平行世界
最後のお話は、パラレルワールドでございます。
【異世界】物などというジャンルまで確立された昨今人気のテーマでございます。転生物、MMORPG物、タイムリープ物、…、エトセトラ、エトセトラ。
今回のお話もご多分にもれず、その【異世界】物の中の一種、パラレルワールドのお話でございます。
パラレルワールドとは、ある世界【時空】から分岐し、それに並行して存在する別の世界【時空】を指すようでございます。並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われております。
そして、「異世界」、「魔界」、「四次元世界」などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つものでございます。
サイエンスフィクションの世界の中だけに存在するのではなく、理論物理学の世界でもその存在の可能性について語られているのでございます。
私たちの居る時空からほんの少しずれたところに違う時空が広がっている。
その次元には、私たちの次元と同じ世界が広がり、私たちの次元と同じ街があり、私たちの次元と同じ人物が存在する。
しかし、同じようでも全く違うのです。
同じ人物でも同じ人生を歩んでいるわけではない…。
いつ、どこで、誰が、この世界を発見したのか定かではございませんが、誠に奇想天外な世界のお話でございます。
昨晩の奇妙奇天烈な体験から心身共に疲れ果て、新居に帰るなり爆睡してしまう男A。
ある時は体育会と学業に勤しむ貧乏学生。ある時はセンスのないキタヒコ。そしてある時は男A。
「内田達哉さん…。」
「内田達哉さん…。」
耳元で名前を呼ばれ目、覚めた…。めっちゃ明るい…。目の前に見覚えある天井がある。
「内田達哉さん…。聞こえてますか?」
耳元でうるそう質問してくる方向に顔を向ける。そこにいたのは制服姿の警官やった。
「内田達哉さん…。聞こえてますか?」
「ええ…。」
「あなた、内田達哉さんで間違いないですか?」
「…はい。」
布団の中で体をまさぐる。何も身に付けてへん…。『いつの間に…?』
強制的に昨晩の事を思い浮かべてみる…。頭が痛い…。鯨飲したのは事実のようや…。しかし、いったい僕は…?
「内田達哉さん、川本鶴美さんという女性はご存知でしょうか?」
「…はい。」変なことばっか聞く警官やで。目を凝らしてよくよく見ると部屋の中には数人の警官がおった。僕は静かに体を起こした。
「川本鶴美さんとはどういうご関係で?」
「…付き合ってますよ。」僕は顔をまさぐりながら何を聞きたがってんのか考えてた。
「昨日もご一緒で?」
「…ええ。」
「それでこちらの家に一緒に帰って来た?」
「分からんけど…。」鶴美ちゃんは…。
「お気を確かにお聞き下さい。」
「はい。」…ん。なんなんや?
「川本鶴美さん。自殺を図られて…。」
「えっ?!」そんなアホな…。
「一命は取り留めたのですが…。現在は意識不明の重体…。」
「…。」どういうことなん?
「遺書は無いのですが、発見時に
「…。」事故って?
「内田さんの起こされた交通事故の原因は自分にあると思われたのでしょう。」
「…。」こ、交通事故?!
