鮫夢
劉度
サメ怖チェーンソーデスマッチ
昔から、私は夢を見ている時に、これは夢だと自覚する事がありました。
この時もそうです。なぜか私は目を覚ますと、新幹線の席に座っていました。部屋で眠っていたはずなのに、と思って、すぐにこれが夢だと気付きました。
よく見たらパジャマじゃなくて水着、しかもビキニを着ています。そんな格好で新幹線に乗れるわけがないので、間違いなく夢です。
「まもなく駅に到着します。すると、あなたは怖い目に遭いますよー」
変な夢だな、と思っていると、精気の無い男の人の声で車内放送が流れました。
何でしょうか、怖い目って。私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖を与えられるか試してみたくなりました。そこで、席から離れずにしばらく様子を見ることにしました。
本当に恐くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったからです。私は夢を見ていると自覚している時は、自由に夢から覚める事ができるという特技がありましたから。
「次はジョーズ、ジョーズです」
またアナウンスが聞こえました。でも駅名ではありません。ジョーズ? 映画の? などと考えていると、後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、新幹線の一番後ろに座っていた女の人が、悲鳴を上げてもがいていました。強烈な血の匂いと、耳が痛くなるほどの悲鳴が車内に広がります。その様子は、映画『ジョーズ』でサメに水着の美女が食われるシーンにそっくりでした。座席が邪魔で女の人の下半身は見えないけど、多分サメに食われているんでしょう。
血も悲鳴も臭いも、夢とは思えぬリアルさです。私はさすがに驚き、見続けて大丈夫な夢なのかと恐くなりました。でも、夢ならいつでも起きれるからもう少し様子を見ようと思いました。怖いもの見たさですね。
「次はビーチ・シャーク。ビーチ・シャークです」
気が付くと、一番後ろの席の女の人はいなくなっていて、新しいアナウンスが流れました。すると今度は、私の横の通路をサメの背びれが通り過ぎていきました。は?
背ビレはさっきの被害者の前の席に座っている男の人に近付いていきます。そして、床からサメが飛び出し、男の人に噛みつきました。
男の人は凄まじい悲鳴を上げました。吹き出した血が新幹線の天井や床を汚しますが、他のお客さんは反応すらしません。
ここまで見て、私はやっとこの夢が何であるかわかりました。多分これは『猿夢』です。
『猿夢』は、夢の中で電車に乗っていると、客が惨たらしい方法で殺されるという都市伝説です。すぐに目を覚まさなければ、自分も殺されてしまい、二度と夢から覚めなくなるかもしれない、という話でした。
あの話には猿が出ていたから『猿夢』ですが、今は代わりにサメが出てるから……『鮫夢』? なぜ、サメ映画をモチーフに……?
いや、そんな事言ってる場合じゃありません。これは危険な夢です。すぐに目を覚まさないと。ですが焦って中々起きられません。夢から目覚めるには、集中して強く念じないといけないんです。
「次はシャークトパス、シャークトパスです」
またアナウンスが流れました。やっぱりサメ映画です。ビーチ・シャークに八つ裂きにされた客の前の席には、カップルが座っていました。そのカップルが、足元から伸びてきた巨大なタコの足に巻き付かれてしまいました。カップルは悲鳴を上げてもがきますが、タコの足はびくともしません。
サメなのにタコ? と普通の人なら思うでしょうが、『シャークトパス』は遺伝子操作によってサメの上半身とタコの下半身を持った怪物が暴れるという映画なのです。だから、タコに襲われているように見えても実際にはサメに襲われているんです。やっぱり『鮫夢』です。
捕まっていたカップルが、ゴキゴキと鈍い音を立てて変形したかと思うと、いきなり爆発して血飛沫を撒き散らしました。タコ足の締め付けに耐えられなかったんでしょうね。
それにしても、死体の匂いと叫び声が酷すぎて、全く集中できません。夢から覚めるのにはもう少し時間が掛かるでしょう。
とりあえず今何人が殺されているのか、私の順番は何番目なのかを知っておきたかったので、後ろを振り返ってみました。残りの犠牲者はあと9人。先に殺された3人を合わせると、私は13番目みたいです。また不吉な。
「次はフランケン・ジョーズ。フランケン・ジョーズです」
次のアナウンスが紹介したのは、並み居るサメ映画の中でも特にヤバい一品です。車両連結部の扉が開いて、パッケージとは似ても似つかないブサイクなサメ人間の着ぐるみが歩いてきました。光源もないのに不自然に明るくなっている、あの出来の悪い合成具合も完璧に再現されています。
フランケン・ジョーズは私の横の通路を通り、列の一番うしろに座っていた女の人に頭から体当りしました。すると、女の人が一瞬で血飛沫に切り替わりました。食べられたとかじゃなくて、本当に切り替わりました。
……何かこれだけ再現に気合入ってません?
