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2023年11月3日 14:43
いやはや……ここまで熱量のこもった感想をいただけるとは、感謝いたします。かなり細部まで読んでいただけたようで、意図的に散りばめたものをこれでもかと見つけてもらえて、とても嬉しいです。私からも、いくつか返答をさせていただきます。この物語は極端な対比とその交わりが随所に埋め込まれており、リーシュとスクート(マルグ)はその最たるものでしょう。何一つ接点がないはずの彼らが、割とすんなりと互いを受け入れ物語が進んでいくのは、一見なにひとつ似ていないようで、心根がとても似ているというのがあります。このようなとても少ないながら存在する共通点も、もしかすると違和感の解消に繋がっているのかも知れませんね。リーシュの「やりたいことをして死ぬ」は、三分の一くらいは作者の思想も入っているのかと思います。人の寿命が仮に30歳ならば、きっと誰しもが太く短く生きようと思うことでしょう。スクートの名前の由来は、とある言語の「盾」からとってます……が、ご指摘の通りスタートという意味も十分すぎるほどにあるでしょう。彼は物語上で幾度となく再起を図るでしょうから……。ライオネルは二章でうんざりするほど出番がある予定です。こいつは善悪という物差しでは図ることができないヤバい奴です、もはや存在がバグ。最後に少しだけ踏み込んだ話を……武器から名前まで「クロス」という単語がたくさんでてきますが、それら全てに重要な意味があります。作中で語られることはおそらくほとんどないでしょうが、クロスフォードは英語のcross「十字架」と、forward「前へ」を組み合わせた造語?です。意訳としては、十字を踏み歩き、その先へ至る者といったところでしょうか。物語の着地点は、そこへ至ると決めています。ながながと長文失礼しました。胸が暖まる感想を書いていただき、重ねて感謝いたします。もしよろしければ、ぜひ続きも見てくだい。
作者からの返信
こちらこそありがとうございました。まず一読目は、とにかく読者目線で読むことに徹し、そこで浮かんだ感想をまとめあげました。二読目で、創作者目線を足して『なぜそういった感想が生まれたのか?』を徹底的に考えました。その二読目の過程での発見が今回の投稿記事の内容と言った感じです。第一読の感想はとにかく『ゼロでありニュートラル』であった。この点につきます。この読後感を求める読者が多いかどうか?は正直分かりません。しかし、必ず存在していると言い切れます。最後に僭越ながら応援コメントに、様々な方の批評らしき文章がありましたが、文章の用い方みたいな細かい所は無視して良いように思います。もっと大事な想像・創作の魂を大事に、丁寧に読者に投げかけていくだけで良いんじゃないのか?と思いました。アドバイスや批評というと『何かの型(例えば小説の作法)にきちんとはまっているか?どうかの判定』と思っている方が 多いように感じます。もっと人間の求める物語の、その深い部分の『何を知っていて、何を助言できるか?』が大事だと思います。私は、その『何か』がわかりません。ですので読者として感じたことを伝える、つぎにそれを少し分析して伝えること を現在行っています。先は長そうですが。今後もMS3さんの作品を追っていきたいのですが、他の方の依頼や自身の執筆など、スケジュール過多のため時間をみてお付き合いさせてくださいませ。
2023年11月2日 23:12
たぶん、この作品はカクヨムの中で最高峰に位置するダークファンタジー作品
らんたさん、こんちは!異常な完成度+練りこみ度合いで、作者さんの魂の叫びが聞こえそうですよね。
いやはや……ここまで熱量のこもった感想をいただけるとは、感謝いたします。
かなり細部まで読んでいただけたようで、意図的に散りばめたものをこれでもかと見つけてもらえて、とても嬉しいです。私からも、いくつか返答をさせていただきます。
この物語は極端な対比とその交わりが随所に埋め込まれており、リーシュとスクート(マルグ)はその最たるものでしょう。何一つ接点がないはずの彼らが、割とすんなりと互いを受け入れ物語が進んでいくのは、一見なにひとつ似ていないようで、心根がとても似ているというのがあります。このようなとても少ないながら存在する共通点も、もしかすると違和感の解消に繋がっているのかも知れませんね。
リーシュの「やりたいことをして死ぬ」は、三分の一くらいは作者の思想も入っているのかと思います。人の寿命が仮に30歳ならば、きっと誰しもが太く短く生きようと思うことでしょう。
スクートの名前の由来は、とある言語の「盾」からとってます……が、ご指摘の通りスタートという意味も十分すぎるほどにあるでしょう。彼は物語上で幾度となく再起を図るでしょうから……。
ライオネルは二章でうんざりするほど出番がある予定です。こいつは善悪という物差しでは図ることができないヤバい奴です、もはや存在がバグ。
最後に少しだけ踏み込んだ話を……武器から名前まで「クロス」という単語がたくさんでてきますが、それら全てに重要な意味があります。作中で語られることはおそらくほとんどないでしょうが、クロスフォードは英語のcross「十字架」と、forward「前へ」を組み合わせた造語?です。意訳としては、十字を踏み歩き、その先へ至る者といったところでしょうか。物語の着地点は、そこへ至ると決めています。
ながながと長文失礼しました。胸が暖まる感想を書いていただき、重ねて感謝いたします。もしよろしければ、ぜひ続きも見てくだい。
作者からの返信
こちらこそありがとうございました。
まず一読目は、とにかく読者目線で読むことに徹し、そこで浮かんだ感想をまとめあげました。
二読目で、創作者目線を足して『なぜそういった感想が生まれたのか?』を徹底的に考えました。
その二読目の過程での発見が今回の投稿記事の内容と言った感じです。
第一読の感想はとにかく『ゼロでありニュートラル』であった。この点につきます。
この読後感を求める読者が多いかどうか?は正直分かりません。
しかし、必ず存在していると言い切れます。
最後に僭越ながら
応援コメントに、様々な方の批評らしき文章がありましたが、文章の用い方みたいな細かい所は無視して良いように思います。
もっと大事な想像・創作の魂を大事に、丁寧に読者に投げかけていくだけで良いんじゃないのか?と思いました。
アドバイスや批評というと『何かの型(例えば小説の作法)にきちんとはまっているか?どうかの判定』と思っている方が 多いように感じます。
もっと人間の求める物語の、その深い部分の『何を知っていて、何を助言できるか?』が大事だと思います。
私は、その『何か』がわかりません。
ですので読者として感じたことを伝える、つぎにそれを少し分析して伝えること を現在行っています。
先は長そうですが。
今後もMS3さんの作品を追っていきたいのですが、他の方の依頼や自身の執筆など、スケジュール過多のため時間をみてお付き合いさせてくださいませ。