものを知らなかったので調べました。希少な部位で焼肉として食べるととても美味とのこと。私も機会があれば食べてみようと思います。それより「川で泳ぐ方のカッパの話は?」と思った方は本編をご覧ください。なかなか興味深かったので読んで損はないと思います。以上です。最後に作者様へ。上質なエッセイをありがとうございました。面白かったです!良いお年を!