応援コメント

第73話 花冠」への応援コメント

  •  おおっ、これは実力行使にでるんでしょうか。
     ふむ、ハリスの研究室の、ほかの木を人質……木質にすれば、あるいは。
     でも、恒久的にジュリアを手元に置けるようにまでできるかどうかは、難しい。
     ああ、そか、ロミにすれば数年でもいいのか。

    作者からの返信

    ロミくん、ついに実力行使に出ようとしています!

    これまで平和主義を貫いていた彼も、二人の死神ににべもなく断られて、精神的に追い詰められてきたようです。

    奪還作戦では恒久的にジュリアを手元に置くことが難しい、というのが当初の彼の言い分でした。しかし平和的な交渉は決裂し、なんの取引材料も持っていない今、取れる手段は強行的なものに限定されてしまいました。



    それにしても、これがもしジュリアのことでなければ、ロミも奪還作戦を提案するほど必死にならなかったと思います。

    彼のジュリアに対する愛情(執着心?)が伺えますね(^^)


    > ああ、そか、ロミにすれば数年でもいいのか。

    そうなんです。ロミは元気そうに見えて、現在、絶賛死にかけ中です。

    きっと数年以内には、現世に帰るか、死んで天国に昇っているでしょう。

    なんなら、たとえ明日、そのどちらかが彼の身に起こったとしても、おかしくない状況です。

    早くジュリアちゃんに会いに行かないと、永遠に会えなくなってしまうかも・・・?

  • なるほど、、たしかに「花冠」をこのような視点で見たことはなかったです!
    そして、捉え方もまた色々ですね。深い・・。

    この回は、『今まで死神たちが人間に対して使った言葉』がまとめられており、改めて考え方の気づきがありました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!!

    「お花が好きだから、お花屋さんになりたい!」という願いは、人間にとっては何もおかしいことはありませんが、花サイドからすれば「好きなのに、なぜ我々の死体を量産して売り捌くんですか・・・・?」と戦慄し、困惑する事態となるでしょうね。

    真剣に向き合いたい思っていても、実際のところ、人も死神も、己の尺度に沿ってしか物事を考えられないのかもしれません。

    ロミはそれでも、働きかけ続ければ和解のチャンスがある!と、奪還作戦に踏み切るようです。

    ジュリアちゃんのために、普段なら絶対にしないような乱暴な手段を取ろうとする彼は、ジュリアちゃんを取り返せなかったことで、相当参ってきているのかもしれません。




    ここからちょっと自分語りなんですが、このエピソードを書いていたのは、「このままこの作品を公開し続けていいのだろうか」と、結構悩んでいた時期でした。

    というのも、このストーリーは、作品タグにあるように、後半は結構暗い場面が多いです。

    私自身はバッドエンド大好き人間なので、そういう展開も(自分で書こうと思うぐらいには)大好きです。

    しかし、世の中にはどうやらそうではない人もたくさんいるらしい、と気がついたのがこのエピソードを書いていた頃でした。

    (例えば、バッドエンドの作品は見たくないから、ドラマ視聴前にあらすじを見て、ハッピーエンドになることを確認する、という人も結構いるようです)

    ロミと木の連載を追いかけてくれている人の中に、バッドな展開が苦手な人がいたら申し訳ない。・・・・・・と思うと、どうしても悩んでしまって、ちょっと執筆スピードが落ちていました。


    そんなとき出会ったのが、ミズ様の作品『p ふたりの恋の確率変動 ~確定演出は出てないけど、内部的には当たってますよね?~』でした。

    好きなことにまっすぐ向き合うナナさんたちに触れて、「私も自分が好きなストーリーを、好きなように書けばいい」と思えるようになりました。



    ・・・・・・という、プチ製作裏話があったので、ミズ様にこのエピソードでコメントをいただけたこと、本当に感慨深く思います。その節はありがとうございました。

    長文返信失礼いたしました。