正反対な少女と僕 後編
その後、僕は外に出て街をぶらぶらしようとした。
6万ちょいの円の大金を持って...
でもこの世界はお金の価値よりも能力の価値のほうが大切だろうから....自分で言って悲しくな....
「ゔぁぁ....」
すぐ横を向くと老人が口から血を吐いていた。
「え」
僕は驚きを隠せきれず口から言葉が溢れる。
だって老人の呼吸の間隔が不安定になっていて、今にも呼吸が止まりそうになっていたからだ。
「おい!絶対に死ぬなよ!!」
僕は体中全ての力を込めて回復魔法をかけ続ける。
しかし、いくら回復魔法をかけても状態は回復しなかった。
老人は赤く染まった口から微かに言葉を放した。
「カバ..ン?」
僕は老人の願いを聞き入れ、片方の腕でカバンを取る。
カバンの中身に薬があると思うと、薬はたくさんあったようだが、絶望的に殻だけしかなかった。
「ぁ...と..にっ....」
しかし僕はみるみると衰弱していく老人を見て、回復魔法に専念するが...その直後に老人は目を閉じた。
「ぁ...ぁ.........」
この老人の心臓は完全に止まってしまった。
理由はただ一つのみ、僕が回復魔法を入門のみしか会得していなかったから...
だから、僕は老人を助ける事ができなかった...
に ・ げ ・ ろ
「つッ」
自分が発したかのように聞こえた声の言うことを聞いて...現在進行系で背後から殺気を感じ、背後見た....気付くのが遅かった。
「.......」
背後から頭を鉄パイプで殴られたような衝撃を受けた。
「かぁ......」
その途端、視界が真っ白くぼやけて、僕は地面に打ち付けられた。
何も見えない....ただ地面が映る中、自身の声が聞こえることしか....
「視力を0.1に一時的に落としただけで倒れるとは...人とは脆い生物だ...」
彼は男声をしていたため、男だと思った。
僕はすぐさま起き上がろうとするが、体が安定せずにまた倒れてしまった。
「なにを...する気だ..」
僕は彼に聞いたが...
「実験体c92の起動のための
「それは...」
僕はだんだんと慣れてきた視覚で立った。
男の両目はどちらも赤色っぽくて、真顔でこちらに目を向けていた。
「僕は何も知らない」
はっきりと男に聞こえるような声で言った。僕は頭を触る...勿論だが血がにじみ出ていた。
そして男は目を閉じながら深くため息をつき...
「まあ...とにかくさっさとお前を殺して私はOR-3からOR-6に昇軍してあげようか」
男は口角を上げて、薄気味悪い笑顔になる。
すると、やつの拳が薄紫色に変色する。
「なるほど、だから変なことになってたのか...」
僕は戦闘態勢に入ろうとするが...
「お前は戦いを舐めているようだな...」
男はもう目の前にいた...そのため、すぐに僕に殴りかかって、拳がぶつかる瞬間...
「ウォーターボール」
僕はすぐにやつにウォーターボールを放つ...
一度、牽制しなければ....
「そんな一番弱い魔法を使って戦っても意味はない!!」
ウォーターボールをパンチで破壊しそのまま僕はパンチに吹き飛ばされ、人の家の敷地内に放り込まれてしまった。。
「僕は何も知らない」
はっきりと男に聞こえるような声で言った。僕は頭を触る...勿論だが血がにじみ出ていた。
そして男は目を閉じながら深くため息をつき...
「まあ...とにかくさっさとお前を殺して私はOR-3からOR-6に昇軍してあげようか」
男は口角を上げて、薄気味悪い笑顔になる。
すると、やつの拳が薄紫色に変色する。
「なるほど、だから変なことになってたのか...」
僕は戦闘態勢に入ろうとするが...
「お前は戦いを舐めているようだな...」
男はもう目の前にいた...そのため、すぐに僕に殴りかかって、拳がぶつかる瞬間...
「ウォーターボール」
僕はすぐにやつにウォーターボールを放つ...
一度、牽制しなければ....
「そんな一番弱い魔法を使って戦っても意味はない!!」
ウォーターボールをパンチで破壊しそのまま僕はパンチに吹き飛ばされ、人の家の敷地内に放り込まれてしまった。。
「僕は何も知らない」
はっきりと男に聞こえるような声で言った。僕は頭を触る...勿論だが血がにじみ出ていた。
そして男は目を閉じながら深くため息をつき...