「三叉路のあの池に身を投げられたのです。」
「えっ?」意味分からん…。
僕の家におった制服姿の警官は順序立てて、事細かに説明してくれはった。
僕は昨晩、交通事故を起こしたらしい。電柱に激突し、大破した車を乗り捨てて逃げたらしい。
その場におった警官が事の顛末を全て見てて、乗り捨てられた車のナンバープレートから僕を割り出したようや。
僕はなんて無責任な奴なんやろう。
その後、鶴美ちゃんの自殺未遂事件が起こる。
僕が起こした交通事故と同日の深夜、三叉路の池に身を投じる鶴美ちゃんが、偶然にもあの三叉路でタクシーを拾おうとしてた白いワンピースを着た女性に目撃されたんや。
そこに、またまた偶然にも、あの時間、あの三叉路を滅多に通ることないタクシーが通って、白いワンピースを着た女性の前で停まる。
白いワンピースを着た女性は慌ててタクシーの運ちゃんに投身自殺を目撃したことを伝えたんや。
タクシーの運ちゃんは無線で会社に連絡。それを聞いたタクシー会社は警察へ連絡。
連絡を受けた警察は消防と共に現地に急行。
見事な連携プレイの末、鶴美ちゃんは救助され、救急搬送され、とりあえずは一命を取り留めたらしいんや。
昨日あった一大事は理解したが、僕には他人事にしか聞こえなんだ。
『狐につままれてんのかいな…。』
制服姿の警官の説明終了後、僕は【当て逃げ】行為で警察署への出頭命令を受けた。本当ならばこの場で僕を逮捕する予定で数名の警官で訪れたらしい。
やけど、僕と鶴美ちゃんの関係が
それと、この部屋での僕の頓珍漢な態度から鶴美ちゃんとの共同正犯も考えづらく、逃亡する可能性は低いと判断されたようや。
なんにしても、鶴美ちゃんの自殺未遂事件と僕の【当て逃げ】事件との因果関係を明らかにする必要があるらしい。
この後、とりあえず、この警官たちと警察署へ出向いて、交通事故の事情聴取と交通事故現場の検証をせなあかんようや。『やけど…。そう言われてもなぁ…。』
先に現場検証が行われたんや。事故車両は撤去されてたんやけど、折れ曲がった電柱はそのままやった。見事にポッキリ折れ曲がってた。事故のえげつなさがありありと目に浮かんだ。
事故現場では精神状態の質問をよう受けたけど「記憶にございません。」を繰り返して、事故のショックで頭いかれた奴を演じ続けたった。
この後の警察署での事情聴取は、現場にいはった警官の方が事故状況を説明下さった。
僕はとりあえず、その説明に「その通りです。」「間違いありません。」と、しこたま相槌を打っておいた。
頭いかれた奴の生返事は「こいつ大丈夫か?」ちゅう印象を取り調べ官に植え付けるには持って来いやった。
事故に対する責任能力を回避したいわけやない。僕には今、起こってる事が全然理解できてない。やから、今は深く追求されたないだけなんや。
この後、交通事故が発生した際に、危険防止措置と報告義務を果たさずに現場を立ち去った事に対する刑罰の話をされたんや。
危険防止措置をおこなわなかった場合の懲役と罰金。事故を警察へ報告しなかった場合の懲役と罰金。器物損壊罪の刑罰と罰金。裁判の結果次第やけど、僕には、最長で4年程度の懲役と50万円程度の罰金が科せられるちゅうような話やった。
『御の字や。』
全てが済んで「呼び出しがあったら至急、出頭するように。」と言う、警察署の指示を受諾した僕は、あっさりと解放された。
行きはパトカーやったけど、帰りは徒歩やった。
この扱いの差が被疑者から容疑者へ格上げされた結果なんやろうか…。
トボトボと歩きながら考える…。
『いったいどないなってんのや…。』
僕の記憶の昨日と警官に説明を受けた僕の昨日は全然ちゃう。
昨日の僕には大仕事があったんや。
僕の引っ越し祝いに、ダチと鶴美ちゃんを呼んだってん。
