若者は年配の者を煙たがるが、その年配者もかつては若者だった。
同じように小さな世界で些細な失敗で「死にたい」と絶望し、それを繰り返して大人になって来た。
そのかつての「死にたい」の残滓を冷えたマグマに例える文章、さすがです。
作者様の文章は今作だけでなく他の作品も「見えないはずの心の生々しい手触り」を感じさせてくれる。
けれど決して「生臭くはない」ので読みやすい。
これまで今作を含めて3作しか読んでいないが、作者様の物語の根底にはいつも「いのち」というものについて考えさせられるものがあるように思う。
そして私は作者様の描く「いのちの香り」に惹かれる。
美しく、芳しく、そして力強い「いのち」。
時には手放したくなる重さ、そういうものを。
とにかく多くの方に読んでみて欲しい。
カクヨムでここまでのものを読める機会があるとは。
みなさんも心の目をこじ開けられること請け合いなので、ぜひ、本当に読める時間があったら読んで下さい!
以下は私信なのですが、
近況ノートで私の『ジュエリーデザイナーがロミオに変身するまで』を「普段は全然読まないジャンルなのですが、魅力的なキャラや著者様の筆力もあって、続きが気になってしまう……」などと褒めていただいてありがとうございました。
とても嬉しかったですが、褒められたお礼に読みに来ているわけではありません。
本当にファンになってしまっています。
絶対に才能がおありになるので、これからも頑張ってください!
あ、でもプレッシャーになってつぶれてしまってもいけないので、マイペースで。
もし書籍化デビューしたら絶対読むので近況ノートなどで宣伝しお願いします。
以上です。
失礼いたしました。