番外編

番外編①

「ここは?」


 見知らぬ真っ白な世界…。


「ねぇ、君ぃー!」


 振り向くと昔でいうところ貴族が着ている様な服を着た同じ歳位の男性の姿。


「僕はエル・フォン・アルタイル。君はひょっとしてここの世界の人?」


「いや…それが…さっきの事なんだけど…気付いたらここに居て…。あっ…俺は豊和っていうんだ」


「なんだ…君もだったのか。本当にここはどこなんだろうね?」


「君こそ…その…貴族とかそういう時代の人なのかい?」


「僕?僕は…あれ?日本語を喋ってるよね!?名前もそういえばさっき豊和って…」


「ああ。そうだよ。前世は日本人なんだ」


「そうなのかい!?僕も前世は日本人なんだよ!?」


 エルと自分に起こった事を交換しあうように話し合った。




「はぁ〜〜〜 それはまた…ゲーム世界転生なんてあるんだねぇ〜」


「いやいや…エルこそ転生先は異世界なんだろ!?」


「凌辱系エロゲの世界に転生って…そっちの方が凄いと思うけど…」


「エルには負けると思うよ!?」


「いやいや…エロゲの世界だろ?大変だな」


「それは…自分で言うのはアレだけど大変だな…」


「それでヒロインは救えたの?」


「今のところ…2人かな…でも…」


「?」


「ああいう世界って物語の修正力とかあるってきくじゃん?」


「嗚呼〜」


「油断できないんだよねぇ…」


「それは…本当に大変だな」


「出来ればみんな助けたいんだけどね?」


「僕は応援するよ」


「ありがとう…」


 談笑しながら色んな事を話していると…


「身体が…」


「消えかかってる?」


「元の世界に帰るんだろうか?」


「…そうかも」


「また会えるかな?」


「どうだろう…でも…会えるといいな」


「だね…」





 そして2人は元の世界に…。


「エルーっ!」


「んっ………」


「起きて エル?」 


「…ティア?」 


「何か寝言言っていたみたいだけど…何か良い夢見てたの?たまに笑ってもいたみたいだし…」


「…どうだろう。同じ様な人に会えた夢かな」


「同じ様な人?」


「まあ、とにかく…今日も寝起きにティアの顔が一番に見れて嬉しいよ」


「ば…ばかっ…♡」





***

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投稿しておりますのでどうぞ宜しくお願い致します🙇タイトルはアレですが(笑)

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男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件 美鈴 @toyokun

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