共に歌ふはうたたねの夢
【金の糸月の明かりに輝かば
【後の
【うたたねの夢に迷はばもろともに飽くまで行かむ
金糸のようなあなたの髪が月の光で輝くと、美しい衣も当然霞んで見えることでしょうね。
生まれ変わったら鳥になりたいものです。笛の音と共に歌うなんて所詮儚い夢ですが、鳥になってそれを叶える夢を見ましたので。
うたたねの夢に迷うなら一緒に飽きるまで行きましょう、仲睦まじい将来へと。
※1【世】
依夜は、「後の世」として来世の意味で詠んでいるが、【世】は男女の仲、夫婦の仲という意味も持つ言葉。
※2【比翼】
比翼の鳥。必ず雌雄が寄り添って飛ぶ空想上の鳥。夫婦仲が睦まじいことの例え。生成は【世】を夫婦の仲と捉え直し、比翼(の鳥)と詠んだ。
生成の歌と合わせると、依夜の詠んだ歌は「将来の夫婦の仲は仲睦まじくなりたいものです。仲睦まじくなって笛の音と共に歌ううたたねの夢を見ましたので」と周りは解釈出来る。鳥=比翼の鳥。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます