応援コメント

4‐9.偽物の姫」への応援コメント

  • 搬贄官の青年の名は庖厨官のルェイビン(漢字を当て嵌めるとどういう字面になるのかずっと考えています)に対して最後まで出てこないんですね。

    ラーストチカを本来来るべき公女の偽者と喝破したルェイビンが
    「時々お前のような偽者が身代わりに来る」
    「搬贄官も本当は気付いているくせに気付かないふりをしている」
    と告げる描写にこの二人が少女を生贄として帝国に連れてきて殺す残酷な仕事に短くはない歳月を費やしていることを示す奥行が感じられます。

    誤記報告になりますが、一箇所だけルェイビンの名が「リウン」とされています。

    作者からの返信

    語字のご報告ありがとうございます!
    リウンはかなり前に書いた作品のキャラ名で(彼にも敬語をやめる描写がありました)、深層意識の深さを実感しました…。

    男子キャラ二人の仕事に慣れた感じも、描写を褒めてもらえて嬉しいです。
    搬贄官の彼の名前等、何となく考えてる設定はあるので、いつかまた続編的や前日譚的なものが書けたらいいなと思ってます。
    (ちなみに「偽王の晩餐と姫君の首」という短編集の過去作に、つながりが少しある短編を二つほど載せています)

    編集済
  • ルェイビンは気がつきそうにないなと思っていたらすぐ気がついたのでビックリしました。なんとなくデリカシーがない男性のような気がしていたのですが、やっぱり食材を見極める目は確かなのかな。

    作者からの返信

    ルェイビンのことをよく見てくださっているコメント、ありがとうございます!
    食材を見極める目は確かと言ってもらえると、彼は多分機嫌が良くなると思います。

    ちなみに私はルェイビンは別に観察力がないわけではなくて、ただちょっと感情のキャッチボールがずれてるっぽい人なのかなと思ってます。
    ラーストチカみたいな大幅におかしい女の子が来ると常識人側に回るけど、普通に可哀想な女の子を前にするとKY寄りになる。
    そういう接するキャラによって違いが出てくるところがあるんじゃないかなと思って、各章の彼を書きたいように書きました。