「次はMEG。MEGです」
呆然としていると、大変なアナウンスが流れてきました。MEGということは『MEG ザ・モンスター』のことでしょう。
この映画に出てくるサメはメガロドン。太古の巨大ザメの生き残りで、全長20m以上は余裕であります。この新幹線1両と同じくらいの大きさです。
こんなものに襲われたら順番も何もありません。車両が壊れて全員死にます。早く夢から覚めてください、そうじゃなかったらステイサムよ、助けに来てください。
物凄い轟音がして、車両が揺れました。犠牲者より後ろの車体がメガロドンによって食い千切られたのです。
それでも新幹線は走り続けています。新幹線の外は海でした。海の上に線路が敷かれて、その上を走っているのです。無意味にメルヘンチックです。
「次はシャークネード。シャークネードです」
車両が半分無くなっているのに、アナウンスは普通に聞こえます。今度は竜巻でサメが空を飛ぶ映画でした。大人気でシリーズが6まで続き、堂々完結しました。私も6は劇場に見に行きましたよ。
いや、そういう問題じゃないんですよ。今までのパターンからすると、竜巻で飛ばされたサメが車内に突っ込んできます。危ないです。流れ弾ならぬ流れサメで、順番とか関係なく死ぬかもしれません。
戦々恐々していると、急に風が吹いてきました。そして、次の犠牲者が風に飛ばされて空中高く舞い上がっていきました。
……2にそういうシーンがあったなあ、なんて思っていると、飛ばされた犠牲者は空中を飛んでいたサメの口の中へ放り込まれました。
これで、私の所まで残り6人。そう思うと、少し余裕ができました。次々出てくる変なサメに呆気にとられていたけど、まだ身代わりは半分残っています。目を覚ますには十分余裕がありました。
「次はシックスヘッド・ジョーズ。シックスヘッド・ジョーズです」
大変な事になりました。自分の番が来るまであと6人いると思っていたのに、頭が6つあるサメが飛んできて、6人一気に食い殺されてしまったんです。
せめてダブルヘッド・ジョーズから段階を刻むとか、そういう事はできなかったんでしょうか? ひょっとしてこの夢も予算がつきかけているから、巻きに入ったんでしょうか?
この辺りが潮時です。これ以上は付き合いきれません。夢なのに本気で死ぬかと思わせるリアリティがあるくせに、出てくるのはリアリティの欠片もない変なサメたち。こんなものに付き合っていたら夢とか現実とか関係なく、心臓発作と絶望で死にかねません。
夢から覚めようと必死に集中していると、とうとうアナウンスが聞こえてきました。
「次はデビルシャーク。デビルシャークです」
最悪です。どうなるか容易に想像ができたので神経を集中させ、夢から覚めようとしました。
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)
いつもはこう強く念じる事で成功します。ですが、今日は焦っているから上手くいきません。
ザバザバと水音が聞こえてきました。多分、デビルシャークが近付いてきているんでしょう。目を瞑って一生懸命に念じましす。
(夢よ覚めろ、覚めろ、サメろ!)
それでも夢はサメません。今、この瞬間にもデビルシャークが襲いかかってくるかと思うと、体が震えて冷や汗が止まりません。デビルシャークに……デビルシャーク? あれ、そういえばどうやって襲ってくるんでしたっけ?
確かあんまりにもあんまりなCGと、別のサメ映画の使い回し映像だったのは覚えてるんですけど、ええと、水辺で役者がバタついてたような。それとも取り憑かれる方? あの見終わった時の虚無感だけしか覚えてません。
そもそもデビルシャークの何が最悪だと思ったんでしょうか、私は。映画そのものが最悪なのは別として、陸を泳がない、空も飛ばない、巨大化もしない、メカでもない、頭がひとつだけのサメです。一応悪魔ですけど、幽霊のサメだっていますし。今までの鮫夢と比べたらオリジナリティがありません。
いや、今までも十分おかしいでしょう。何で新幹線の中にサメが出てくるんですか。猿夢だったら『活け造り』とか『抉り出し』とか、もっとグロいのがあるでしょうに。映像がチープなサメ映画を使ったばっかりに、却って怖さが半減してます。
そう思うと、律義に怖がってるのも面倒くさくなってきました。海の中ならともかく、新幹線ですよ、ここ。完全に人間様の空間ですよ。アウェーにきて怖がるのはサメの方でしょうに。
