第34話 オンリーワンはナンバーワンですよね……?

そう言って、まっきーを問い詰めたい。

こんにちは、いやそれなです。


オンリーワンって言葉、かんたんに言うなっていうのが、今日のエッセイの題になります。

先に結論を言ってしまった、もう書くことがない。



続けます。

わたしがこの小説投稿生活を始めるようになって、色々と人目につくということがどういうことか考えてきたとき、

オンリーワンが大事なんだなということに、ベタなことですが、体で感じました。

その人しかそれを書いていない、書けないから、みんなが読む。

それは、競争相手がいない場所で戦うことと同じで、すさまじいアドバンテージになります。



なので、変な小説ばかり書いてきたわけですが、

正直、その他大勢的な枠内から出れた試しがなく、そもそもオンリーワンとはなんぞや?みたいな観念の渦に巻き込まれ始めたわけです。


それで、思ったんですが。

そもそも、オンリーワンって、ナンバーワンのこと言ってんじゃん。


これは、まだ思考の途中の段階なので、はっきり自信を持ってるわけでもないのですが、

大概の人間の発想は、大概同じこと考えてる人がいた日、すでに商品化されてたりします。

いかに、特殊で、奇抜な発想であったとしても、世界は広く、人間はバカみたいに多いため、もう一人二人は、似たようなものを考えて、作ってる人間がいると。


で、そのなかで競争が実は起きてて、それらライバルたちの間で、

アイデア以外のクオリティ、本人の知名度、拡散されるかどうかという運、みたいなところで勝ち負けがついて、

ナンバーワンになったものだけが、世の中にお披露目されて

「わっ、こんな考え、誰も思いつかないでしょ!」と称賛されて

『オンリーワン』という称号を授与される



だけなのではないか。



世の中に存在するオンリーワンと呼ばれるものは、

大概ナンバーワンの別名というか、

すでに舞台に立てた人たちのなかで、「この人は個性的だね」ってことで、オンリーワンになるのではないか。

だから、まず舞台に立つための、ナンバーワン争いがある。


まっきーだって、オンリーワンかと。

ああいうジャンル、ああいう優しい歌声での、ナンバーワンになったからこそ、オンリーワンだという話ができるんであって、

これが、ストリートで歌われてても、「このひとは、オンリーワンだなぁ」とはならないわけです。

「歌がうまいなぁ」「いい歌を歌うなぁ」とは思っても、

「この人は、世界にひとつだけの花だ!」と思う人はいない。いたらプロのスカウトになったほうがいい。


結局、花屋の店先に並んだ色んな花は、その種類ごとに争ってる。

花の付き方とか、大きさとか、雰囲気とか、そもそも店先に並べるかとか。

それを見て、どれも素敵だから仕方ないね、というのは、とても……選ぶ側、なんて……


オンリーワンになるということは、

選ばれる側にとっては、結局ナンバーワンになることと同じこと。


シャワーを浴びながら、そんなことを思ってしまったわけです。


ちなみに、あの曲が嫌いとか、そういうことじゃないです。

人生単位で言えば、とてもそのとおりだとと思ってます。

その人の花を咲かせれば良い、ガチでそのとおりです。


ただ、ナンバーワンにならなくてもいい、もっともっと特別なオンリーワンって、

ナンバーワンになれって言ってるのと畢竟おなじでは?ってことです。


15ふんです。

時間内に、ちゃんとかけました。すごい。


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100日後に10万文字になるエッセイ 伊矢祖レナ @kemonama

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