第39話 魔道具は封印ゴン子の変化

 改造内容は、ダンジョンを4階層にして、5階層を封印した。

 ここ4階層魔物はビッグボアとウッドゴーレムでアイテムは熱を出す魔道コンロなどの各種魔道具、3階層魔物はボアにオークでアイテムは水を出す各種魔道具、2階層魔物はグラスウルフにアルミラージュでアイテムは照明用各種魔道具、1階層魔物はゴブリンでアイテムは着火魔道具となった。


 調査報告の為にも漏れが無いよう確認して回った。

 ピーターが居るので、ダンジョン魔物はおとなしく全く襲って来ない楽に1階層に上がれた。


 気になっていた、皆が回収した魔道具の説明をピーターにしてもらったが、ぶっ飛んだ魔道具だったのでビビって私のアイテムボックスに封印した。

 転移や飛行の魔道具だって凄いのに、死人以外全回復させる治療の魔道具も大量破壊魔道具なんて誰にも知られちゃならない、魔道具の存在を皆にも忘れてもらう。


 多数ある『収納の腕輪』程度は、今回の報酬として全員ゴン子にも装着させた。


『そのゴブリンは突然変異種ですね、容貌を人に近く出来ますが、どうします?』

「そんな事まで出来るの?」

『僕はベルタ型オリジナルです、アルフだってこの程度出来るはず』

「あぁ!犬ゾリの犬、あれって大王様の使役妖精の仕業だっだのか。

 ピーター、出来るならやってみて!可愛い女の子に変えて!」


﹝イノバ、ナニオゴル?ジョッドゴバイ!﹞

「ゴン子が、もっと可愛い女の子になるの」

﹝ガバイグ?ヤッデ!﹞

「ピーター、危険は無い?苦しむ事も無い?」

『骨格と体組織を変える、人の成長痛程度です。始めます』


 ゴン子は一瞬で少女に変わった。

 身長は変わらず150㎝程だが、スラリと均整の取れたスタイルで背がもっとある様に見える、顔は少し青白いが大きな黒目が可愛い、耳だけ細く横に伸びたゴブリンのままなのも、余計可愛く見える。

﹝イノマ、おれ変わった?﹞

「口も人の様にかわったから、言葉も確りして来たね、可愛い女の子は私って言おうね」

﹝わたし、可愛いか?﹞

「うん!可愛い、昔話のエルフみたいだよ」


 ベルタダンジョンは、自ら亜空間に封印していたそうだが、龍神を絶滅させたカンゲイ神が長期に活動停止することを感知、この冬復活したそうだ。

 相談の末、ピーター妖精の存在は秘匿する事になった。

 1万2千歳だそうだが、ギルドの年齢鑑定魔道具は簡単にだませるとの事で、イノマクラン新メンバー登録する事に決め、公都冒険者ギルドに帰る事になった。


 ピーターの魔道具で、公都冒険者ギルドに転移した。


「お前達イノマクランじゃ無い!以前のヒジョーシキにクラン名戻せ!」

 程度で驚異的往復3日の探索報告が終った。


 ダンジョンアイテムとしてピーターに作ってもらった、魔道具も渡し、無事俺達4人は特級冒険者に昇級、シノブとコノハが上級1等に、7人の騎士達が上級3等に昇級、地元協力者として探索同行したとして、ピーターとゴン子の冒険者登録は中級1等タグになった。

 二人の身体能力は、ずば抜けて超人的で(二人とも人じゃ無いから当然)文句無しの中級1等だった。


 俺達の真っ黒タグにギンタギルマスは驚いて居たが、魔道具ダンジョン周辺のガスに寄るものと報告、磨けば元に戻る事も分かった。




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