ああ、そう思ったら本格的に面倒くさいですね。『猿夢』の元ネタ通りに自力で目を覚まそうと思ったけど、どうもダメっぽいですし、そもそも夢かどうかも怪しいですし。
これはもう、手っ取り早く
私は両手を握り締めました。ゴムハンドルの感触がハッキリと伝わります。寝る時も肌見放さず手にしている、刃渡り60cmのチェーンソーは、確かにここにありました。なら、夢だろうが現実だろうが関係ありません。
目を開き、チェーンソーのスターターを引っ張って、エンジンに火を付けます。ガソリンが焼ける匂いと共に、無数の刃がついたチェーンが回転を始めました。重低音と回転が振動になって、私の心身を揺らします。
あー、これこれ。落ち着くぅ……。今まで何を怖がってたんだろ。バカバカしいなぁ。
いきなり、前の座席が壊れました。そこから出てきたのはデビルシャークです。
飛びかかってくる使い回しシャークに向かって、私はチェーンソーを振り下ろしました。サメの歯とチェーンソーの刃、ぶつかったら勝つのは当然、チェーンソーです。そんなこともわからないデビルシャークは、真ん中から真っ二つになりました。
私の両脇をサメの開きが血を撒き散らしながら吹っ飛んでいきます。うええ……人間と違って肉が臭い……。
顔を拭って座席から出ると、通路には背ビレが待ち構えていました。ビーチ・シャークです。チェーンソーを下段に構えて待ち構えます。そして、噛みついてきたところをチェーンソーで迎え撃って、解体します。
難しくはありません。新幹線の床を潜って泳げるっていうのは驚きですけど、噛みついてくる瞬間はただのサメですからね。お疲れ様でした。
座席の影からタコの足が伸びてきて、私の腰に巻き付きました。シャークトパスです。握り潰される前にチェーンソーの刃を突き立てます。タコ足は痛がって慌てて引っ込みます。ところが別のタコ足が……ひうっ!?
「へ、変態ッ!」
ヘンな所を触ってきたタコ足を、チェーンソーで一刀両断。こいつ、人が水着だからって……!
頭にきた私は、座席の影に隠れていたシャークトパスの本体、サメの上半身を見つけると、すり身になるまでチェーンソーを振り下ろしました。
ひとまず、見える範囲のサメは片付けました。他のサメ、ジョーズやMEGやシャークネードやフランケンジョーズは見当たりません。一旦安全になったみたいなので、トイレに入りました。血が臭いから洗面台で顔を洗いたいんですよ。
トイレにもやっぱりいたサメにチェーンソーを突き刺して、顔を洗います。さっぱりしてから顔を確認すると、いつも通りの私、大鋸ヒスイの顔が映っていました。
ビキニだったから服の汚れは気にしなくていいのが不幸中の幸いでした。……鏡で見たらえっぐいデザインのビキニだな、これ。
顔を洗い終わったので、トイレを出て前の車両へ向かいます。後ろの新幹線はMEGに食べられたから、向かうなら前でしょう。
次の車両には客はおらず、代わりに通路の真ん中でフランケンジョーズが仁王立ちしていました。キメる構図なんですけど、合成丸出しのブサイクなキグルミなんですよね……。
先手必勝、チェーンソーを構えて飛び込みます。フランケンジョーズは右フックを放ってきました。それを屈んで避け、胴を横に斬りつけました。怯んだフランケンジョーズの喉にチェーンソーを突き刺しトドメです。
腕力には自信があったみたいですけど、暴力は練られてなかったようですね。お疲れ様でした。
そのまま進むと先頭車両、運転席に辿り着きました。ドアをチェーンソーでぶった切って中に入りましたが、案の定無人です。レバーやボタンを操作してみましたが、反応しません。どうしたら止まるんでしょうか、この新幹線。そもそも止まる気があるんでしょうか。
後ろからメキメキと音がしました。振り返ると、先頭車両の屋根がメガロドンに食い千切られていました。そして、空いた穴からシックスヘッド・ジョーズが入ってきました。6つのうち2つの頭を足のように動かして、器用に座席の上を歩いてきます。
そして、頭のうちのひとつを、まるで手のように振りかぶりました。嫌な予感がして身を翻すと、シックスヘッド・ジョーズは振りかぶった自分の頭を投げました。投げられた頭は座席を破壊しながらこっちに飛んできます。とっさに身を翻して、頭を避けました。シックスヘッド・ジョーズの本体は新しい頭を生やしています。原作通りとはいえメチャクチャだとは思わないんですか?
