職人さんへのお茶請け【いろいろ】 煮物

 ようこそいらっしゃいました。

ここは小烏の台所です。


 昨日から小屋(軽トラを入れている)の屋根の防水加工で塗装屋さんが来られています。

職人さんの休憩のためのお茶請けをご紹介しましょう。



①干しシイタケのうま煮(義母の好物)


 干し椎茸は水で戻しておきます。

石づきは切り取ります。

鍋に戻したシイタケ、戻し汁、醤油、みりん、砂糖を入れて落とし蓋をして火にかけます。

ことことしばらく煮たら追加の醤油、砂糖を追加で入れ、煮汁がなくなるまで煮ていきましょう。

(砂糖より醤油がかった味付けです)



➁サツマイモの甘煮(義母の好物)


 サツマイモは食べよい大きさに切って、水に晒します。

鍋にサツマイモを入れて、水をひたひたに入れます。

ごく弱火で加熱していきます(サツマイモは70度付近をゆっくり通過すると酵素のなんとかんとかで甘みが増すのだそうです)。

サツマイモの黄色が濃くなってきたら、砂糖、みりんを加えます。

サツマイモが柔らかくなったら、醤油、塩を加えてもうしばらく煮て火を止めます。

煮汁につけたまま冷めるまで置いておきましょう。



③厚揚げの煮物(義母の好物)


 厚揚げはサッと湯をかけて油を落とします。

ザクザクと大きめに切って、鍋に入れます。

水をひたひたより少なめに入れ、砂糖、みりん、薄口醤油を加え落し蓋をして火にかけます。

煮汁がわいたら火を弱めて、10分ほど煮て火を止めます。



④切り干し大根の煮物(義母がもらってきたセットもの)


 切り干し大根の素はサッと洗って、十分な水に浸けておきます。

ひじきもあったので、一緒に浸けました。

冷凍庫の油揚げを水で洗って、少し解凍し細かく切っておきます。

茹で大豆もあったので、これも参加してもらいましょう。


 水から揚げた切り干し大根たちは、サッと水けを切ってごま油を入れたフライパンで炒めます。

ここに油揚げ、大豆も入れて炒めたら、出汁を注ぎます。

今回は面倒だったので、余っていためんつゆで味付けしました。

煮汁がなくなるまで煮込んだら、出来あがりです。


 それぞれお皿に盛って、お茶を添えて出しました。


お味はいかがでしょうか。



〈今日のお義母さん〉

★★★


美味しかったわ、とのことでした。(11時のお茶なのでお腹がすいていた)

 


〈職人さん、三人〉

★★★


ご馳走様でしたと完食してもらえました。



追記

 このあたりの古い風習(義母世代の常識)として、来客(職人さん含む)には手作りの煮しめとか自家製の漬物を出すのです。(買って来たお菓子を出すと、あとでいろいろ言われます)


 この時家人も一緒にお茶をいただきます。

なので昼ごはんを食べるお腹の余裕はあまりありませんね。


 また、煮しめは11時のお茶。

15時のお茶には、果物など軽めのもの(?)を出すのが一般的のようです。


 なお、職人さんたちが現場でお弁当を食べられる時は、お茶と漬け物を出します。



近況ノートに写真があります

https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16817330667420820668

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