第5話 お迎えの時

「クロムお前か?こんな真似したのは」

《そうだとも!》

《他の子の学校の生徒に見られると後始末が大変だからね》

《そのためにあちこちに仕掛けさせてもらったよ。これでようやく君を殺れる!》

「くっ!」

俺はどうなったっていい。

ただ総司や奏恵達は守らないと、

巻き添いはこれ以上許せないぞ蒼空よ

「クロムお前はその為だけに爆発を起こし

怪我人を出させたのか?」

《僕は手段は選ばない主義でね》

《殺ると言ったら殺る有言実行ってやつだよ》

拳に力が入り爪が肉に刺さり血がでるが痛みが感じないほどに激怒していた。

しかし今言ったところで

「なぁーシエリア、クロムが今後現れてシエリアが居ない時どうすればいい?」

『なるほどね?その時は選択肢が三つ』

『1 逃げる』

『だけどこれはあまりおすすめはできないかな、クロムの動きを封じるのは厄介だからね』

『2 時間をかせぐ』

『君に実戦の闘い方を教えたいところだけどその期間に間に合わないのであれば私が来るまで待っていてほしい』

『3 鏡で反射する』

『クロムは動きを止めると行っても何かしらの目の動きなのかそこは確定はしてないけど動きを止める時に必ず隙を生じるはずなんだよだからその時鏡で反射するのもありだとは思う!』

「そうか!」

『だけどあくまでクロムが君が一人の時の話!』

『そうさせないけどね』

「頼もしい限りだな」

こんな話を思い出してあれだがなんと言うかことごとく外しているな

選択肢的に1は無いな

こいつらを置いて行くほど腐ってないさ

2か3にかけるか

だがしかし3は鏡があるプラスクロムが能力を使うのが条件として必須だ。

今のクロムに使っても意味が無いし鏡なんてもってない

「はっ!」

俺はあることに気づいた

「一つだけあったが上手く行くかは分からないな。だがやるしかない!」

「分かった」

「大人しく投降する、だから後ろの二人は助けてくれ」

《いいよ!その話を乗ってあげるよ!》

「だがな俺もタダで命を渡すつもりは無いさ」

「二人ともよく聞いて俺が囮になるから二人は隠れるか隙があったら上手く逃げてくれ」

【ダメだよ!一緒に逃げるよ】

(そうだよ逃げるのが得策だ!)

「大丈夫!俺に考えがある!」

「安心して俺を信じてくれ!」

二人は悩んでいた

「俺が嘘をついたことあったか?」

(…………)

【…………】

(わかった!)

【死なないでねアイク!】

「分かってる!」

俺はその後走って本棚の後ろに身を潜めた

《それで隠れたつもり?》

《君は悪あがきが好きだね》

「それはどうかな?」

俺は点々と本棚の裏を走り回りクロムの能力にかからないようにしていたが、

《ややこしいね》

クロムが腰に構えていた刀を振り落とし

本棚を切断して行った。

「嘘だろ!」

だがこれで成功すれば正気はある!

俺はそれでもひたすら走り続けた

《しつこいね》

クロムは何度も本棚を切断していった

蒼空は深呼吸した

その次だ!

チャンスは一回限りこれを失敗すれば確実に死ぬだろう、だがやるしかない!

俺は自分のいる本棚が切断された時だった

「うぉぉぉー!」

俺は走ってクロムの近くに近ずいていった

《無防備に来るなんて馬鹿だね!》

《キューィーン》

目が赤く光り始めた

「今だ!」

俺はポケットからあるものを取り出した

《っは!》

クロムは自分の能力を反射され動けなくなった。

「はっはっはっ」

呼吸が荒れているそれも無理はないだろう

なにせ本棚を転々としながら動いたのだからだがしかし上手く行った

《君それは、》

「そうスマートフォンだよ」

「クロムお前の目を反射するものならなんでもいけるようだな」

《ちっ》

「今の内に逃げるぞ!奏恵、総司!」

【うん、】

(分かった!)

《っははは》

クロムは突如笑い始めた

《君まさかこれで勝ったつもりでいる感じ?》

「っつ!」

《自分の能力くらい解除できるさ》

するとクロムは固まっていた腕を振り落とした。

「クソ!」

悔しがる暇もないうちだった

《次はこんなチャンスないよ》

「奏恵 総司 ごめんな!」

《諦めがよくて助かるよ》

クロムが刀を構え振り、斬撃がとびこっちに向かって来るときだ

俺は死を悟って目を閉じ攻撃がくることを覚悟していたが、

「あれ?斬撃がこないぞ??」

俺は目を開けた時だ

『ピンチの時は大声で私を呼ぶ!

君にそういったでしょ?』

「あぁ〜確かにそうだったなシエリア!」

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異能廻剣の使い 皆さんこんにちはテルです! @zonegenesisu

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