第四章 100歳

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旅を終えるとすぐに、真っ暗になった。そして、真っ白になった。

さらに、黒い点があり吸い込まれ、後ろを振り向くと、純白のホワイトをベースに宇宙塵がひろがっていた。

いつの間にか、私は霧の中に立っていた。

重力で、足が地面に付いている。

固まっているはずの節々の悲鳴は軽減され、体が軽かった。

霧は晴れていき、家に帰って忘れないうちに、パソコンを開き、文字をブログに綴っていく。

その画面は、6/6から6/7の日付になっていた。私は、100歳を迎え、いまだに0歳の赤子と何も変わらなかった。




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霧の中の不思議な物語 @ashika9999

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