ダチのためにしこたまビールも買っておいた。セブンスターもカートン買いや。酒の肴になるようなもんもふんだんに用意した。
ダチも手土産にぎょうさんお菓子を持って来よった。まぁ…、あんま酒の肴になるようなモンはあらへんかったけどな。
生まれついての貧乏学生みたいな奴やったから、どうせパチンコの景品でも持って来たに違いない。
このクソ暑い真夏の夜に、エアコンの利いたきれいな部屋に、冷えたビールに、自動販売機に買い行く必要のないほどの量のタバコ。
いくら食べても食べきれんほどの酒の肴。こないにええ環境やと、ダチの飲むペースはおのずと早うなるわな。
饒舌にようくっちゃべっとたし、間違いなく気分上々やったはずや。
その雰囲気に乗せられて鶴美ちゃんも浮かれとったわな。
飲んで、食って、だべって、飽きたらタバコふかして…。夜遅うまでよう続けたもんやわ。
僕の借りた新居はものごっつい一軒家で、防音は万全やった。それに、敷地も広かったんで隣接する家に騒音で迷惑かけることもない。
ほんま3人してようはしゃいだ。よう大声で笑ろた。
ええ加減飲み疲れ、喋り疲れでお開きが近づくと、ダチを送ろうって、鶴美ちゃんが言い出した。
この言葉が僕のスイッチを入れてもた…。
リビングの片付けが終わってないダンボール箱の中に、体育会で使うトレーニング道具が入ってる箱があった。
僕はそのダンボール箱から5キロの鉄アレイを取り出したんや。
「これからトレーニングすんのけ?」と、おちょくるダチ。
僕はダチに笑顔を返し、手に持った鉄アレイをダチの顔面に振り下ろした。
グシャっと音を立て、ダチはリビングの床に仰向けに倒れた。
「えっ?!」と、声を発したが何が起こったか分からない鶴美ちゃんの頭部にも、5キロの鉄アレイをおもいっきり振り下ろした。
ボコッという音とともにリビングの床にうつ伏せに倒れる鶴美ちゃん。
鉄アレイを凶器に選んだのは正解やった。2人共に出血が少なく、それでいて一撃で殺す事ができたんやから。
借りもんの家を汚したあもなかったし、何度も殴らなあかんのは疲れるし、大正解やった。
なんで僕がダチと彼女である鶴美ちゃんを殺めなあかんかったのか?って…。
話しは簡単。2人はデキてたんや。
昨日、初めて会ったみたいな挨拶してたけど、あいつらはちょっと前から知り合いなんや。
経緯は分からんけど、僕が鶴美ちゃんと親しくなった頃には、ダチもちょっかい出してたみたいなんや…。それが偶然なんか…、必然なんか…。
ある日、僕は鶴美ちゃんとの待ち合わせ場所にかなり早う着いたことがあってん。それで、待ち合わせ場所の近所にあるマクドで時間を潰すことにしたんや。
その時や、ダチと手をつないで楽しそうに歩く鶴美ちゃんを目撃したん。別れ際にキスもしてた。
この時の僕の感情は死ぬまで忘れることはないと思うわ。
怒り、悲しみ、苦しみ、憎しみ、恨み、憐れみ、…、感情という感情が一瞬にして僕の中から噴出したんや。僕の中身はぐちゃぐちゃになってもたんや…。
あれからやな…。
ずっと2人を殺そうと思てた。2人に対する気持ちなんてもう持ち合わせてなかった。
とにかく、2人を殺す。その気持ちが僕に充満してたんや。いつ溢れ出してもおかしない状態やった。
そして昨晩、それが溢れ出してもたんや。
2人を殺めたあとは爽快やったぁ~。さっきまでの鬱々とした気分が一瞬で吹っ飛んだんや。気力も体力も
『さっさと片付けてまお…。』
鶴美ちゃんは担いで空いとる部屋に投げ込んどいた。
ダチの片付けが済んだら庭にでも埋めてあげよって考えてた。そこに花壇でも作ったったら鶴美ちゃんの供養にもなるやろし…。
ダチは体育会で使うどデカいリュックサックに詰めた。防具やボールを運ぶリュックサックはダチ1人ぐらい詰めても余裕やった。
