『婚約破棄』『悪役令嬢』って笑点の大喜利に似ている
大喜利、それは、現在では、司会者が出すタイトルに即して、複数の回答者が当意即妙に洒落の利いた答えを出して面白さを競うことを言います。
実際、パーティの中心で『悪役令嬢』に向かって『婚約破棄』を叫ぶモチーフって、私はそのつもりでお話作っていますから。
王道はそこからの逆転『ざまあ』と『溺愛』ですね。
ただ、私はひねくれものだし、今さら王道って気持ちもあるから、どうにも展開がひねています。
『【完結】王宮の幻花 ~婚約破棄された上に毒殺されました~』
https://kakuyomu.jp/works/16817330649319634811
この物語ではヒロインが毒殺された後、生き返らないし、転生もしない……。
『ヴァカロ王太子のおもてなし ~目には目を、婚約破棄には婚約破棄を~』
https://kakuyomu.jp/works/16817330664166128287
こちらの婚約者の王太子は「おヴァカ」過ぎて、属国の分際で帝国に喧嘩を売ったということも気づかず、ただの意趣返しで『婚約破棄』を叫んでしまい、やり返されちゃうお話。
『婚約破棄された公爵令嬢ですが、魔女によって王太子の浮気相手と赤ん坊のころ取り換えられていたそうです』
https://kakuyomu.jp/works/16817330663089524245
こちらの残念王太子は一回目の『婚約破棄』宣言で失敗して、再チャレンジしちゃうような「不屈?」の精神の持ち主です。
こちらは悪役令嬢ポジのヒロインが後に愛する人と巡り合うので王道に近いかも。
良かったら読んでください、と、ついでに宣伝しておきます。
思うに、悪役令嬢&婚約破棄って料理のしやすい食材のようですね。
このモチーフをいかに料理するかに作者の腕の見せ所。
食材に例えれば、まず一定の読者が期待できるのだから、人気があってしかも加工しやすい、私の中では「豆腐」とか「じゃがいも」とか、あるいは「ひき肉」とかに例えられる代物です。
なぜそんなに、このモチーフが人気があるかというと、先ほど紹介した『王宮の幻花』の第68話『近代日本のDV浮気男と婚約破棄王子の共通点』で、作者なりの分析のせています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330649319634811/episodes/16817330655141732854
こちらも読んでいただけると嬉しいです。
ちゃっかり宣伝ばかりだな。
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