第7章 学園都市メルキス編 第3話(10)

 クランツがカルルに連れられて、すぐ傍に近づいているとは露知らず。

 セリナは中庭の木陰に腰を下ろして、一人悶々とした心持ちで沈思していた。リヴは「取ってくるものがある」とその場を離れたきり、しばらく戻る様子を見せていない。

(ここで待っててって言われたから、待ってるけどさ……)

 自分の知らないクランツについての秘密を知るという、リヴとカルル。

 弟の弱みを握られているような心持ちで、とても落ち着いてはいられなかった。

(いったい何考えてるのよ、あの子も、カルルも……)

「はい。飲む?」

「ひゃう⁉」

 一人焦れていたセリナは、後ろから冷えた金属を頬に当てられ、頓狂な声を上げた。

 思わず振り向くと、そこには悪戯に成功した子供のような笑みを浮かべたリヴがいた。

「いきなり後ろから声かけるんじゃないわよ! びっくりするでしょ!」

「あはは、ごめんごめん。びっくりするセリナも見てみたいなーって思って」

「あたしで遊ぶんじゃないっての、もう……」

 呆れたように返しつつ、セリナはリヴが差し出した銀製の瓶を見た。

「これって……」

「保温魔法瓶。食堂から持ってたんだ。飲まない?」

 屈託なく勧めてくるリヴに、セリナはじとりとした疑いの目を向けてみせた。

「変なもの入れたりしてないでしょうね」

「してないよー。疑り深いなぁセリナは。もっとあたしを信用してよー」

 そう言って笑うリヴの言葉に、セリナは渋々というようにその瓶を受け取った。

「くれるんだったら貰うわ。わざわざありがと」

「お、今度はお礼を言うセリナが見れた! やったー」

「はいはい、よかったわね。あんたも座りなさいよ」

「言われなくても、んしょっと」

 そう言ってリヴはセリナの隣に腰かけると、おもむろに手を差し出した。

「せっかくだから淹れてあげるね。開け方とかわかんないっしょ?」

 その言葉に、瓶の開け方のわからなかったセリナは肯いて瓶を渡すしかなかった。

「ん、まあ、そうだけど……ありがと」

「気にしないで。友達なんだから、これくらいはやらなきゃね」

「しれっと友達になってるんじゃないわよ、ったく……調子狂うわね」

 ぼやきながら、セリナはリヴから瓶の蓋を逆さにしたカップを受け取った。

 優しい香りのする湯気の立ち昇る紅茶を口にすると、ほっと安堵のため息が出た。

「ん……美味しい」

「お、今度は普通に感動するセリナだ!」

「別に普通のことでしょ。あんまり変に反応しないでよ」

 そう言ってもう一口紅茶を口にすると、セリナは胸の憂鬱が解れていくのを感じた。

「でも実際美味しいよね、ここのご飯」

「そだね。学内のあたしが言うのもなんだけど、この町が学生を大事にしてくれてる証拠の一つじゃないかな。諸々の経費もバカにならないんだろうけど、それでもだし」

「ふーん……学生街かぁ。あたしろくに学校とか行ってないし、何か実感ないけど……」

 半ば感心しかけたセリナは、ハッと我に返ると、疑惑の視線をリヴに向けた。

「で、何企んでるのよ?」

「だから疑わないでよー。そんな睨まれっぱなしじゃおちおち話もできないじゃん」

 すっかり疑われていることに苦笑するリヴは、そうだ、と思いついたように手を打った。

「じゃあ、こうしよう。今から質問タイム。お互いに訊きたいこと何でも訊き合おう。そうすればお互い隠すこともなくなるでしょ。お互いを丸裸にしよー!」

「何でその表現に行きつくのよ……まあでも、確かにそうかもね。じゃあ……」

 その提案に得心したセリナは、先手を打つようにリヴに問いかけた。

「リヴ。あんた、カルル君とはどういう関係なの?」

「お、いきなり探っちゃう? それ聞いちゃう?」

 その質問に逆にリヴに好奇心をちらつかせられたセリナは、少々引きながら言った。

「何よ。別に、言いたくないっていうんだったら言わなくても良いけど……」

「いやいや、別にそんなわけじゃないから。セリナ、意外と固いんだね。今のはちょっとした茶化しだよ。別に話したくないとかでも話せないとかでもないし、あいつとのことなんて」

 それに軽く返したリヴの言葉に、セリナは今更の事実を思い出しながら言った。

「あいつって……王子様でしょ?」

「この学園にいる限り、あいつはカルル・ハイム以外の何者でもないよん」

 あくまで軽いノリで返しつつ、リヴはカルルのことを思い出すように語り始めた。

「ま、でもあいつが編入することになったって聞いた時には、さすがに学園中ちょっとざわついてたかな。まあ、そうなる前は腐っても王子様だし、おまけに噂の《不望の王子》様だったからねぇ。皆、どう関わればいいのか戦々恐々としてたみたいだねぇ」

