『詩』「気をつけろ」
一乗寺 遥
恐くて怖くて。いつも怯えている。
それは突然襲ってくる
もはや逃げ場などない
どのように戦おうと身構える暇もなく
突然に組み倒される
弱々しく抗うが圧倒的な言葉の勢いと
韻の強さはそれの生来のものであり
もはやかすれた微かな我が呻き声は
あっという間にかき消され心は焦土と化す
静けさが訪れてくる
よろよろと傾いた体をおこし、
天地がいつも通りに見える頃には
それはもう変異していた
静かに目を閉じていた
でも注意しなくては
いつ襲ってくるかわからないから
それは突然襲ってくる 気をつけろ
『詩』「気をつけろ」 一乗寺 遥 @yoichijoji56
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます