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琴音は別に助けたなんて思っていなかいけど、理実ちゃんは琴音に救われたんですね。助けてあげたいと思う気持ちは貴いけれど、人は結局自分で救いを見つけて自分で助かるものなのかもしれません。でもそれができない人がいるのも事実だし、運命で片付けていい話ではもちろんないです。
最後のセリフ、すごく気になります。理実ちゃんの気になることの2つめの話題に入っていくんでしょうか。
作者からの返信
@nakamayu7様
恣意的な「助ける」よりも、意図しない思いが救いになることもあるのではないか、という思いで、この回は書いています。
もうひとつは、nakamayu様の仰るようなことですね。
「運命」と片付けてしまうのは簡単なのですが、手が最後まで届かなかった方々も大勢いらっしゃるのが、また事実・・・・・・。
最後のセリフは、4章の幕開けです。
理美もそうですが、琴音にとっての試練の入り口になります。
琴音の細やかな感情の動きに導かれるように読んでいます。理美も、家族や先生たちも血の通った人間味を感じ、それだけに深く刺さってきます。
ここまでの琴音のサバイバル(と言っていいのか分かりませんが)を見てきて、この回で「死ななくてよかった」という言葉が出てきたことに感慨を覚えています。
作者からの返信
柊様
たくさん読んでいただいて、ありがとうございます。
それと、お返事遅くなりまして申し訳ありません💦
深く染み入るレビューコメントまでいただき、重ねて御礼申し上げます。
生きることの積み重ねの中、それが叶わない人もいれば、琴音のようにサバイブできる人もいる。
私はそれをある程度確率論的なものとしてドライにとらえている反面、確率では図り切れない可能性、柊様の言葉をお借りすれば、「凝縮」された部分、そのものを描いてみたいとも思っています。
そのような思いを反映しているからか、当初のプロットとは、まったく違うかたちでこの物語は進んでいます。
一歩ずつを、どうか見守っていただければと思います。