「だねぇ、って……《不望の王子》って、カルル君のこと?」

「あれ、知らないの。それはちょっと時事勉強不足じゃない、王都の自警団員さん?」

 耳慣れない言葉を聞いたというようなセリナの不勉強を指摘するように、リヴは言った。

「この国の王子様……まあ、女の子でもいいんだけど、王様の子は、生まれた時に七星を守護する人達から女神様の御加護を受ける儀式をやるんだって。普通は王様と六星の巫女の七人が集まってやるんだけど、カルルの時は全員が集まれなかったみたい」

 リヴの明かしたカルルの出生の秘密に触れたセリナは、恐る恐る訊き返した。

「そんなの、初めて聞いたけど……カルル君、それで、《不望の王子》なんて呼ばれてるの?」

「まあ、当人は《単なる社会的認知》って呼んで気にしてないつもりみたいだけどね~……そのことを気にしてないわけがないことくらい、こっちにはバレバレだっつの」

 カルルの内心を見通すように口を尖らせつつ、リヴはカルルの転入当初のことを話した。

「まあとにかくそんな感じで編入してきたわけだからさ、皆、話すきっかけ作れなさそうで。このままだと学園中あいつに遠慮しちゃうなって思ったから、あたしが最初に声かけたの。一緒にお昼食べない、って。そしたらあいつ超いい奴だから即OKしてくれて。それきっかけで他の子とかも少しずつあいつに普通に絡めるようになっていったって感じかな」

 懐かしむようにカルルとの出会いを語るリヴに、セリナは自然と訊いていた。

「リヴが、カルル君の孤立と学園中の皆の緊張を防いだってこと?」

「んな大げさなもんじゃないよ。お節介気質だから、あたし。皆が変に肩身の狭い思いしながら一緒にいるのって何か嫌だって思って行動しちゃったってだけだよ。まあ、カルルも基本的には良い奴だし、面白い話も色々聞けるしね。友達になれてよかったとは思ってるよ」

 今更のように語るリヴの言葉に、セリナは探りを入れるように訊いていた。

「色々って……王室の内情とか?」

「んー、別にそういうんじゃないよ。もっと、あいつの個人的な話ばっかり。まあでもあいつの自覚してる立場上、そうはいっても結構重たいことになることも多いんだけどね」

 斥候のようなセリナの質問に苦笑しつつ、リヴはカルルの大望を思いながら語った。

「あいつは、答えを探してるんだ。このグランヴァルト聖王国が、そこに暮らす人々が、どんな形であればいいのか、そこに向かってどう変わっていけばいいのか……そんなことを、あいつはずっと考えてる。考え方がもう半分王様のものなんだよね。歳いくつって話よ」

「確かに……あたしたちくらいの歳で普通に考えることじゃないかもね……」

 それに感心するように語ったセリナの言葉の含みを、リヴは敏感に嗅ぎ取った。

「お、その口ぶりだと、考えたことがないってわけでもなさそうだね、セリナ」

「あんたもあんたで勘が良いから面倒なのよ、リヴ……」

 呆れたように返すと、セリナは思う所を含めながら、おもむろに質問を変えた。

「リヴはさ……何で、この学園に入ることにしたの?」

「お、今度は無難な所に来たねぇ。質問チャンスもそう多くないけど、そんなんでいいの?」

「いいの。訊きたいこと何でも訊いていくんでしょ。訊いてんだから答えなさいよ」

 その問いに何か問う所があるのを察したリヴは、さして無理のない調子で答えた。

「んー、入学の理由かぁ。まぁ、強いて言うなら自然な流れかな」

「自然な流れ?」

「うん。あたし、この町で生まれて育ったからさ。普通にこの学園に入るのが流れかなぁって。それに、将来の事とかまだ何にも考えてなかったから、そういうのを考えるのにもいい環境かなって思って。って言っても、2年次でまだろくに何も見つかってないけどね」

 自らの境遇を笑いながら語るリヴに、セリナは思った通りの物寂しさを感じていた。

「そっか……お父さんとかお母さんは、いるの?」

「ん? うん、一応ね。普段は寮暮らしだからあんまり会わないけど……って」

 その問いの真意をすぐさま悟ったリヴは、気遣うようにセリナに訊き返していた。

「セリナ、もしかして……親御さん、いないの?」

 訊き返したリヴを前に、今度はセリナが思い返すようにクランツとの出会いを語った。

「うん……七年前の王都襲撃戦のことは、さすがに知ってるよね」

「うん」

「あたしとクランツの二人は王都生まれだったんだけど、あの時の戦闘で身寄りを失くして、同じ孤児院に引き取られたの。正確には身寄りを失ったのはあたしで、あいつには引き取ってくれるおばあちゃんがいたんだけどね。少なくとも肉親を失ったってことなら、あたしとあいつは同じなんだ。そこから自警団でも一緒になって……まぁ、結果的にずっと一緒に育ってきたことになるのね。いわゆる腐れ縁、みたいな感じかな」

