part Kon 8/8 pm 8:43



 亜樹に全部 脱がされて 亜樹も裸になって 2人で浴室へ。

 ホントは タオルで前 隠したかったんだけど 今のあたしは 装具無しだと 肩 貸してもらわないと歩けない。

 亜樹も 肩 貸してくれてるせいで タオルで身体 隠せてない。

 


 亜樹って マジに 少女体型。


 膨らみかけって感じの 小さな乳房。

 薄い桜色の乳首。


 白い肌が 少し上気したように 赤みを帯びている。

 柔らかそうなお腹の下に続く なだらかな下腹部。

 そこを 申し訳程度に隠す 栗色の若草。 



 なんか 女の子の身体 こんな風に まじまじ見るの初めてかも……。

 学校のシャワー室とか お風呂屋さんで見るのとは ぜんぜん違う感じ。


 スゴくドキドキしてるけど エロエロ思考で 暴走しそうって感じでもなくて なんて言ったらいいのか……愛おしいって感じかな?




 2人で 身を寄せ合うようにして浴室へ。

 たたみ2畳分ほどの大きめの湯船と洗い場が2つ。


 あたしをバスチェアに座らせると 亜樹が湯船のふたを開けてくれる。

 真っ白なお湯。

 匂いは あんまり感じない。



「瞳。このお湯が 清瀧のお湯。ケガによく効くらしいから ゆっくり浸かって……」



 白い背中に栗色の下ろし髪。

 滑らかそうな つるんとしたお尻が可愛い。



「うん。そのために来たんだし」



 ちょっと嘘かも。

 やっぱ 亜樹とお泊まりってゆーのが 心の中で一番のウエイトを占めてる。



「ねぇ 亜樹。身体 洗って欲しいんだけど…?」


「……えっ? べ 別に 手は 動くじゃん。じ 自分で 洗えるだろっ」



 予想通り 真っ赤になって 目を白黒させてる。



「ねぇ 洗って?」



 もう一度 言ったら フラフラっと こっち来た。

 タオルに石鹸つけて 背中を洗ってくれる。

 前も洗って?って 言ったんだけど 首をブンブン振って 断られた。

 なんか変に真面目だよね。


 さっき あたしのブラ外した時とか 目玉 ギラギラさせて ちょっと怖いくらいだったのに……。



 あたしが 洗い終わると 今度は 亜樹の番。

 亜樹は 自分で洗うって言ったけど もちろん そんなの許さない。


 たっぷりシャンプーつけて 亜樹の綺麗な髪を 丁寧に手櫛で洗ってあげる。

 コンディショナーを流した後 今度は 掌で石鹸を しっかり泡立てて 背中を擦ってあげる。



「ひっ 瞳!? タオルはっ?」


「なーに? こっちの方が よかった?」



 そう言いながら 背中に 胸 押し付けてやる。

 亜樹は 身体ガチガチに 硬直させて 首まで真っ赤。

 振り返って 襲われちゃうかな?って思ったけど



「えっと あの 手で 手で洗ってくれて 大丈夫だから……」



 って 消え入りそうな声。

 きっと亜樹のことだし そーゆーお店があるとか 知らないんだろうな。


 前洗うのも ダメだって。

 ツマンないの。



 一緒に湯船に浸かる。

 そんなに熱々ってワケじゃないんだけど 熱量多い感じで しばらく浸かってると 額から 汗が滲み出る。


 一度 身体を冷まそうと 脚だけ浸けて 湯船の縁に 腰掛ける。


 そんな あたしを亜樹が 湯船に浸かりながら じっと見てる。

 さっきまで 色々話しててくれたのに 急に無言。

 洗いっこして からかってる時は ぜんぜん 大丈夫だったのに マジマジ見つめられると めっちゃ恥ずかしい。

 だけど 今さら 隠せないし……。

 


 なんか しゃべってくれたら いいのに 亜樹は 黙ったまま あたしの身体を見つめる。 

 スッゴい意地悪。


 視姦されてるってゆー感じ。

 亜樹の眼が あたしの身体をなぶっていく。

 恥ずかしくて けど 感じちゃってて…。

 亜樹に感じさせられてることが 嬉しくて。

  

 亜樹が〈オトコ〉の眼で あたしの身体 見てる。

 亜樹の 何でもお見通しの 視線が動くたび あたしの身体が どんどん〈オンナ〉になっていく。

 


 オトコとオンナで お風呂入ってる。

 


 眩暈がして 呼吸が浅くなっていく。 

 ――ザバッ

 水音させて 亜樹が立ち上がる。

 

 無言で 湯船の中を近づいてくる。

 顎クイされてキス。

 舌を絡める。

 仄かな塩気。

 汗の味。


 

 キスだけで アタマの中も お股も とろっとろに蕩ける…。

 いつもみたいに キスしながら 亜樹の右手が あたしの左胸をまさぐる。


 ――ビクビクッ


 コリコリの乳首を刺激され 強い快美感に 身体が 痙攣する。

 

 今日は 裸同士。

 ダイレクトに快感が伝わってくる。

 変な声が 出そうになるのを 必死に堪える。


 ヤダヤダ。

 やっぱ めっちゃ恥ずかしい。

 そんなに強く揉んだら 声 出ちゃうじゃん……。


 快感に流されそうになるのを 必死で 唇を外す。

 そして 亜樹の耳元に 近づけて 囁く。


「ねぇ… 続きは お部屋で……」


 ………。

 ……。

 …。

 

 

 


 

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