『作文嫌いの🦍が文章を嗜む🦍になるまで』

初投稿のレビューがなんと全国誌に掲載

　これは愛車レポートなるものです。カー雑誌に掲載されていて、いかにも素人っぽい文面が面白く、雑誌の中では新鮮にも感じましたね。同時に思ったのは、この程度の話なら自分にも書けるんじゃないかということ。コンテストとかじゃないですからね。

　要は自分なりの文章で愛車を紹介すればいい。当然、文字数などの制限もあるので、そこにうまくまとめる必要があります。もちろん内容もしかりです。出だしはどうする？最後の〆は。何日も考えましたよ。今と違ってメールとかありませんから、投稿は原稿用紙。当たり前ですが手書きです。

　いきなりは書けませんので、主に新聞に付いてくる広告の裏を使います。ザラザラしてるのが好きです。書いて直して、文字を数えて。実際どのくらいやってたのかまではもう記憶にございませんって感じですが、夢中になりましたね。

　そんなある日のこと。何気に立ち寄ったコンビニで雑誌を広げて驚いた。なんと私の投稿したものが掲載されている。写真付きです。もう見た瞬間は喜びの前に呆然にも近い感覚になりましたね。宙に浮いてるような。しばらくそのページに見入っていました。当然のごとくそれを買って家に帰ってまた何度も見ました。

　手書きの文字が活字となって誌面に出る喜び。たまたま掲載されたとしても、それは自分でも書けるという自信を大いに与えてもらったような気がします。今もこのページはファイルに入れて大事に残してあります。マイコレクションです。住所、氏名も掲載されてるのでレビューを読んだ人から何人か手紙が届きました。