 懐かしむようなセリナのその話を聞いたリヴは、即座に好奇心に目を輝かせた。

「へー……ってことはクランツ君ってセリナのためにわざわざ孤児になろうとしてくれたわけ? すごいじゃん!」

 前のめりで迫ってきたリヴのその反応に、セリナは思わず気圧されながら訊き返した。

「すごいって……何が?」

「だって普通気にしてもいない子にそこまでしないでしょ。しかも戦乱の最中で、クランツ君自身も身の安全がままならない中でだよ? クランツ君、絶対セリナのこと好きだって」

 そも必然とばかりに語るリヴの野次馬根性に、セリナは即座に突っぱねるように返した。

「やかましい。野暮な詮索しないでよ」

「えーいいじゃーん。あたしそういうの全くないからさぁ。いいなー、青春してるねぇ」

 さも羨ましそうに語ったリヴに、今度は逆にセリナが意外な思いをしながら訊いていた。

「リヴは……カルル君のこと、好きだったりとかしないの?」

「んー、ないな、趣味的に。あいつのこと嫌いじゃないけど、タイプじゃないって感じ」

「そ、そうなんだ……」

 ばっさり切り捨てたリヴに思わず隙を見せたセリナは、さらに突っ込んで訊かれた。

「ってかさ、今セリナ、しれっとクランツ君のこと好きだって示したよね」

「へ?」

「だって今のって要はセリナとクランツ君の関係をあたしとカルルに重ねたわけでしょ?」

 リヴのその邪な推理力に、セリナは素直に感じたことを表情と共に口にしていた。

「リヴ、頭良すぎ。ちょっと引く」

「えー、別に頭っていうかただの勘だって。それに知られて減るもんじゃないでしょ」

「乙女の秘密ってのがあるでしょ! もう……」

「ひゃー、乙女かぁ。セリナかわいー」

 いじけるセリナを興気に眺めながら、リヴは思案を巡らせるように視線を遠くに投げた。

「でも、それにしてもクランツ君かぁ……そうなるとますます気になるなぁ」

「え……何が?」

「いや、ここだけの話なんだけどね」

 そう言って、リヴはセリナに何でもない些細な話のように告げた。

「カルルが前に言ってたのよ。クランツ君はあいつの親戚みたいなものだって」

「え……?」

 告げられたその言葉を、セリナはすぐに理解することができなかった。

 そして、理解が追いついた途端、セリナの心に激しいざわめきが走った。

「ちょっと、待って……だって、カルル君って王子様でしょ……その親戚ってことは……」

「そー、それがずっと気になってんのよねぇ。あいつ、何か知ってるみたいなんだけど、そこらへんの詳しいことは話せないの一点張りでさ。水臭いったらありゃしないって――」

 リヴがそう語る最中、ふいに二人の少し後ろの側の茂みが、がさり、とざわめいた。

 二人が顔を向けたそこには、こちらに厳しい視線を向けているカルルと、驚愕に表情を硬直させたクランツ、そして彼の脇で慄然とした様子を見せているエメリアの姿があった。

「クランツ……もしかして、今の……聞いてたの?」

 呆気にとられるセリナをよそに、カルルはリヴに糾弾するような声をかけていた。

「話してくれたね、リヴ」

「あっちゃー、見つかっちゃったか。間が悪いなぁ」

 おどけるように言ってみせるリヴに、カルルは道化劇の幕を下ろすように言った。

「もう演技はやめよう、リヴ。二人に失礼だ」

「あらー、言うわねぇ。その言葉、そっくりそのままお返しするわよ、カール王子様」

 まるでこの展開を見通していたようなリヴに、セリナは真相を問うように訊いていた。

「リヴ……どういうこと?」

「いやー、悪いねぇセリナ。今までの会話の流れ、全部この王子様の陰謀だったのよ。あたし達の会話の中でクランツ君の秘密に触れて、それをクランツ君に聞かせるっていうね」

 そう言うと、リヴは冷え切った眼を、策謀の道化たるカルルに向けた。

「片棒担いだあたしも言えないけどさー……ホンッとタチ悪いわよねー、カルルって」

「…………!」

 その言葉にセリナが言葉を失くす中、クランツは震える声でカルルに訊いていた。

「どういうことだよ、カルル……お前が、僕の親戚って……!」

 自らの身元を揺るがしかねないその情報に、しかしカルルは答えを与えなかった。

「悪いけど、今僕からそれを話すことはできない。その事実を僕に教えてくれた人からの頼みなんだ。それに、知るべき時が来ればいずれ知ることになるし、その時は必ず来る」

 ここまで来させておいて知るべき真実から自分を遠ざけようとするその言葉に、彼の掌の上で踊らされているのを感じたクランツは激昂し、カルルの胸ぐらを掴んで迫った。

「ふざけんなよ! どうしていつもそんな回りくどいことするんだよ! お前が何考えてるのかわかんないなら、協力なんてできるわけないだろ!」

「クランツ……」

 動揺と焦燥、激情を顕わにするクランツにセリナが言葉を失くす中、当のカルルは目の前で燃えるクランツの瞳を真っ向から見返しながら、平然と言った。

「君は時々、無自覚に鋭いことを言うね。そういう所も好きだよ、クランツ」

「お前、ッ……!」

 道化の言葉に我慢の糸が切れかけたクランツに、カルルは冷水を浴びせるように言った。

「今は迷わず前に進んでくれ、クランツ。でないと、手遅れになる」

「手遅れ……?」

 その言葉に微かに意識が醒まされたその隙に、カルルは伝えるべきことを伝えた。

「そう……ベリアルが進めている《魔戒計画》の掌握まで、もうあまり時がない。今、それを止められるのは、この計画の真実に至りつつある君達だけなんだ」

 事情を知っている風のその言葉に、クランツはカルルに詰め寄っていた。

「お前……やっぱり、何か知って――――」

 その瞬間――その場の全員が、胸の内に黒い波動が過ぎるように走るのを感じた。

「な……何だ、今の……?」

 クランツが胸にざわめきを覚える中、カルルは何かを予見していたように呟いた。

「ついにお出ましか……黒焉の闇星」

「黒焉の、闇星……?」

 聞き慣れない言葉を聞いたクランツに、カルルが張り詰めた様子で言った。

「クランツ、クララさんの所に急いでくれ。たぶん、聖堂にいるはずだ」

「え……」

 唐突な展開に付いて行けないクランツに、カルルは真っすぐな瞳を向けながら、その心に信じるべきものを突き刺すように言った。

「彼女を――クラウディア・ローナライトを守るのが、君の役目なんだろう?」

「…………!」

 その言葉を聞いたクランツは逡巡の末、カルルに糾弾するような目を向けながら言った。

「何企んでるのか……あとでちゃんと聞かせろよ!」

 そして、傍で控えていたエメリアに向き直ると、緊迫した様子で言った。

「エメリア、行こう!」

「は、はいっ! かしこまりましたっ!」

 迷いもなく頷き返事をしたエメリアを連れて、クランツは駆け出していく。

「待って、クランツ! あたしも行く!」

 それを追って駆け出したセリナの背中を目で追いながら、リヴはカルルに呟いた。

「行っちゃったかぁ……にしても、随分と回りくどいわよね、あんたも」

「自覚はしてるよ。けど、こうでもしないと、それこそあの人の計画に障るからね」

 自然とばかりに言うカルルの言葉に、リヴは疑問とばかりに言った。

「アルベルトさんだっけ。その人、いったい何考えてるの?」

「僕も、詳しくは聞かされていない。ただ一つ言えることは、彼の企みは僕の目的と通じているということだ。だから僕にも、それを動かす彼らを――クララさん達を導く意味がある」

「導く、ねぇ……誘導の間違いでしょ」

「誘導も導きの一つであることに変わりはないだろう?」

 糾弾を躱すようにしれっと言ってのけるカルルに、リヴは訝しげに訊いた。

「カルル……あんたもあんたよ。いったい、何考えてるの?」

 リヴのその言葉に、カルルは己を問い直すように答えた。

「僕の目的も、彼らと連動している。この《魔戒計画》を巡る全ての人間とね。この計画が真の結末を見た時、僕の目的は達成される……だから僕も、陰ながら動いているという訳さ」

「具体的に教える気はないってわけね?」

「大丈夫だよ。いずれわかる時が来る。この調子で事が進めばね」

 そう答えながら、カルルは中庭の木立の間から見える空を見上げた。

「そう……近い内に、皆が見るはずだ。この聖王国の辿り着くべきだった光景が」

 既に未来を見ているその眼を眺めていたリヴは、彼の底知れなさを今更ながら感じた。

 大望を浮かべるようにカルルが見上げた空には、薄い暗雲が立ち込めていた。



 クラウディア、サリュエリス。ルベール、ゲルマント。クランツ、エメリア、セリナ。

 こうして、行動を分けていた七人は、一斉に一つの地点へと収束するように走った。

 聖堂学園都市に姿を現した、大いなる禍を引き連れる、王国の影を支配する女王の元へと。

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革命のクラウディア -Klaudia die Revolutionar- 後編 青海イクス @aoumi

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