どうせならオリジナルの歌をが作詞の始まり

 中学三年の時にクラスにギターが上手い奴がいて、やはり「かぐや姫」が好きなことから意気投合。初めて聞いたそいつのギターに魅了された私は早速毎日のように通って教えてもらいました。この頃のなると好きなものにはのめり込めるほどの集中力が付いていたようです。


 やがて小遣いの半分をローンに当て、ギターを購入。指の皮が剥けて血がにじむほど練習しました。もちろん楽譜も買いました。ギターを弾き歌詞を見つめることでより四畳半ソングの風情や哀愁を感じたりもしましたかね。


 ギターもそれなりに上達すると、例のごとく変わり身の早さでいつかはミュージシャンだと、いつか訪れるであろうその時に備えて…かどうかは知りませんが、自分のオリジナルの歌を作ってみたいと思うようになり、まずは作詞から着手しました。


 これが「ちょっと…女詩」のルーツでもあります。当時は女性よりも男性の歌詞の方が圧倒的に多かった。初めて書いたのは、「ひまわりの咲く公園で僕は」です。タイトルだけだといかにもフォークソングって感じがしますよね。それらはノートの書き綴っていまして、未だにそれは手元に残っております。


 で、詩だけでは歌えないので適当にメロディを付けていくのですが、それこそ簡単な曲調ばかりで、曲を付けたのも数作だけ。いずれにしても当時の詩は今から見るとお笑い種って感じですけどね。


 作詞は詩を書き始めたルーツであることは間違いありませんが、一曲の中に感情や情景をどのように混ぜ込んでいくか。つまりは作詞をすることが掌編小説のルーツにもなってるでしょうか。

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