「まあ...とにかくさっさとお前を殺して私はOR-3からOR-6に昇軍してあげようか」
男は口角を上げて、薄気味悪い笑顔になる。
すると、やつの拳が薄紫色に変色する。
「なるほど、だから変なことになってたのか...」
僕は戦闘態勢に入ろうとするが...
「お前は戦いを舐めているようだな...」
男はもう目の前にいた...そのため、すぐに僕に殴りかかって、拳がぶつかる瞬間...
「ウォーターボール」
僕はすぐにやつにウォーターボールを放つ...
一度、牽制しなければ....
「そんな一番弱い魔法を使って戦っても意味はない!!」
ウォーターボールをパンチで破壊しそのまま僕はパンチに吹き飛ばされ、人の家の敷地内に放り込まれてしまった。。
その家の壁に直撃して体がメリメリと音がなる。
「ぐあああ.....」
「....っ....何をしているんだ!小僧!」
家の窓の中からお爺さんが怒鳴る。
家の人からすれば僕は不法侵入していると思われたのだろう。
「ッッ、じじい退けよ」
男は目の前のお爺さんの頭をガラスごと突き破る....そして、家の床にお爺さんを打ち付ける。
ドーンと鈍い音が周りに響き、爺さんはうめき声を上げ、地面に血痕がつく。
「お前っ!関係ないひとたちをまきこむな」
僕は大声でこいつに怒鳴る。
でもこの男は少し笑いながら、この爺さんを上に蹴り飛ばす。
「こいつは俺たちのリングを邪魔しようとしたのだぞ?」
男は僕を見下ろしながら苦笑する。リング...とんだクソ野郎だ。
僕は携帯で、警察を呼ぼうとする...
「きゃぁぁぁぁ〜〜〜」
死んでいる老人の方から女の人の悲鳴が聞こえた。
男はさっきとは顔色を変えて女の人の方へ拳を向ける。殺す気だ。
「誰かァァ〜たすけて〜〜」
女の人はみんなに助けを呼ぶため人を呼んでしまった。そのため、きっと男は女の人にターゲットをきりかえたはず...
「いかせるかよ!」
僕は手から自己採点では最高水準レベルの水魔法を使おうとする。
男は僕に気がついたのか、受け身体制を取る。
「ウォーターランス」
先程の威力よりも少し強いものが完成した...が...
やつは拳に魔力をためて、ウォーターランスを拳に打ち付け、粉々に粉砕する。
「チッ」
僕は怒りなのかわからないけれど、舌打ちをした。
「その程度の技なんか誰でもできるよなあ?」
男は更に煽りながら僕に近づく。
更に追い打ちをかけて、僕はそんなに煽り耐性はなかった。
「この野郎!」
僕は肉弾戦にして、あいつの腹にパンチをする。ノリがかかったパンチ、きっと今まで出したことのないレベルの威力が出たはず....
「えっ...」
やつは腹を固くして受け身を取った。.....嘘....だろ....
「では、こちらからもね?」
僕がひこうとした瞬間...胸に強烈なパンチを受けてしまった。
もちろんやつのように受け身を取るなどできっこない。
「げっふッ」
僕は再び勢いよく壁に打ち付けられて倒れた。背中がとても痛いし、口からよだれも出てくる。相手がわるすぎる。
「俺はね〜優秀だからな〜」
男に首元を掴まれる。強く首を絞められて、意識が飛びそうになる。
苦しい..........。
「ゔぁあ〜!」
すると男の右腕から血がスーツからにじみ出る。
なぜ....幻覚だろうか...頭をやったのかな....?
