2章 貴族になろう
第23話 ハンエイ町に帰る
「香辛料ダンジョン調査終了を、ハンエイ冒険者ギルドに報告します」
帰還の報告するイノマに、公爵様が言った。
「イノマ准男爵、儂も同行させてくれぬか?5人乗り3頭引きの犬ゾリで着いて行く」
公爵様の同行理由は、ギュンタギルマスに話が有るのと息子の子爵を叱るとか。
俺達のソリに公爵様と、シノブパーティーの2人の騎士に乗って貰い、5人乗りの犬ゾリにはシノブパーティーの5人が乗って着いて来る事になった。
シノブの
シノブと同乗出来る2人が、物凄く嬉しそうだった。
「非常識なソリの進め方だな」
俺とオロが、左右の凍結路面を蹴ってソリを進ませる、速度は後続の犬ゾリより速い、後部席に座った公爵様が呆れた様に言った。
「私達もイノマと同じ位は力があります」
「モノ准男爵とオロ准男爵も、大王様とのふれ合いで能力を少し授かったので有ろう、仲間と認められんでも能力が付く事があるらしい、羨ましい事だ」
(悪感情は子爵様が一手に引き受けてくれて、俺達の失態は好意的に勘違いして下さった?と言う事かな)
「奇跡的出来事だったのですね」
メイが的確な解釈してる、あぁそう言う事か!
「メイの力もゲンカイ村で子供の頃、授かったものか!大王様もゲンカイ村で生まれたと
「イリス君は不思議な子供だったよ、5歳の時11歳の私より背が高くて、見たことの無い黒目黒髪で、子供達を集めて剣術の訓練してた、時々話をしたけど6歳も年下と思えない話し方でした」
「大王様とふれ合いの有った者が、偶然4人も集まった?不思議な事だな…羨ましい」
(こんな事聞けんが、俺達みたいな最悪の出会でも力が付くのに、公爵様の様に頻繁に大王様に会って居る人が力を授かって居ないとは、公爵様と大王様は仲が悪い?)
※ハンエイ公爵の名誉の為に、余計な事と思われるが作者としてフォロー入れます、イリス大王はハンエイ公爵を理想の貴族と尊敬しており、仲間とかで無く
ハンエイ公爵が、一言「能力を授けて下さい」と大王に頼めば解決する事です。
「おっ!本街道に到着した」
俺が踏ん張り、オロが路面を蹴って右折した。
「ここまで来ると…見えてきた!」
東門がみるみる近付いて来た、蹴るのを止めて惰性で近付き、門の前で踏ん張ってソリを止めた。
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