第2話
待たせたね。「ううん。私もいま来たとこ。」俺は彼女の隣に腰かけた。「ところでさ」と、彼女が言う。「手島、捕まったんだってね。」ああ、らしいな。「私、正直ちょっと悲しいの。」どうして?「私は本気で彼を愛していたの。でも、ほかの人と、、、」そう言って彼女は泣き出した。俺は彼女にハンカチを差し出した。彼女はそれを受け取ってハンカチがびっしょびっしょになるまで涙をぬぐった。少し落ち着いてきて、そしたら彼女が「私と付き合ってくれない?」と言った。俺は何を言っているのかわかんなくて思わず聞き返した。どうして?手島が一番じゃないのかよ。すると彼女は首を横に振り、「本当の運命の相手はあなただと思うの。あや。」そう言って彼女は俺の腕に抱きついてきた。おい、彼氏がいるんじゃないのかよ。と言ったが彼女は「私、彼より、あなたのほうが好きなの。今変わった。」と言った。俺はどうしていいかわからなくなり、しばらくの間腕を組んでいた。ふと我にかえり、彼女の手を思いっきり振りほどいた。「どうして!?」お前はとんだゲス女だな!!!!と言って家まで全速力で走った。彼女は何か言っていたが、それよりも彼女のゲスさに心底腹が立っていた。
家に帰ったらゆづきからライソが来ていることに気づいた。正直見たくなかったけど何か重要なことかもしれない、そう思って彼女から来たライソを見た。
さっきはごめんね♥やっぱりあたしあなたのことあきらめきれない。いつか本気にしてやるんだから!★ Yuzu
なんだこいつ。ついこの間まで手島一筋だったのにどうして急に俺なんかに、、、
俺は意を決して手島がいるback意気刑務所に向かった。
浮気 @ShinonomeNoma
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