僕はそれを背負って夜道を歩き出す。目的地はここから5分ほど離れた三叉路のとこにある池や。そこにダチを投棄する。
直ぐにダチの遺体が発見されたとしても、外傷は一つだけやし、血液中からは高濃度でアルコールが検出されるはずやし、結果、事故で方がつくはずや。
我ながら見事な計画やん。
せやけど、計画通りにいかんこともあった。それはあの池での濃霧や。
ダチを放り込んだリュックサックを背負たまま、かなりビビった。
ここ来るまでにこいつらと話してたこの池の怪談話ちゅか、ホラー話ちゅか、噂話…。それ聞とったから、ほんま肝が冷えたわ。
やけど、原因が自然現象やて分かった途端、さっさとやることやりましたわ。
それにこの自然現象はボクの手助けにもなってくれた。僕の非道な行為を包み隠してくれた。
「ドボン。」と、ダチを池に放り込んだ。その際、勢い余って足を水で濡らしてしもた。
その時、履いてた便所下駄を池に流してしもた。やから、もう一足の便所下駄も池に捨てた。
帰り道は裸足になってまうけど、元々、この便所下駄はダチが履いて来たもんやし。
あとは、人目につかんよう帰路につくだけ。
一仕事終えた後の達成感と爽快感で体がウソみたいに軽かった。
やけど、家までたった5分ほどの距離やのに、物音立てんように、人に会わんように、裸足を気づかれんように、ということで、結構、神経擦り減った。
おかげで玄関に立った時はクタクタやった。
この後、鶴美ちゃんの処理もしようと思とったんやけど、どうにもならへん睡魔に襲われて自室のベッドにバタンキューや。
ほんでもってわけ分からん奴らに叩き起こされて、わけ分からん話を聞かされた。
『一体全体、何がどうなってるん?』
昨晩、僕が叩き殺したはずの鶴美ちゃんはあの池で自殺未遂…。昨晩、僕は街で盛大に交通事故…。なんやそれ…。
そしたら、昨晩、僕が殴り殺した鶴美ちゃんは誰?それ以前に、ダチと鶴美ちゃんを殺したのは誰?
『変な夢でも見てるんかいな…。それとも気、狂たんかいな…。』
考えれば考えるほど、考えがまとまらん。考えれば考えるほど、答えが遠のく。
僕の頭の中はぐちゃぐちゃやった。
どうにか家に帰り着き、昨晩、鶴美ちゃんを放り込んだ部屋のドアを開けてみた。
『何も無い…。誰もおらん…。』
この光景を見た瞬間、僕は閃いたんや。
昨晩、ここでは何も無かったんや。違いない。僕は飲み過ぎて、変な夢を現実と勘違いしてただけなんや。警察署の人らの言うことが正しいんや。
…、やけど。
そしたら僕は交通事故を起こしてなあかんはずや…。
いや。僕の車は盗まれて、そいつが事故を起こしたんや。そうに違いない。だって、車はボクのもんかも知れんけど、運転しとった奴は逃げてるわけやし。僕とは限らんわな。
自分本位の閃きは僕に脱力するほどの安心感を与えてくれたんや。
そうなると、疲れがドッと押し寄せてくる。
一日中、知らん人らに囲まれて、慣れん質疑に答えさせられて、思ってる以上に心身ともに擦り減ってたみたいや。
自室のベッドに横になると、知らん間に眠とった。
二日後の朝9時頃、家の電話が鳴った。
僕はこの間、大学にも行かず、バイトにも行かず、家から出ることもなかった。
電話に出てみるとそれは警察署からやった。
鶴美ちゃんの意識が戻ったらしい。
警察署からは、鶴美ちゃんの入院する病院に赴いて鶴美ちゃんへの面会をお願いしたいとのことやった。
事件当日の行動を知るのは、僕と鶴美ちゃんだけということで、僕らの会話などの様子から事件の糸口を見つけ出したいとのことやった。
僕には何の都合も無かったので快く了承した。
それに僕も当日の事を知りたかったし…。
電話をもらってから2時間後には僕は指定された病院に着いてた。
受付で詳細を伝えると、暫くしてスーツ姿の男性が迎えに来てくれはった。
『これが刑事なんかぁ~。初めて見たわ。』制服姿の警官しか見たことない僕には、テレビドラマぐらいにしか出てこん【刑事】というもんが現実に存在してたことに感嘆を隠せんかった。
「この部屋です。」
「はい。」
その刑事さんはゆっくりとスライドドアを開けはった。
そこには違う刑事さんと部屋の広さの大半を占めるベッド。その上に顔に人工呼吸器を付けられた女性。
その女性は病院のベッドが小さく感じるほどスラリとしていた。
『鶴美ちゃんやわ。』
「川本さんは、意識が回復したばかりで朦朧とされてます。」
「はい。」
「まだ、会話は難しいらしく…。」
「はい。」
「お顔だけでもご確認、願いますか。」
「分かりました。」
僕はゆっくりと鶴美ちゃんの横たわるベッドに近づいたんや。音も立てんように、埃も立てんように。
ほんでもって、体を乗り出して、じっくりと鶴美ちゃんの顔を見たんや。
『誰やこいつ?』
ベッドに横たわってたのは全然知らん
けど、僕はこう答えた。
「川本鶴美さんです。間違いないです。」と…。
これで僕は一つの結論を導き出せたんや。
『多分…、この世界は僕のおった世界とはちゃう。よう似とるけどね。もしかすると僕はちゃう世界へ迷い込んだんか?どこでこないなってしもたんかは分からんけど…。怪しいのはあの池…。と、すると…、この世界におった僕は…。』
「内田達哉さん…。」
「内田達哉さん…。」
耳元で名前を呼ばれ目が覚めた…。明るい…。目の前に見覚えのある天井がある。「内田達哉さん…。聞こえてますか?」
耳元でうるさく質問してくる方向に顔を向ける。そこにいたのは制服姿の警官だった。
「内田達哉さん…。聞こえてますか?」
「ええ…。」
「あなた、内田達哉さんで間違いないですか?」
「…はい。」
布団の中で体をまさぐる。何も身に付けていない…。
強制的に昨晩の事を思い浮かべてみる…。頭部が痛い…。事故を起こしたのは事実のようだ…。しかし、いったい僕はどうやってこの家に帰ってきたんだ…?
「内田達哉さん、川本鶴美さんという女性はご存知でしょうか?」
「…はい。」変なことを聞く警官だ。目を凝らしてよくよく見ると部屋の中には数人の警官がいた。僕は静かに体を起こした。
「川本鶴美さんとはどういうご関係で?」
「…付き合っています。」僕は顔をまさぐりながら何を聞きたがっているのか考えていた。
「昨日もご一緒で?」
「…ええ。」
「それでこちらの家に一緒帰って来た?」
「分からないけど、たぶん、そうですね。」鶴美ちゃんが連れて帰ってくれたのか…。
「隣りのお部屋にいるのが川本鶴美さんでしょうか?」鶴美ちゃんがいつも使っている部屋にいるのは鶴美ちゃんだろう。当たり前のことだ。
「ええ。そうですね。」
この瞬間、警官たちが動き出す。
「昭和××年××月××日××時××分。被疑者確保。氏名、内田達哉。容疑、川本鶴美に対する暴行及び殺人…。」
この言葉とともに僕の両手に手錠がかけられた。
何度目かの取り調べの最中に、当時の鶴美ちゃんの持ち物を見せられた。
その中には金の文字が書かれたあの手帳もあった。
【私立✕✕女子高等学校生徒手帳】
取り調べ官の許可をもらい、僕は震える手で手帳を取り、震える指で手帳をめくった…。
【川本鶴美 昭和✕✕年✕✕月✕✕日 生】
やはり白黒の顔写真が貼られている…。
ただ、その顔写真は、僕の知ってる鶴美ちゃんじゃなかった…。
(小説【鶴美】より抜粋)
これにて全話終劇でございます。長い長い与太話に、お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
お終い
奇怪的故事 明日出木琴堂 @lucifershanmmer
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