とにかく、飛び道具がある以上、離れているのは不利です。床を蹴ってシックスヘッド・ジョーズへ突進します。シックスヘッド・ジョーズもすぐに新しい頭を投げてきました。チェーンソーで弾きます。
真っ二つにしようとチェーンソーを振り下ろしましたが、シックスヘッド・ジョーズは高くジャンプして避けました。そして、高速回転しながら私に向かって落下してきます。さながら回転ノコギリです。
だったらチェーンソーのプロとしては負ける訳にはいきません。両足でしっかりと床を踏みしめ、落ちてきたシックスヘッド・ジョーズを受け止めます。回るチェーンソーとサメの頭が火花を立ててぶつかり合います。
勝ったのはやっぱりチェーンソーでした。生き物はガソリンエンジンに勝てない。当然ですよね。回転の勢いを失ったシックスヘッド・ジョーズは、6つの頭を順繰りにチェーンソーに斬られていきました。
ですが、これで終わりではありません。新幹線の横腹を狙って、MEGが迫ってきています。このままでは丸呑みです。
私は丸くなったシックスヘッド・ジョーズの死体を蹴り飛ばすと、通路を走り、座席を蹴って高く飛び上がりました。すると、風に押し上げられて体がふわりと浮きました。シャークネードの力です。飛び上がった私の下で、新幹線がメガロドンに食べられて盛大に脱線しました。
もちろん、このままじゃ終わりません。舞い上がった私に向かって、空飛ぶサメが突進してきました。私は大きく開いたサメの口に向かって、チェーンソーを突き出しました。一瞬サメに丸呑みにされましたが、チェーンソーでサメの体を中から斬り裂いて脱出できました。うええ、血とか内臓が全身にかかって気持ち悪い……。
シャークネードは1匹だけじゃ終わりません。空飛ぶサメが次々と突っ込んできます。チェーンソーを振り回して、それらを迎撃します。風で吹き飛ばされながらチェーンソーを振り回すのは少しコツがいりましたが、慣れてくるとスパスパ切れるようになりました。
眼下ではMEGが泳いでいます。このままシャークネードが終わったら、落ちた私は丸呑みにされてしまうでしょう。しかし20m以上のサメとかどうしろと。ステイサム、ステイサムを大至急。
……いや、ステイサムはいなくてもステイサムカッターはできるな? ジーリングの力を借りれば!
私は斬り裂いたサメの死体を蹴ると、まだ生きて飛んでいるサメの背中に跨りました。ついでに、近くを飛んでいた電線の切れ端を掴み、サメの口に引っ掛けます。手綱代わりです。電線を引っ張ると、サメの向きが変わります。
大雑把に動かせるようになったので、眼下のMEGへ向かってサメを突撃させます。巨大なMEGの背中が戦艦のように見えました。かの真珠湾爆撃もこんな感じだったのでしょうか。『トラ!トラ!トラ!』ならぬ、『鮫!鮫!鮫!』ですね。
MEGは急降下する私に気付いて、大口を開けて飛びかかってきました。MEGの口の中は真っ暗で、まるでブラックホールです。
鮫力井戸の底に引き込まれる前に、手綱を左に。すると跨ったサメも向きを変えて、MEGの横スレスレを抜けていきます。
そこで私は、右手に握ったチェーンソーをMEGへ突き出しました。回転刃がすぐ横のMEGの鮫肌を斬り裂きました。
このままMEGを真っ二つにしたいのですが、そうすると海に突っ込むことになります。このスピードで海面に衝突したら、サメもろともバラバラになるでしょう。手綱を目一杯引きます。サメの頭が上がり、徐々に浮力が生まれます。でも、海面も近い。間に合う……!?
水飛沫がつま先にかかった所で、ようやくサメの落下が飛行に転じました。同時にMEGが完全に体を斬り裂かれ、血を噴水のように撒き散らしながら崩れていきました。
遠くなっていくそれを肩越しに見送りながら、私は必死にサメの手綱を引き上げていました。海面スレスレから浮上しません。MEGを倒したせいか、それとも新幹線が壊れたせいか、シャークネードが収まりつつあるからです。
努力も虚しく、サメが海面に不時着しました。車の事故みたいな衝撃に襲われます。今のでバラバラにならなかったのは奇跡みたいなものです。そのままサメは飛び石のように何度も水面を飛んだ後、とうとう力尽きて海面に突っ込みました。
「うわあああっ!?」
私はサメから投げ出され、思わず悲鳴を上げました。水に叩きつけられる、と思って固く目を瞑ります。ところが叩きつけられたのは、金属とプラスチックの感触でした。想像よりも遥かに重い衝撃に、息が詰まりました。
「ぐえ……」
潰れたカエルみたいな呻き声が喉から漏れます。可愛くない。こんなの私の声じゃない。抗議したいけど、体が痛くて声も出せません。
何とか顔を上げると、目の前に壊れた自動販売機がありました。どうも、私はこれにぶつかったようです。海の上に自動販売機? と思いましたが、私が今倒れているのは、海ではなくコンクリートの上でした。
辺りを見回すと、プラスチックのベンチ、雨樋がついた鉄の柱、点字ブロック、それに線路があります。これは、駅ですね。海の上を伸びる線路は、どこかの駅に繋がっていたようです。
どこの駅なんでしょう、ここは。探してみると、向かいのホームに駅名が書かれた看板がありました。
『きさめぎ駅』
ま、まだサメですか……。
鮫夢 劉度 @ryudo
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