第61話 ガムトにバルス中級見習いになる

2階層も赤いスライムで溢れてた。

見ただけでウンザリするが、バルスは「5枚5枚5枚」ぶつぶつ言いながら、プスプス格を刺して倒して行く。

収納も馴れたようで、賎貨を拾わず見て収納と思うだけで、収納してるようだ。


「早い!」

1階層は1時間掛けて踏破したが、2階層は30分程で踏破した。

昼飯には早過ぎる、水を飲ませて賎貨を数える休憩をさせた。

「5000と25枚だった」

革袋を6枚出して正解だった。

バルスは1000枚入りを5個収納した。

「バルス賎貨6000枚は金貨何枚と思う?」

「ん?賎貨は賎貨だ、金貨じゃ無いぞ!」

「賎貨6000枚は金貨6枚と同じだぞ!バルスは今金貨6枚稼いだ」


「す、すげぇ!金貨6にもなるのか!モノさんに仲間にして貰えて良かった!」


「3階層は水色スライムで賎貨10枚落とすぞ!」

「10枚!!頑張るぞ!」


3階層も30分で踏破した。

この階も1000以上居たようだ。

休憩は不要!全然疲れて無い、との事で4階層に降りた。


黒いスライムもウジャウジャいた。

「黒いスライムはキングスライム!賎貨20枚おとすぞ」

「20枚も!やるぞぉ!」


動きが素早いキングスライムに、少し手間取って居たが動きに馴れたようで、結果30分程で踏破した。


昼飯を食べ休憩しながら、3階4階の成果を数えてる。

革袋30枚渡して置いたが、2枚追加が必要だった。

「賎貨3万2千枚と6千枚で、3万8千枚…モノさん、金貨何枚になる?」

「金貨38枚だな」

「金貨38枚!!!僕大金持ちになった!!」


「そうだな!冒険者はこうやって、頑張れば頑張る程大きな成果を得る事が出来る、バルスチョッとこれを持ってみろ」

俺は超剣をバルスに持たせてみた。


バルスは両手で持って素振りを始めた。

「チョッと重いか?片手で振れないか?」

「やってみる!」

「何とか出来るなバルスも非常識人間なったぞ!」


これなら、香辛料ダンジョンに行く必要ない。

「メイ達は時間的に、燃料ダンジョン5階層かな?」

「攻略終ったころだと思います、武器ダンジョンに行ってるかも」


俺達は武器ダンジョンに転移した。

「臭い!」

「臭いからダンジョンに入るぞ」


1階層でメイ達コボルト狩をしてた。

「おーい!どんな感じだ?」

「モノさん、ガムトは超剣を持てます」


「バルスと同じだな、3階層のロングソードと4階層のデンジナイフ5階層のデンジソードをガムトとバルスに回収させて、ギルドにかえるぞ」


ジライの先導で、サクサク進み3階層のワーウルフをガムトとバルスに倒させ進む。

4階層のビッグボアは少し手間取って居たが、シータの「足を攻めて!」の声掛けで分かったようで、二人は足を攻めて倒れた所で首を刈った。


ビッグボアは5頭しか居なかった。

二人に金棒を渡し、5階層に降りた。

ストーゴーレムも5体しか居なかった。

二人が粉砕して簡単に踏破してた。



スライム異常発生の報告に、ハンエイギルドに全員で転移した。



「今日は何事だ?」

「ギルマス、オーボウ町の『金の成るダンジョン』でスライムの異常発生が有った!その報告とガムトとバルスの中級見習い申請、ハンエイ公爵様はハンエイ町にいらっしゃるか?」


ガムトとバルスは中級見習いタグを発行してもらった。

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