一作書いたことに味を占め続編に着手
一本書いたことで満足する。これを一本満足。という冗談はさておき、時間が経過するにつれ長編を書いた満足感と入れ替わるように湧いてきたのが、さらに良いものをという欲でしょうか。さすがに最初の作品となると力が入りますからね。気負いばかりが先だってストーリーや文もぎこちなくなる。
二作目となると肩の力もやや抜けます。一作目の反省も見えます。まずはやはり会話でしょうか。会話は楽なんですよ。だからけっこう多用してしまう。書いている側からすれば誰と誰が話しているのかわかるからスイスイ進むんですが、客観的に見ると連続過ぎる会話は少々くどくも感じられる。実際、知り合いと話していても実際話しているだけじゃないですからね。
こちらでアップしている「交差点で見た色」は当時のオリジナルではなく改訂版になりますが、無駄なところを削って足りないようなところを少しばかり補った程度で大幅な変更はしておりません。いろいろやりたいのは関の山ですが、あの当時の文というのも大事にしたい。
そして翌年に続編にチャレンジしたわけですが、今回は教習所というベースが無いのでどのように物語を展開させていくかという部分が難しく、同時に面白くも感じましたね。一作目よりも長く、それでいて書き上げる時間は短かった。ということは頭の中に浮かんだことを文字に替える。そんな能力が多少アップしたのかもしれませんね。
一応、この物語は二作で完結でしたが、カクヨムに参加したことで、ふともう一作書いてみようと三部作にしてみました。これもカクヨムの恩恵でしょうか。
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