第57話 風呂で遊んでやった
「凄い!こんな御殿に住んで良いの?」
「馴れるまでガムトにバルスは俺の部屋に同居!シータは、メイとジライの部屋に同居してくれ!」
大広間で皆が寛いでいた。
良い機会なので、シータ達を皆に紹介した。
「おう、がんばれよ!」オロは子供達とよく話てた顔見知り、歓迎してた。
「オロ非常識おじさん、よろしくおねがいします!シータです!」
「ガムトです!よろしくおねがいします!」
「バルスです!僕も早く非常識仲間になれるよう頑張ります!」
この子達の憧れ非常識人間って超人の事だろう、明日から早速鍛えるか。
「おぅ!モノリーダーの言うことを、確実にやってればジライみたいに直ぐ非常識人間だ」
「「「はい!!」」」
晩飯の凄さにシータ達が驚いていた。
スープや煮物炒め物は兎も角、実は俺も驚いた初めての肉料理、シェフに聞くとオーク肉を叩き柔らかくして塩コショウ、小麦粉と溶き卵最後に硬くなったパンを削った、パン粉をまぶし多目の油で焼いたものだそうだ。
掛けてあるソースが滅茶苦茶旨い!
祝い料理で名前は『オークに勝つ』縮めて『勝つ』と付けた、シェフオリジナル料理だそうだ。
食後、面倒だがメイドに任せ風呂嫌いになられてはと、ガムトにバルスを風呂に入れた。
桶を沈めてブワァッと泡を出し「屁だぞ」とか、濡らした手拭いで空気を包み込み、湯槽に沈めそっとガムトの股辺りで空気袋を握る、ブクブク泡が出て「ガムト!屁をこいた!」とか風呂で遊んでやった。
オロがやってた事で、バカらしいと思いながらやったが、思いの外ガムトとバルスに受けて、入浴中ずっと二人は笑ってた。
生真面目で融通の利かん俺が、子供と遊べたのが不思議で少しホッコリした。
切りがないので風呂から出たが、また一緒に入ってやっても良いかと思った。
「明日から訓練に入る、訓練場所はシバレル連邦東の『燃料ダンジョン』相手はスライム!ゆっくり眠って……寝付きが良いな二人とも、もう寝たか俺も寝るか…」
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