第65話 仕上げの武器ダンジョン
ダイヤモンドの原石を眺めながら、昼食にした。
「シェフ頑張ってるようだな、握り飯の中におかずを握り込むとは凄い発想だ!」
「そうですね、常に創意工夫を忘れないって、見習いたいと思います」
「メイさん、ハッサ町の領主館に、シェフを連れて行って良いですよ」
「公爵様、オーボウ町を改名して良いのですか?」
「メイさん、モノ子爵が領主です、隣のハッサ町も纏めての統治なので、分かり易くハッサ町かハッサ伯爵市にしても良いですよ、この燃料ダンジョン発見の功績で伯爵に推薦します、簡単に通るでしょう!高位貴族が激減しましたので、メイさん、貴女も子爵ですよジライも男爵に昇爵になります」
メイと公爵の話を聞いて、なんと無く超人化の褒賞が分かった。
(俺は凄い事になるようだ、大王様が悪徳貴族を
「モノさん、休憩後仕上げに武器ダンジョンに行く、で良いですか?」
聞いて無いのが分かっていて、説明っぽい了承確認、メイは良い奥さんだ。
「公爵様、報告が有ります!私の統治が安定したら、メイと結婚したいと思います、ジライは私達の娘にします」
「それは目出度い!ウエルズ公爵には儂から申請して置く」
メイには昨夜話たが、ジライは驚いて。
「モノ様の娘?私が?」
「今直ぐでも父と呼んで良いぞ!」
「………」
ジライが顔を赤くして、モジモジしてる。
「無理強いはせんが、気が向いたら父と呼んでくれ」
「ぉとぅ…さま」
ジライが小さな声で父と呼んでくれた。
「ほのぼのとして居て悪いが、武器ダンジョンとやらには行かんのか?」
「休憩はもうよしいのですか?」
「それが、不思議な事に全く疲れて居らん」
回復の腕輪でこっそり回復してたからな、自信になるならばそれも良いか、言わずに置こう。
「これは?臭いぞ!!」
「銀を腐蝕させるガスがこの辺り一帯漂って居ります、長時間呼吸して害があると大変です、ダンジョンに入ります!」
4階層に転移するつもりで、公爵に声掛けした。
「ビッグボアの4階層に転移します、デンジソードを構えいつでも対応出来るよう注意して下さい!跳びます!」
「おう!ビッグボアは大きいな!」
公爵は剣技が素晴らしい、デンジソードで無双してる。
「もう終わりか?」
「今日は少ないですね、3頭では不完全燃焼でしょう、超剣より重いですが金棒で5階層のストーンゴーレム粉砕しますか?」
「このナイフは何じゃ?」
「デンジナイフです、記念にどうぞ」
「ダンジョンは良いな!夢がある!儂は子供のころ冒険者に憧れて居った、国王の兄を補助する公爵になってしまったが、兄は王で無くなった…今なら…」
「金棒振れそうですか?」
公爵は金棒を振り回した。
「お?軽いぞ!」
5階層のストーンゴーレムも3体しかいなかった。
公爵が軽く粉砕して終った。
「師匠!有り難う御座いました!儂も無事超人になれました!
冒険者ギルドに転移して貰えんか?儂も冒険者登録する」
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