「君...よく頑張ったね」
隣に中学生位の身長で花柄混ざりの軍服を着た女の子がいた。
彼女の目の色は黄緑色で、黄色がかったオレンジ色の髪の毛が魅力的だった。
僕は思わず口から言葉がこぼれた。
「君はなんで助けてくれたの...?」
こんなやつに女の子1人は絶対に無理だ。
「私?私は...」
話を遮るように男は拳を強く固め、思いっきり彼女にパンチをする。多分魔力が入っている。当たれば致命傷のはずだ。
「貴方...絶対に戦闘経験すくないでしょ?」
彼女は攻撃を上級結界で完全に敵の攻撃を無効化した。無詠唱....高度な魔術師がよく使う技だ。すぐさま彼女はどうやら銃のようなものを手に持つ。
「ただ単に...助けに来ただけだよ」
彼女は僕に微笑む。
そしてやつもその言葉を聞いては微笑んだ。
「強い!君はどこまで俺の階級を上げてくれるのかぁ!」
「私は階級ってのはないけどきっと幹部の頂点ってやつだね。多分、軍曹以上にはなれるはずだよ」
「それはいいね!!」
男は走りながら拳を前に突き出して突進攻撃をする。拳にはさっきより魔力が多く帯びている。
「貴方はここで確実に死ぬ」
しかし、彼女はバックステップで一気に後ろに下がり、引き金を引く...銃口から放たれた銃弾は男の心臓に貫通した。先端部分が黄色い銃弾だ。
「ヴァッッッ?!!!」
悲鳴とともに「ゥゥゥゥゥ」と、モーター音が響く。
「ガあァぁァぁ?!!」
男は口を大きく開き、一瞬軽く飛び跳ね、銃弾が貫通した。
その後、奴は目を白目にしてその場に倒れた。
「えっ...一体何が...」
あの魔力を帯びた硬さは銃弾でも貫通することはできないと思う。だが、あの貫通力と..あの電流は。
彼女は目を丸く開いたように説明する。
「あっ、今のは電子弾でね...先端部分に磁石がN極があって真ん中あたりにもう一個N極があるんだよ。それでそのN極とN極が勢いで触れることによりスイッチが作動してロックが外れるの...そし...」
「あっそうなんだ〜〜〜!!!!すげ〜〜〜〜〜!!!!」
オーバーリアクションでいうと彼女はにっこりと笑顔になった、で僕を見つめる。流石に男だし、ずっと見つめられると照れてしまう。
「で...君の名前は...」
「スタフェ...」
スタフェはそう名前を答えた。
「わたしの名前はスタフェだって」
スタフェは保険をかけて名前を言った。
「だっ...て?」
僕は彼女の言ったことに疑問を抱く。
「私はその1代目の記憶がなくてね...」
スタフェは苦笑していた。1代目とは...いったい...
でも僕は..
「どうして記憶が消えてしまったの?」
とは...言わなかった。
「記憶がないから説明ができない」
記憶がないなら原因もわからないだろうし、関係ないからな...
*
後ろを振り返るとさきほど攻撃してきた男性と老人がいなくなっていた。
先程のピーポーくんだろう。あとスタフェが回復魔法をしてくれて傷が癒えた。そしてなにやらスタフェはあのバックを持っていた。
「私があの方を拠点に連れ帰ったんだよ」
「拠点?」
この一瞬でここから移動するということは高度な転移魔法なのだろう...
「まあ...のちのち拠点に来てほしいから...」
スタフェはポツリと呟くようにはなし、バックからあるのノートを取り出す。
「え?」
僕は驚き、思わず声を出してしまった。なぜなら
「魔石??......」
でも魔石のような感じではないし、色も緑色で魔石とは色違いだ。
「常時発動できる転移魔法陣だよ」
「.....す...すご...」
中身が凄く精密に作られている。
僕は少しだけ時間をおいて答えた。
「裏魔法陣というやつとは?」
裏?魔法陣が裏になっても意味がないと思うけど。
「まあ...来たらわかるかも?」
来る。という単語が出てきた。行ってもいいのかと思ったが暇だったため、行こうかなと思った。さっきスタフェに背中をなおしてくれたし。
「あと3時間ならいいけど...」
「そうと決まれば決定だね!」
スタフェは手に魔石を持ちながら上に投げる。
そして座標のような言葉を言う。
「x-7893 y-4397」
僕達の周りにかすかな光が広がり、それと同時に世界が180度回転する。
この時、僕は喜怒哀楽などの沢山の感情が出て、不思議な気持ちになる。
その直後、美しい景色があらわになった___
非現実的な僕の異世界生活 ~超強力の能力開花前の僕は近未来の技術を手に入れてしまいました~ Blue @ails
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