本を読んで知る自分のバカさ加減

 以前このエッセーに書いたように本はほとんど読まなかったんですよ。映画は今ほどじゃないにしても気になる映画は何本か見ていました。本を読む根気もなかったんでしょうね。あるいは本を読む時間があれば映画がみたいという感じでしょうか。映画は画面を見ているだけですから楽といえば楽。


 いつ頃だったのか覚えてませんが、「伊豆の踊子」とか「雪国」なんて有名なものは一度くらい読んでおいても損はないと購入して読んだものの、読まない人間でしたから時間はかなり掛かりましたし、読み解く力がないのか面白みが全然わからなかったんですよ。後に映画も見ましたが、どちらかと言えば映画の方がわかりやすい。


 それでも本を読むことに多少慣れたのか、免疫でも出来たのか、新しい本にチャレンジしてみようと読んで見たんですが、そこそこの漢字は読めると思っていた自信は見事に崩れ去りましたね。恐らく小学校や中学校のはじめくらいのレベルなのかもしれません。瀟洒なんて読みも出来ないが、意味も分かりませんでしたから。


 ネットならコピペで調べられますけどね。本だとそうもいかず辞書を引くことになるんですが、読めないんですから調べるのも一苦労です。そこで部首のサンズイで調べてようやくたどり着いたという有り様。ちなみに先ほどの瀟洒は(しょうしゃ)と読みます。意味が気になる方は調べて見て下さい。


 これを始めとして読めない字や読めても意味が分からない言葉などは盛りだくさん。こんなに俺はバカだったのかと痛感させられました。ある程度は自覚もしていましたが。

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