part Aki 8/8 pm 8:30
耳が 熱い。
さっきの 瞳のセリフが 耳の奥に残ってる『ねぇ…。オトコとオンナで お風呂入ろ? いろいろ 教えて ア·ゲ·ル』……。いつも ボクのこと 触ってくるとき 耳も一緒に 苛めてくるから 最近 耳たぶに 息 当たっても なんか 身体が 熱くなっちゃう…。あんなこと言って 耳たぶ甘噛みとか 完全に反則。……眩暈するくらいドキドキしてる。
今日は ボクなりに 覚悟を決めて この旅行に臨んだ。夜 ちゃんと 瞳に向き合おうって。ワカンナイなりに 精一杯 瞳のこと 愛そうって。オチンチンついては いないけど ボクなりの愛し方が あるハズなんだ。サクヤや美優姉に 協力してもらって イロイロ 勉強した。
だけど 事態は ボクの想定の彼方へ。瞳と一緒に お風呂とか 想定外過ぎて どーしていいか マジに わからない。……落ち着け。瞳の前で 裸になる覚悟は できている。……いや。暗い 寝室で 脱ぐつもりだったし 明るいお風呂場で 見られるとか やっぱり 無理かも…。……でも でも 今日は もう 後には引けない。そんなこと 思う間に ボク達は 脱衣所の前に。入り口の段差を 越えられるように 瞳に 肩を貸す。
「瞳 装具 外すの 手伝うから そこ 座ってて」
今の瞳は しゃがむのが難しいから 左足の装具の着脱に 手助けがいる。瞳を 脱衣所の中にある 籘の丸椅子に 座らせ 入り口のドアを締め 引っ掛け鍵を 掛ける。振り向くと 瞳が さっきと同じ姿勢で ちょこんと籘の椅子の上に腰掛けて 少し赤い顔して こっちを見ている。なんだか ヌイグルミみたい。幼くて 儚くて ちょっと不安な表情。
フッと 肩の力が抜ける。
……そうだよな。ボクだけが 緊張してるワケじゃない。瞳だって〈初めて〉なんだ。ゆっくりと近づき 肩を抱き 頬を近づける。
「あのさ 瞳。ボク 精一杯 瞳のこと 愛するから。ホント 全然 わかってないと思うけど 色々 教えてね……」
「……ふふっ お姉さんに…――んんっ」
何か 言いかけた 瞳の 唇を塞ぎ 舌を絡めにいく。バ~カ。見栄張ること無いのに。舌 同士を チロチロって 舐めあったあと 2度目のキス。もっと深く重なり合い 濃厚に舌を絡める。こんな濃厚なヤツ久しぶり。瞳が 首に腕を回してくる。 ボクも 背中に腕を回して 瞳の身体を グッと抱き寄せる。心臓が 力強く拍動してるのが解る。ボクの心臓も 瞳の心臓も…。興奮は してるけど 舞い上がっては……いない。
「……上 脱がせて いい?」
ダメだ。声が 掠れた…。でも ちゃんと 自分から言えた。リードなんて できなくても いいけど 自分の意思は きちんと伝えたい。瞳が 小さく頷く。Tシャツとキャミの裾に 手を掛け 一気に上へと引き上げる。瞳も 腕を上げて 協力してくれる。水色のブラに 包まれた 真っ白なおっぱいに 視線が釘付けになる。気恥ずかしくて 目を逸らしたくなるけど ボクは 瞳の恋人。視たっていいんだ……だ だよね?
瞳の下着姿 見るのは 初めてじゃあない。これまでも チラッと見ちゃったことが 何度かある。そのどの回も 目に焼き付いてるけど 今日の 瞳の胸は いつもに増して 魅惑的。水色のカップに 白のレースたっぷり使った可愛らしいデザイン。なんか 胸の谷間が強調されてる気がする。ボクみたいな貧乳には あんまり関係ないけど 寄せて上げるってヤツなのかな? 瞳の大きめのオッパイが 強調されて スゴい迫力。
「もうっ!そんなに胸ばっか 見ないでよっ!……恥ずかしいじゃん」
「……ゴ ゴメン…」
「最近 運動 できてないから ちょっと お肉ついちゃってるんだから……ホント そんな 見ないでよ……」
そんなこと 言うけど 相変わらずの均整の取れたプロポーション。しっかり筋肉がついてる。でも 女の子らしい丸みもあって 本当に綺麗。……そして スゴく興奮する。ドッドッドッって 心臓の音が ずっと響いてる。ブラも取って その下も 見てみたい。心の中が それだけで いっぱいになるけど 無理なことして 傷つけたくない。そんなこと考えて葛藤してたら 瞳が ドキッとする発言。
「あたし ばっか見てないで 亜樹も脱いで見せてよ。あたしだって 亜樹のこと見たい」
……いや。わかってる。
わかってるけど 言われた瞬間 全身が ボッって熱くなり 恥ずかしさで 涙が出そうになる。もちろん ボクは そのつもりで 清瀧に来たし 覚悟もできてる。瞳が ボクの身体を見て 笑ったりしないってゆーのも 確信してる。だけど それでも 恥ずかしさで 涙が滲む。
「脱がしてあげよっか?」
瞳の声に 小さく首を振り Tシャツとキャミを 引き上げる。恥ずかしくて死にそうだけど 下着姿は 前に採寸してもらったときに見られてる。今日は その先へ行く。覚悟を決めて ブラのホックに 手を掛けて ブラも外す。ボクの上半身を覆うものは もう何もない。小さいとはいえ ボクの女の子の膨らみが ポロンと零れる。瞳の視線を感じる。恥ずかしさで 瞳の方を見ることができない。
「亜樹。こっち来て?」
瞳の方に一歩近づくと 腕を引っ張られて ギュッとハグされる。素肌と素肌が触れ合う 暖かでしっとりした感覚が 心地いいってゆーか 興奮するってゆーか。膝立ちになったボクの頭を撫でながら 瞳が言う。
「見せてくれて ありがと。スゴく綺麗」
その言葉に ボクの身体が 少し強張る。
「ゴメン。違和感あるんだよね…。あの…さ でも…さ。あたしにとっては この身体が 亜樹なんだよ……」
瞳は そう言いながら ボクの髪ゴムを取って ボクの髪を下ろし髪にしていく。
「……サラサラの髪。色も ホントに綺麗。光の当たり方で 黄金色に見えるときあるじゃん? あの感じも好き」
ボクの髪を手櫛で漉きながら 頬を髪寄せてくる。そして ボクの髪を掻き上げながら 首筋にキス。背中が ゾクゾクしてしまう。きっと 次 耳にくる。そう 思うだけで 身体が熱くなる。もう 完全に条件反射だ。
「細い首に 細い肩……ホントに華奢だよね」
耳に唇 寄せようとするから 身体を捻って抵抗する。そしたら ぎゅうって抱きしめられた。胸の谷間に 顔が埋もれる。柔らかくって 暖かくて 弾力があって……。思考が 全部 瞳のオッパイに持っていかれる。
「だけどさ。こんなに小さな身体だけど 誰より勇敢な あたしだけの王子様なんだよね…?」
オッパイの谷間で 頷く。もう このまま 死んでもいいかも……ってゆーくらい幸せ。いや これからも 絶対 瞳のこと 守るって 心に誓ってるけど。……ああ でも オッパイ最高。永遠にこうしていたいって真剣に思う。 ……ううん 違う。 ボクらは まだ 前に進むんだ。ボクは 意を決すると 腕を瞳の背中に回し ブラのホックに 手を掛けた……。
………。
……。
…。
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