第67話 面倒だがやってみる
「ギュンタギルマス、ギルドはどうする?」
「少し頼りないがヨミをギルマス、買い取り主任のボブをサブギルマスにする」
「ヨミちゃんが可哀想な気がする、ギュンタの前にヨミちゃんを上級冒険者並の強さにする」
俺もいい加減お人好しだ、断れば済む事を面倒事を自分から言い出すとは。
ヨミを連れてホームに帰った。
旨い物を食ってゆっくりして貰おうと思ったが、ホームの豪華さに慣れんようでヨミはギクシャクして落ち着かんようだ。
メイとジライにヨミを預け部屋で夕食まで、明日の予定を話てもらってる。
「「「帰りました!!」」」
シータ達が帰って来て、俺に挨拶しに来た。
「マリナさん喜んだだろ」
「喜んだと言うより、何が何だか理解出来て居なかったよ」
「僕たちが冒険者見習いになれたのは、すごく喜んでくれた」
「けど、騎士爵、貴族になった事を報告したら卒倒して、大騒ぎになったよ」
「もらった銀貨でお肉や野菜、お米を買って、まだ凄く残ったので、兄弟達に焼き菓子をお土産にしたの」
「マリナ母さんに3人からって、金貨38枚あげたらまた卒倒したよ」
「弟や妹達が、冒険者凄い!ってシータ達みたいに非常識おじさんの仲間にしてもらうって、興奮してた」
「そうか、楽しい一日だったようで良かった」
「「「うん!!すごく楽しかった」」」
「それでね、マリナ母さんが、モノ子爵様にご迷惑かも知れませんが、一度ご相談したい事が有るので、お暇な時孤児院に興し下さいって、言付け頼まれたの」
「そうか?夕食までに行って帰れる、これから皆でもう一度孤児院へ行くか?」
子供達と、孤児院に転移した。
まさか直ぐに来るとは思って居なかったようで、マリナさん驚いていたが、嬉しそうな顔をしてる。
「シータ達が楽しそうに冒険者の話をしてくれました、全てモノ子爵様のお陰です!有り難う御座いました!!」
「いえ、シータ達が頑張ったからで、私はほんの少し手伝いをしただけです、相談とは何ですか?」
マリナさん言い出せないようなので、話を振った。
「厚かましいお願いで恐縮ですが、12歳の子供が2人に11歳ですが、2ヶ月で12歳になる子が1人、3人が冒険者になる手助けをお願い出来ませんでしょうか?
シータ達の活躍の話で、この3人どうしても冒険書になるって聞かなくて」
「12歳で成り立ての冒険者が、ゴブリンに殺された話はよく聞きます、マリナさんが不安に思うのはもっともです、この私でも初心兵の時ゴブリンに殺されかけました、退治するコツを掴めば強い相手ではないのですが、醜悪な魔物の恐怖で動けなくなります」
「ギルド登録前の訓練、今優先の2件が終わって、5日後から3人の訓練始めます、今日からクランに住んで冒険者の雰囲気に慣れるのも良いかも」
不安そうに俺を見る3人に、ついサービスしてしまった、俺の一言で大喜びで準備をしてる。
孤児達が冒険者の道を選ぶなら、これからも手助けするのも良いかと思い全員で転移した。
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