「猿夢」も怖いですが(もっとも恥ずかしながら私は『猿夢』を知らず、この小説を読んで初めて調べたのですが)、この「鮫夢」も実に怖いです。何しろあんなサメやこんなサメが襲ってくるのですから。でも大丈夫、一撃必殺のアレさえあれば……!A級〜Z級のサメ映画のネタと、流血とブラックユーモアが満載の小説。オチも秀逸です。やっぱりどこへ行ってもサメからは逃げられないんですね……!