夜、勉強も終わって、ふとんの中にもぐって寝ていた。

そしたら、今日も、わたしのことを優しく抱きしめてくる霊を感じた。

｢あ、また来たな｣

って思た。

いつもみたいに、顔に

チュッ

てキスしてくれてるようにも思える。

そして、ちょっと甘い香りも、ただよってくる。

それもあって、女の子の霊なのかな～って思う。

今日は、いつもより、やや強めな感じだ。

厳しいというか、なんというか...

芸術について、わたしに教えてくれてるような感じ？

芸術に、もっと高い意識を持つように！って言ってくれてるかのように思える。

宇宙へと広がるような高い意識を！って。

｢わたしのお師匠さんかっ！｣

って、ほんまに、つっこみたくなる。

そんなことを感じながらも、たぶん眠りについたんやと思う。

翌朝も、朝ごはんを食べて、中学に登校する。

ちょっと離れてるから、自転車通学だ。

ゆるやかな坂道を登って行く。

ちょっとした高台に中学はある。

付近は、木々や草花の多い場所。

ちいさな森のような。

中学の先にも古墳あるようなところやから。

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