応援コメント

感想20『暗黒竜の渇望』続  らんた様」への応援コメント


  • 編集済

    本当に無理を言って申し訳ありません。そして物語の半分まで読んでくれて本当にありがとうございました。そこからが本当の始まりになるのですが。
    つまりこの物語は実質の序章が約5万文字です。そこから『王書』(シャー・ナーメ)を元にしたラノベ作品が展開されて行くことになります。本当にありがとうございました。

    ※追記:「闇はこれ以上の絶望を与えることはなかった」の文章はある意味仏教の真理をさりげなく紹介したという事です。「空」になるとか「無我」になるというのは最終的に「無=宇宙と一体」(梵我一如)になることで輪廻という残酷なシステムからの脱出、これを「解脱」といいますが……本来我々仏教徒はそれを目指します。ですが北伝仏教、つまり我々が信じている大乗仏教はアフガニスタンあたりでまさにこのゾロアスター教に触れて「天国=極楽浄土を目指す」という全く別の意味の宗教に化けてしまったのです。なので日本人の信じてる仏教は特に別名「多神教キリスト教」なんて言われるくらいです(だからこの国は長崎県以外ではキリスト教徒がほぼ根付かなかったのです。なお中国は結局仏教は迫害されて道教の国に、韓国は儒教の国になったので日本は貴重な大乗仏教の国の1国です。ザビエルもびっくりということです)。
    ただし、彼らダエーワの真理には仏教が「絶対悪」とする部分があります。なぜなら仏教は殺生を禁じているからです。もう分かかりますよね、こいつら魔族の言ってる事は所詮「偽善」でそれこそ「虚無=闇」でしかないのです。つまり魔族は悪い意味での「無」をこのシーンでは説いてるのです。これを「増上慢」と言います。
    ものすごく哲学的で難しいですけど、意味が通じましたでしょうか? でもラノベって本来は中高生に読んでもらうもんだしもう世界史も日本史もを勉強するのだからもうこのくらいは本気で理解してほしいという意味も含めて書きました。だって、疲れたオッサンのためにラノベというものはあるんじゃないんですよね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。なるほど、ここからが本当の始まりというのは刺激的(試験的?)に感じます。
    ペルシャ地方を旅しているようでした。

    こちらこそ勉強になる部分が多く感謝しております。私自身の実力に転化していけるようがんばります!