自分で作った本に執筆を促されることに

 自作ながら本という形になると雑誌の片面、あるいは新聞の四分の一紙面とは違う喜びと重みを感じましたね。執筆から印刷、製本と時間も要しますから尚のことでしょう。達成感も一段と増します。それと同時に欲というものも出て来ます。それは単純で次の一冊を作りたいという欲望です。


 しかし、それなりの文字を書かないと本の厚みは出せない。やはり10万字程度は最低でも必要です。「風の悪戯」でも14万字程度はあるので、それに近い文字を連ねないと本らしくはなりません。そこで次に取り組んだのがその当時乗っていた車のレビュー。これをエッセー形式にして書いたらどうだろうかと、納車された日からのことを綴ってみることにしました。


 車のレビューは何度か書いていますが、あくまで雑誌用の限られた文字数ですから、それを細かく書いて膨らませていくという方法を選んでみました。その車は何年も憧れてようやく手にしたものだったので書きたいことは山ほどある。車種はここではお答えできませんが、世界でベンチマークと称される車です。


 納車になった夜、家族とちょっと一回りしようかとエンジンを掛けたもののライトの点け方がわからなかったこととか、どこどこへ家族でドライブに行った。どんなトラブルが発生したかなど、インプレッションを兼ねて思い出などをストレートに書きまくりました。


 結果、なんとか11万字まで到達してなんとか本の制作の権利を獲得。なんとか二冊目の完成に至りました。リアルな話でご紹介は出来ませんが、こうしたことを経て次の目標が見えて来ましたね。

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